ウルトラマンゼノン ウルトラの奇跡   作:ウルトラゼロNEO
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ウルトラマンマックス参上! part3

 

 

「ウルトラマンが…もう1体も…!?」

 

 

町を守らんと言わんばかりに町に背を向け2体の改造怪獣に取っ組み合う2体のウルトラマンを見て、出撃していた熊野が信じられないと言わんばかりに改造ゴモラと戦闘を繰り広げるマックスの姿を見つめる。

 

 

「ショワァッ!!」

 

 

改造ゴモラはマックスの存在に驚きながらも、その脅威の尻尾をマックスの頭部目掛けて放つも、マックスは目にも止まらぬ速さで改造ゴモラの背後に回り込み、尻尾を掴むと改造ゴモラの尻尾を掴み、脇に抱え。改造ゴモラの抵抗を制し、そのままグルグルとジャイアントスゥイングの要領で回転し投げ飛ばす。

 

海面に打ち付けられ、周囲に大きな波ができる。怒りを表すような咆哮を上げながら改造ゴモラは何とか起き上がるが前方にはもうマックスはいなかった。

 

 

「ジェイァアッ!」

 

 

上空に影が映る。何なのかそれは次の瞬間、自分の頭部に響く鈍い痛みで改造ゴモラは理解できた。マックスが飛び上がって攻撃してきたのだろう。マックスは静かに着地し再び改造ゴモラへ向かっていく。

 

 

 

──Max Power!

 

 

 

その力強い一撃一撃は確実に改造ゴモラをに響いていく。

 

 

 

──Max Speed!!

 

 

 

その素早い動きの一つ一つは改造ゴモラを翻弄していく。

 

 

 

──Max!Max!Max!

 

 

 

その姿は見る者に勇気を与える。まるでマックスの姿は自分達の明日を導くような光にさえ見えるほどに。ウルトラマンマックスは改造ゴモラに果敢に向かっていくのだった…。

 

・・・

 

 

「キキョァッ!!」

 

 

そしてその光は一つじゃない。ゼノンと戦闘を繰り広げるベムスターはゼノンを上空から襲うが、ゼノンは悉く避けるためレーザーを発射する。背後には町がある。避ければ町に直撃する。そんなことはゼノンはしないと考えての攻撃だった。バリアを張ったところをすかさず別方向から攻撃する。それが改造ベムスターの算段だった。

 

 

「…」

 

 

まっすぐと伸びるレーザーをジッと見据えたゼノンは右腕を立て構え、ギャラクシーブレスレットに左手を添える。するとギャラクシーブレスレットは光と共にその姿を変えギャラクシーを模した巨大な盾…ギャラクシーディフェンサーとなり、これを構えることによって受け止める。

 

 

「ゼェアァッ!!」

 

 

そのままギャラクシーディフェンサーを前に突き出すとギャラクシーディフェンサーはその姿を変え、どことなく戦闘機を思わせるような短い十字型の武器…ギャラクシースパークへ変形し、ゼノンが腕を突き出したことにより一気に改造ベムスター目がけて進んでいく。

 

 

「キュァアッ!?」

 

 

飛んでいくギャラクシースパークはその先端が二つに分かれ鋭利な刃がキラリと輝く。そのまま飛行する改造ベムスターの背後を取り、両翼を切断する。切断されたことにより飛行能力を失った改造ベムスターはそのまま失速しそのまま海面に叩き付けられた。

 

 

「フッ…!」

 

 

ギャラクシースパークはゼノンの元へ戻り、ゼノンが右腕に押し付けるとギャラクシースパークは光と共にかつてマックスに授け、今はマックスの武器として使用されているマックスギャラクシーの発展型のゼノンギャラクシーに姿を変え右腕に装着される。

 

ゼノンギャラクシーをゆっくりと左手を摩るように動かすと、ゼノンギャラクシーのクリスタルが輝き、ゼノンギャラクシーの先端が変形、光の刃が現れ光り輝く。

 

 

「キキュアァアッ!!」

 

「ゼェアァッ!」

 

 

起き上がったベムスターはゼノンギャラクシーを見て本能的に危険だと判断したのか両目から再びビームを放つが、ゼノンはそのままゼノンギャラクシーでビームを切り払い、そのまま大きく振り被ると光の刃…ギャラクシーソードによって改造ベムスターを一刀両断にし撃破する。

 

・・・

 

同時にマックスも動いた。空に右手を上げ虹色の光線を放つと光線を放った方向から光り輝く鳥形の武器が接近しマックスの腕に装着されるとそのまま変形する。ゼノンがかつて授けた武器…マックスギャラクシーだ。

 

 

「ゼェアァアッッ!!」

 

 

ゼノンと同じような動作をすることでマックスギャラクシーにも光の刃が現れる。狙うは目の前で弱っている改造ゴモラだ。そのままマックスギャラクシーが装着された右腕を突き出すと、マックスギャラクシーからマクシウムカノンをも上回る必殺光線…ギャラクシーカノンを放ち改造ゴモラを木端微塵に撃破する。

 

 

「やったぞッ!!」

 

 

戦闘を見ていた長門や艦娘達は改造怪獣の撃破に大喜びをする。その間にゼノンとマックスは互いに近づき、頷き合う。

 

 

「私は一度、光の国に戻り今回のことを報告をする。それが終わったらこの宇宙のことを調べようと思う。それまではこの地球を頼んだぞ」

 

 

マックスはゼノンに向き合い、今後の行動を話すとゼノンは静かに頷く。それを見たマックスも頷き、そのまま空に飛び立っていく。マックスの姿はどんどん小さくなっていく。それを見送ったゼノンも空に飛び立っていくのだった…。

 

・・・

 

 

「ありがとう、私達を倒してくれて」

 

「…お陰でこの町の人類は、何より私達は救われました」

 

 

数分後、海辺の町でゴモラとベムスターに合流したユウマは彼女達からそれぞれ感謝の言葉を受けていた。改造怪獣とはいえ元は彼女達の本来の肉体であった為、ユウマは笑いはしないものの重々しく頷く。

 

 

「これからどうするの?」

 

「…どうしようかな。まぁどこか自然の中ででも生きようかな」

 

 

ユウマは彼女達二人がこれからどうするのか問いかけると、ゴモラとベムスターは互いに困ったような笑みを浮かべながら顔を見合わせ、ゴモラがユウマに答える。

 

 

「…良かったら家に来ないか?」

 

「…え?」

 

 

予想外だったユウマの提案に目を見開いて驚くゴモラとベムスター。彼は何を言っているんだと言わんばかりに顔を見合わせる。

 

 

「流石にそれは…ただでさえ今回の件であなたに迷惑をかけたのに」

 

「俺は大丈夫だよ。家主の伯父さんも説得して見せる。それに君達のその外見はあまりにも人間の目を引く。自然の中で生きようにも下手したら結局は人間の手で捕まるかもしれない。それに今までの姿とは勝手が違うだろうしね」

 

 

2体の改造怪獣、そしてナックル星人を倒した時点で幾ら感謝の言葉を並べても足りないのにこれ以上、世話になるなど出来なかった。そんなベムスターの言葉に首を横に振りながらユウマは柔らかい笑みを浮かべながら答える。

 

 

「本当に良いの…?」

 

「勿論」

 

 

ゴモラが控えめに改めて確認するように問いかけると、ユウマはゆっくりと頷き彼女達は顔を見合わせると…。

 

 

「「お世話に…なります!」」

 

 

口を揃えて彼女達はユウマに感謝する。この体にまだ慣れていなかったのは事実だからだ。それに純粋にユウマの気遣いが嬉しかった。

 

 

「えへへ…僕はゴモラ、改めてよろしく、ウルトラマン!」

 

「ベムスターです。ゼノン、これからよろしくね」

 

 

彼女達はそれぞれ改めて自己紹介をすると、彼女達の口から出たウルトラマンゼノンの名を聞き、大きく身体を震わせながら慌てて周囲を見渡す。

 

 

「この姿の俺のことはユウマって呼んで!一心同体とはいえ俺はアスノ・ユウマだから!」

 

 

幸い周囲は避難していて、人はいなかった。もし下手にゼノンが化けてるなどと噂されたら厄介だ。ゼノンの名しか知らない二人に人間である自分の名を口にすると彼女達はコクリと頷く。

 

 

(…宇宙、凄かったな)

 

 

ゴモラとベムスターと歩きながら、ふと空を見上げるユウマ。ナックル星人によって宇宙に運ばれた際、薄れている意識の中で自分は確かに宇宙を見たのだ。間近で見る太陽など宇宙には引き込まれる要因が沢山あった。宇宙の魅力に惹かれながらも家に帰るのだった。

 




<次回予告>

ナックル星人の宇宙船から地球に落下した怪獣の幼体を軍が回収した。軍はスパークドールズの研究を進めていたソーフィが開発した新たなリーディバイスをこの怪獣で実験することを決める。またナックル星人の件で前々から言われていた艦娘の説明をしなくてはいけなくなった軍は艦娘と共に新たにリーディバイスとスパークドールズの事を大々的に発表しようとするが…。

次回…善悪の力







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