オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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こっちだって仕事やら色々あるのに・・・こっちの気持ちも考えてほしい。


PHASE-101「シナンジュ・スタイン 2」

 

 

「数ばかりごちゃごちゃと!」

 

 

アレス達が見ている手前、不審に動くことは出来ない。ショウマの

シナンジュ・スタインはハイ・ビーム・ライフルを構えて発泡。迫る

ウィンダムを簡単に撃墜してゆく。そしてビームサーベルを左に構えて

振り上げる。真っ二つに切断されたウィンダム・・・・・内部から電流が

放出されそのまま爆散。

 

 

 

「ええい!まだ来るか!」

 

《我々は認めぬ!地球連合が掲げる女性主義を!》

 

《邪魔者は消す!》

 

「どうやら・・・・・君たちとはお友達になれそうにないな」

 

 

スタインはバーニアを吹かして、ウィンダム2機の背後に回り込む。そして

ビームサーベルを横に一閃。コクピットを斬り刻み、更にはビームライフルを

発泡する。爆発がまた発生する中で、スタインの背後にもう1機のウィンダムが

迫る。ビームサーベルを抜刀し、スタインに襲い掛かる。

 

《へっ!偽善者集団が!》

 

「こいつもっ!」

 

 

ウィンダムのパイロットは技量で機体性能を補い、スタインと同等に立ち振舞う。

サーベルでの激しい打ち合いは激しさを増し、火花を散らしてゆく。

 

 

《これ以上ザフトの自由にさせるかい!はああァァァ!!!》

 

「くっ!やられよ!」

 

 

ギリギリで交わした斬撃をサーベルで振り払うスタイン。

 

 

「死ねッ!」

 

《な!?・・あああァァァ!》

 

 

コクピットに目掛けて、サーベルを突き刺す。それを何度も繰り返し、

機体が爆散すると同時にスタインは戦闘区域から離れる。ショウマは

サブモニターでリィズの戦闘を見る。

 

 

「ああもう!本当にしつこなァ!」

 

 

MA形態のギャプラは人型に変形し、ビームライフルを放つ。迫るウィンダムを

撃墜。ビームサーベルを二刀流に構えて、ウィンダム2機を同時に斬り伏せる。

真っ二つになった機体は爆発。スタインはMA形態に戻ったギャプランに乗り

そのまま格納庫の基地へ向かう。

 

『ショウマさん、あの人達少しは私達のことを信用してくれましたかね?』

 

「どうかな。恐らくアレス君や箒君はまだ信用していないだろうな・・・」

 

『ふーん・・・道のりは長いな~』

 

リィズは通信を切る。再びコクピットに静寂が戻ったのも束の間・・・また

通信が入る。sound onlyと表示されたと同時に、通信の主が口を開く。

 

 

《やあやあショウマ・バジーナ君。わたしが調整したスタインの

調子はいかがかな?ちなみにギャプラも》

 

 

「"ドクターD"か・・・俺の相棒はもちろん、リィズのギャプランも

いい調子ですよ。さすがは"変態"と呼ばれることのだけはありますね」

 

《やめてくれよ。それはもう昔の話さ・・・さて、議長に

盗聴されるとまずいからそろそろ通信を切るよバジーナ君》

 

「はいよ」

 

《それと・・・くれぐれもテスタロッサ議長には気を付けたまえ。

彼女は良からぬことを考えている・・・慎重に行くんだ》

 

 

"ドクターD"・・・彼の通信が終わり、ショウマはサブモニターに視線を向けた。

 

 

 

 

「やれやれ・・・また厄介なことが増えそうだな」

 

 


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