オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-104「和解と3機のゼータ 3」

「俺専用にカスタムマイズされてるのか?」

 

「マジかよ・・・しかもXラウンダー専用って」

 

「翔真、ニック!敵が来るぞ!」

 

『同じのが3機居たところで!』

 

『倒すのみ!』

 

『はあああァァァ!!!』

 

長瀬 湊が送り込んだ刺客。Xラウンダーで構成されたトリプルシスターズ。

専用にカスタマイズされたグフイグナイテッドの3機がゼータ達に迫る。

翔真が駆るレッド・ゼータとニックの駆るバスター・ゼータが迫るグフに

ビームサーベルで応戦する。和馬の駆るホワイト・ゼータは光りに包まれ

やがて高速に移動し、残像を残してゆく。

 

『な、なに!?質量を持った残像だというの!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡る事数時間前―――――大東に連れられ、翔真はある場所を訪れていた。

イギリスにあるMS運用試験施設。翔真は真耶に付き添われ、施設へ入る。

すると翔真達の前にある人物達が姿を現す。

 

「久しぶりだな・・・・・・翔真」

 

「和馬さん・・・」

 

「真耶さんこんにちは」

 

「あ!こんにちは・・・ギンガさん達もこの世界に?」

 

 

真耶がそう尋ねる―――二人は頬や額に治療を施されていた。

 

 

「うん。色々とね・・・ほらカズ。翔真君に言うことがあるでしょ?」

 

「ああ。翔真・・・」

 

和馬が何か言い掛けた時―――大東が二人の間に割って入る。

 

「二人共。君達が話し合う前に、やって欲しいことがあるんだ」

 

「「やって欲しいこと・・・?」」

 

翔真と和馬の二人は大東の案内でMSが納められた格納庫へ入る。入るなり

ライトが点灯する。光りに当てられ、姿を現したのは2機のMSだった。

 

「こいつは・・・ガンダムMk-Ⅲじゃないか・・・」

 

「左にあるのはガンダムMk-Ⅱ・・・」

 

二人の視界に入ったのはRX-178 ガンダムMk-ⅡとMSF―007 ガンダムMk-Ⅲ。

このニ機はソレスタルビーイングを支持する組織と"テイワズ"の技術力で

完成したものだった。大東の話によれば、この2機を試験運用し欲しいとの

依頼を受けたのだ。ザフトに対抗する為のガンダムというコンセプトを元に

建造された2機。翔真はMk-Ⅱへ、和馬はMk-Ⅲへ乗り込む。それぞれ機体を

稼働させ、システムや機体の調整を確認する。

 

 

「和馬さんとの模擬戦しろって、あの人は何考えてるんだ」

 

「やるからにはきっちりやらないとな」

 

 

やがて2機のメインカメラのデュアルアイに光りが灯る。翔真と和馬は

前方に互いを捉えると、ビームライフルを向ける。ギンガと真耶が見守る中

大東の合図で、試験運用を兼ねた模擬戦が開始される。

 

 

「はああ!!」

 

「遅い!」

 

Mk-Ⅱはビームライフルを構えて発泡する。対するMk-Ⅲはシールドで

砲撃を防ぎ、ビームサーベルを抜いて翔真の操るMk-Ⅱに近づく。

翔真は機体を上昇させ、ハイパーバズーカを放つ。

 

「ちぃ!」

 

砲弾が地上にぶつかり、その衝撃によりMk-Ⅲの姿勢が崩れる。

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

着地したMk-Ⅱはビームサーベルを抜く。同時にMk-Ⅲも姿勢を立て直し

ビームサーベルを構える。やがて二機は再びぶつかり合う。

 

 

 

 

 

 

 

 


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