オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-107「対等」

 

 

和馬、翔真、ニックの3人はそれぞれは自分の能力に適応したゼータを

操り、ゼダスを追い詰めてゆく。ニックが操るバスターゼータは専用の

武装である大型のビームランチャーを放ち牽制してゆく。

 

「あんたもXラウンダーなんでしょ?だったら、同じ

Xラウンダーに殺されても文句ないでしょ、えぇ!?」

 

「・・・悪いな」

 

大型ランチャーをしまい、バスターゼータはビームサーベルを高速抜刀。

即座にゼダスのコクピットに突き刺す。

 

「そ・・・ん・・・な・・・」

 

「戦いを遊びとしか感じないお前等は生きるべきじゃない。

ザフトに利用される前に、俺が葬る」

 

「くッ!くそがァァァァァ!!!!」

 

 

パイロットの少女は叫び、やがて機体と共に散ってゆく。翔真もまた

対等していたXラウンダーの操るゼダスを撃破する。しかし、翔真達に

近く機影が姿を現す。モニターに表示された型式番号は――――――

 

 

「ZGMF-X666S レジェンド・・・」

 

《翔真、お前はレジェンドを頼む》

 

《俺と和馬が残りのゼダスを相手にする!行ってこい!》

 

「・・・了解!」

 

翔真が操るレッドゼータはビームサーベルを抜刀。対するレジェンドもまた

デファイアント改ビームジャベリンを引き抜き、レッドゼータに振り下ろす。

レジェンドと対等した翔真は、ぶつかり合う瞬間妙な気配を感じた。

 

「なんだ・・・この感じ。俺は知っているのか・・・?」

 

「貴方には分かるはずですよ。なにせ私は・・・」

 

「誰だ・・・誰なんだ君は!」

 

「私は・・・"白雪 明日菜"ですから。忘れるはずないでしょ?」

 

「な・・・!?」

 

レジェンドのパイロットの少女は確かに"白雪 明日菜"と言った。しかし

明日菜は既にこの世にはいない。翔真が困惑する中で、レジェンドのパイロット

長瀬 湊は続ける。

 

「私は彼女の仮の肉体として作られたクローン。貴方には分かる」

 

「(そんな・・・やっぱり俺や明日菜が・・・いらない介入ばかりしたから

生まれるはずのない子まで生まれてしまった・・・)」

 

「議長は私を救い、救済の手を差し伸べてくれた!議長の行く手を

阻むなら、せめて白雪明日菜の器である私が葬ってあげましょう!」

 

 

レジェンドが迫る。レッドゼータはビームサーベルでジャベリンを受け止め

機体を突き放す。

 

「もうすぐ世界は作り直される。その世界に貴方の居場所はない!」

 

「くっ・・・!」

 

「これで・・・!・・・何!?援軍!?」

 

レジェンドの背後に、イギリス軍が所有する量産型MSリゼルの部隊が

レジェンドに対して銃口を向けていた。

 

「ここまで・・・ですか!」

 

「待てッ!」

 

去るレジェンドを追い掛けようとした翔真。だが和馬やニックに止められた。

今回の戦いを引き金に、遂にザフトはソレスタルビーイングを匿うイギリスを

反乱勢力とみなし、イギリスに攻めこもうとしていた。誰かによって仕掛けられた

イギリスが所有する超高出力レーザー衛星によるザフトの基地壊滅とい惨状に

プレシア・テスタロッサは、怒りを露にし直接指揮を取る。彼女が作った最強の

エース部隊「フィーネ」と共にザフト最大規模の戦力が翔真達に迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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