オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-110「イギリス防衛戦 3」

 

 

「これより"フィーネ"所属のパイロットは私の指示で動いてください。

箒さん、楯無さんは私と共に前衛にいるリゼルを一掃。アレスさん、

マリアさん達はそのまま私達に続いてイギリス本部を攻めてください」

 

プレシアの推薦メンバーで構成されたエース部隊フィーネ。部隊の

隊長を任されたのは湊であり、各パイロット達はそれぞれ指示に従い

箒のデスティニー、楯無のフォースインパルスが砲撃を始める。

 

「そこを退けェ!」

 

「はぁァァ!」

 

デスティニーとインパルスは交互にビームライフルを射ちながら

近付くリゼルをフラッシュエッジブーメラン・ヴァジュラビームサーベルで

斬り伏せ、爆風を払いながら突き進む。

 

『ちぃ!ザフトのエースかよ!?』

 

『私達は無実だ!貴様等ザフトは、そうまでして

私達を排除しようというのか!』

 

「黙れッ!貴様等とて、衛星で基地を焼いたクセにッ!」

 

 

2機のリゼルがビームサーベルを振るう。対する箒のデスティニーは

それ等の攻撃をアロンダイトで受け止める。やがてインパルスが

ビームライフルで狙い撃ち、リゼルは撃墜される。

 

「楯無さん!」

 

「忘れてたァ?私も赤なのよ・・・ん?あれは・・・」

 

「・・・!ガンダムタイプ・・・まさか」

 

デスティニーとインパルスに迫る新たな機影――――自分専用にカスタマイズし

新たなる機動性と運動性能を手に入れた、風鳴翼専用 アヴァランチエクシアと

イノベイター専用機である翔真操るレッド・ゼータが二機に立ち塞がる。

 

 

「防人として・・・戦士として・・・貴様等を通す訳にはいかないッ!」

 

「デスティニーは箒、インパルスは楯無さんか!?やるしかない」

 

 

翼操るアヴァランチエクシアはGNソードを構えてデスティニーに向かう。箒は

フラッシュエッジブーメランを放ち、立て続けに高エネルギー長射程ビーム砲を射つ。

エクシアはフラッシュエッジを粉砕し、ビームを避ける。

 

「くっ!?あの実体剣、とてつもない破壊力を秘めているのか!?」

 

「防人の歌、聞くがよいッ!」

 

エクシアがGNソードを振りかざす――――――だが、デスティニーの目の前に

ある機体が立ち塞がり、エクシアの斬撃を食い止める。

 

《やるわね。貴女の剣・・・なかなかだわ!》

 

「!?・・・馬鹿な・・・何故、何故"マリア"の声が!?」

 

音声通信――――その声は聞き馴れた者の声だった。

 

 

《貴女・・・私を知っているの?でも、私は貴女を知らないわ!》

 

「(クリス同様に、並行世界同一人物のマリアか・・・!

全くッ!戦いづらい相手だ・・・!)」

 

 

デスティニーの前に現れたのは、アレスの部下である"マリア・カデンツァヴナ・イヴ。

翼にとっては自分の世界では仲間の一人・・・しかし、今目の前にいるマリアはクリス同様

並行世界同一人物だ。翼は再び、機体を加速させる。

 

「例え並行世界のマリアだろうと、防人の剣は下げられないッ!!」

 

「面白いわね。敢えて挑んでくる心意気は良しッ!」

 

 

バルバドスに似たフレームを持つ機体、"ガングニール"がエクシアに立ち向かう。

一方でフライトユニット乗ったザクウォーリアを次々と撃墜していた和馬とギンガ。

そんな二人にも、新たなる者達が迫る。

 

「見せてもらおうか、神宮寺君の実力とやらを」

 

「悪いけど、通してもらうから!」

 

「和馬!」

 

「あの機体は・・・シナンジュ・スタインか!それにギャプランか!?」

 

 

ギャプラン(MA形態)に搭乗したシナンジュ・スタインが近付く。スタインを操る

ショウマ・バジーナは笑みを浮かべ和馬の操るホワイト・ゼータにライフルを向ける。

 


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