オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」 作:どこかのシャルロッ党
「風鳴 翼・・・!クアンタ・アメノハバキリ、いざ参る!」
「各員下がれ!アメノハバキリが出るぞ!」
リーダー各の整備員の合図で全員が機体から離れる。翼専用に開発され、調整した機体ダブルオークアンタ・アメノハバキリ。クアンタをベースに改造された専用機。翼はゆっくりと目を開けて正面コンソールパネルにある差し込み口にペンダントを入れた。そうこの機体はある人物が造り出した"シンフォギアシステム"を搭載していた――――――
「―――Imuyteus Ameno Habakiri tron――――」
"聖詠"と共にアメノハバキリの装甲が再構築され、両腕に鋭いソードブレードが装備され脚部にはバーニアやホバー機能を備えたブレードも装着され、背部にはウイングの機能も備えた4つのソードが装備された。
「(シンフォギアシステムか・・・なんとか使いこなしてみせる)」
「あら、再びといったところかしら」
「マリアか・・・」
クアンタ・アメノハバキリの前にマリアの駆るガンダム・ガングニールが立ち塞がる。彼女の機体も"シンフォギアシステム"を使用し、外見も変わっていた。背部にある二本のソードブレードを構え、アメノハバキリはガングニールの攻撃を交わす。
「くっ!」
「まだだ!」
両手に持ったソードブレードを連結。それをガングニールに向けて振るうアメノハバキリ。
―――蒼ノ一閃―――
「衝撃が!?」
「例え、お前達が塞がろうとこのまま引くわけにはいかない。行くぞマリア!」
「(まさか、私がここまでやられるなんて・・・けど、アレス隊長の為にも!)」
ガングニールは槍を向け、対するアメノハバキリもソードブレードを構えた。
場所は変わり地上ではナガスミのウイングガンダムフェニーチェリナーシタがアレスの操るガンダム・エクシェスにより苦戦を強いられていた。
『退け、お前を相手にしてる暇はない』
「マルス・・・いやアレス!お前は間違ってる!こんな事してお前の家族が喜ぶのか!?」
『何故貴様がそれを・・・』
「ツバサ先輩から聞いたんだ・・・お前が家族を失って、変わってしまったことを。けどな、復讐したって何もならないんだぞ!戦いは辛いだけだ・・・それにお前が今やってることは、お前の家族を殺したテロリスト達と何も変わらねーぞ!」
『ッ!?黙れ・・・お前に何が分かる・・・目の前で家族を殺され、名ばかりの正義を語る奴等は誰も救ってくれなかった・・・綺麗事ばかり・・・並べるな!』
「なに!?」
リナーシタのコクピットにドラグ・ファングが激突し、コクピットを半壊する。
「ぐああああああ!?」
「ナガスミ・・・!」
コンソールが爆発し、ナガスミは爆発の際に機器の破片が片目に突き刺さり声を上げる。そしてエクシェスの攻撃でリナーシタは大破し地上へ落下する。
「アレスッ!」
『はぁ・・・はぁ・・・』
ツバサのバルバトスルプスが飛び掛かろうとした時、ダブルオーライザーがエクシェスの前に立ちはだかる。
「アレス・・・お前の相手はこの俺だ」
『綾崎翔真・・・!』
だが、アレスと翔真の他にもう一人の介入者が現れる。
『熱源!・・・ッ!』
「やあアレス君、初めてましてじゃないね・・・久しぶりだね」
「大東さん・・・」
ダブルオーライザー、ガンダム・エクシェス、千式はそのまま対等しつつも動こうとはしない。