オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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ようやくクロスレイズ半分クリアした~!ウイングガンダムゼロカスタムはやっぱりカッコいいね。


最終章 君は僕に似ている――future Destiny――
PHASE-119「プレシア・テスタロッサ」


 

 

「随分と久しぶりだなアレス」

 

「・・・呑気に話し掛けるとは、相変わらずだな」

 

「用件はなんだ?・・・そこにいるのは分かってるんだぜ、プレシア議長」

 

 

翔真がそう言うと、物陰からプレシア・テスタロッサが現れる。翔真はアレスに連れられプレシアと共に基地内にある応接室に場所を移した。翔真は両手首を拘束され身動きはあまり出来ない。

 

 

「こうして会うのは初めてかしら」

 

「そうだな。そんで、俺をどうするおつもりで?民衆の前に晒して俺を処刑しますか?

戦場を混乱に陥れたソレスタルビーイングの要でもある綾崎翔真を・・・俺をね」

 

「それも案外悪くないかもね?けれど、私としては貴方を騎士としてザフトに入って欲しいわね」

 

「議長、今なんと・・・聞き間違いじゃなければ綾崎翔真をザフトに入れたいと聞こえたのですが」

 

「アレスは少し黙りなさい・・・異論があるのは分かるけど、今はその時じゃないわ」

 

 

プレシアは翔真に視線を向ける―――――

 

 

「私としては貴方やアレス、それに箒達もいればこの世界を革新出来ると信じているの。

イノベイターの力とSEEDを持つ者達やニュータイプによる新世界を・・・その為に貴方が欲しいわ」

 

 

すでにプレシアは翔真自身が純粋種のイノベイターである事を把握し、更にはあまり解明されていない"SEED"や、ニュータイプまで把握している。翔真が警戒を強める中でプレシアは笑みを崩さず更に話を続ける。

 

 

「この世界には、私が知る限り15万人程がSEEDやイノベイターになる可能性を秘めているわ。特殊な力を持つ者達が造り出す世界を私は実現させるの・・・その為に貴方の力が必要なの・・・綾崎翔真」

 

「残された人達はどうなる?」

 

「残された人達・・・ああ、オールドタイプと呼ばれる者達に居場所なんてないわ」

 

「なん・・・だと?」

 

「オールドタイプの人間がいたところで何が出来るの?何の取り柄もなく、ただ潰し合う劣等種など不要なの。その点、能力を持つ者達が覚醒し、共に分かり合えば争いのない世界なんて簡単に作り出せる・・・私は、その世界を造る為に私なりの"デスティニー・プラン"を実現させるの」

 

「デスティニー・プランだと!?」

 

「けど、かつてそれを提案したギルバード・デュランダルとのは違う仕様よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネルバが補給を受けているジブラルタル基地。ショウマ・バジーナとリィズはある者達と連絡を取っていた。二人はザフトの赤服ではなく黒い服装に身を包み、ある物が飛来するのを待っていた。

 

 

「短い間だったけど、仕方ないですよね」

 

「箒君達には悪いが、我々も・・・いや、俺達とて議長のやることには反対なんでね」

 

「・・・あ!ショウマさんあれ!」

 

「来たか。さすがは響、仕事が早いな」

 

 

"見えざる傘"を解除し、荒波を立て接近する2機のMS。二人が待つ海岸に到着したのは海賊仕様に開発された"ガンダムAGE-2 ダークハウンド"とG-バウンサー改めG-サイフォス。二人はそれぞれの機体に乗り込み、機体を起動させる。

 

 

「さあ、最後の任務と行くか。ここで騒ぎを立てさせてもらう・・・

時空海賊ビシディアンの首領として、立ちはだかる!ショウマ・バジーナ

ガンダムAGE-2 ダークハウンド発進する」

 

「G-サイフォス、いっくよー!」

 

2機は同時に立ち上がる――――それと同時に複数のビームがジブラルタル基地に飛来する。

 

 

「よぉし、未来行くよ!」

 

「うん。響と一緒なら!」

 

 

複数の機体を引き連れ、時空海賊ビシディアンがジブラルタルに強襲に出る。

 

 

 

 

 

 


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