オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-120「ダークハウンド対エクシェス 前編」

時空海賊ビシディアン――――時空管理局や地球圏連合軍が行方を追っている海賊組織。構成員は管理局や地球連合軍の元兵士達で構成された組織であり、汚職や武装の横流しや横領、MS強奪などに関与した政治家や部隊などをターゲットに強襲を繰り返しては戦いに必要な物資を両軍から奪取し、挙げ句には戦闘部隊を壊滅させた実力を持つビシディアン。中でも要注意人物とされているビシディアンの首領 "キャプテン・アッシュ"。

 

 

「どうした?その程度か!」

 

 

かつて地球圏連合軍が"救世主計画"として開発した機体。ビシディアンによって奪取されたAGEシリーズの1機、ガンダムAGE-2。それを海賊仕様に改修したガンダムAGE-2 ダークハウンドはビシディアンの象徴として恐れられてきた。キャプテン・アッシュ・・・いや、ショウマ・アッシュはバジーナという偽りの名前を捨て、本性を現す。

 

 

「そらぁ!」

 

武装の1つであるドッズランサーを突き放ち、ザクウォーリアやグフなどの武装やウィザードパックを粉砕してゆくダークハウンド。基地から次々とMSが出撃する中でショウマ・アッシュは怖じ気ない・・・そしてダークハウンドは上空へ飛翔しバビの部隊に突っ込む。

 

『なに!?撃て!』

『なんて動きだ!?』

 

「マニュアル通りの戦いだと思うなよ」

 

 

リアスカートからビームサーベルを瞬時に抜刀し、一瞬にしてバビ数機を粉々にするダークハウンドは立て続けにドッズランサーを振るう。

 

 

「リィズ、響はダブルオーの奪取。未来は俺と一緒に基地を出来るところまで壊滅させる」

 

『了解!』

 

『そうと決まれば行くよー!リィズちゃん!』

 

『はい!』

 

響の操るデスティニーガンダムとリィズの操るG-サイフォスはダブルオーが運び込まれた施設へ。そしてダークハウンドと未来の駈るガイアガンダムが再び攻撃を始めようとした時前方から砲撃。

 

 

「未来!」

 

「はい!」

 

ダークハウンドとガイアは砲撃を交わす―――――だが、砲撃が止むと同時に2つの機影が二機に迫る。

 

「ち、進入を許すとは・・・」

 

「全く、酷いじゃないか。折角お楽しみだったのにさ」

 

「(アレス君か・・・面倒だな)」

 

 

行く手を阻んだのはアレスのエクシェスとロランのウーンドウォード・ラーⅡ。ガイアのパイロットであり、元は地球圏連合のパイロットだった"小日向 未来"はガイアをMS形態へ戻すと、ロランのウーンド・ウォードに斬りかかる。

 

「お願いだから、引いて・・・!」

 

「くっ!これは確か連合軍に強奪されたガイアガンダム!?なぜそれがある!」

 

「ショウマさん、こっちは私に任せて・・・早く!」

 

「すまない未来。さあ、アレス君来たまえ!」

 

「・・・・・・」

 

 

上昇するダークハウンドとエクシェス。二機はやがて対等に向き合い、ダークハウンドはドッズランサーを構え、エクシェスはビームソード スケレトゥスを構えた。

 

 

「やはり裏切ったか・・・ショウマ・バジーナ」

 

「気づいたか。悪いね・・・俺も、彼女の言う世界とやらには興味がなくてな」

 

「(チィ・・・戦闘後を狙って来たか・・・増援は望めない・・・やってくれる)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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