オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-08「激突」

 

 

「行くぞ!エクシア!」

 

翔真の駆るアヴァランチエクシアがGNソードを

展開して最初に接近するインパルス、ガイア、

アビスの右腕や足を即座に斬り裂く。

 

「「「ッ!!??」」」

 

「あの機体は?」

 

「オイオイ!何だよあの速さは!?」

 

湊、ネオはモニターでエクシアの機動性を見て

驚く。だがそれだけではない。

 

キュイィィン!!

 

「ッ!!」

 

 

「これは・・・・頭が急に!」

 

二人は何かの気配感じ白いイナズマが頭の中に

駆け巡る。湊はエクシアを見ながら・・・

 

「(なんでしょうか、この懐かしい感じは・・・

でもそれと同時に悲しみがあるのは何故?)」

 

湊はいつの間にやら涙を流していた。エクシアから

感じ取れる懐かしいという感情のせいだろうか。

 

「今度は何だってんだ!」

 

ネオの駆るフラッグが人型に変形してビームサーベル

を抜きエクシアの後方から斬りに挑む。しかし

 

「遅い!」

 

翔真はフラッグの攻撃を避ける。エクシアはGN

ビームサーベルとダガーを同時に投げてフラッグに

見事命中する。右腕や左足に突き刺さり爆発が起き

ネオはその場から離れる。

 

「・・・この俺が攻撃を読まれたとはな、仕方ない

つかさ!エリカ!撤退するぞ!」

 

「し、しかし!」

 

ネオの下した命令に反論するエリカだが

 

「このままじゃこちらがやられるぞ、無駄な戦闘は

避けるべきなんだよエリカ。俺の言ってる意味が

分かるな?」

 

「・・・了解」

 

「でもあの蒼い機体、なんだろうね」

 

ネオはエリカとつかさを引き連れて撤退する。

戦闘をコクピットのモニターから見ていたリンネは

小さく呟く。

 

「・・・その道を取るなら今後はかなり険しく

なるぞ・・・・翔真」

 

 

一方で翔真はウイングガンダムルシフェルと

戦闘に入っていた。

 

「あのウイングゼロに似た機体は・・・一体」

 

「悪いですが落とさせてもらいます!」

 

ルシフェルはビームサーベルを抜きエクシアに

近付く。

 

「・・・させるか!」

 

エクシアはGNソードでルシフェルの左翼スラスター

を見事に斬り次に左手にGNロングブレードでメイン

カメラを破壊する。

 

「そんな!」

 

「コクピットは避けたんだ・・・大丈夫だ・・・

ニャル子!撤退するぞ!」

 

「は、はい!」

 

アヴァランチエクシアとエピオンは急いで戦線を

離脱する。

 

 

 

 

 

 

 

この戦闘は翔真の介入により終わりを迎え箒達も

撤退する。

 

 

 

 

 

 

 

 

プトレマイオスに帰還した翔真はエピオンから

降りて来たニャル子と再会を果たす。

 

「翔真さん!お久し振りです!・・うわああん!」

 

「よしよし、今は泣いても構わないから・・・」

 

 

 

 

 

 

あれからしばらく泣き止んだニャル子は翔真達に

事情を話していた。自分達が何故ザフトに入らず

第3勢力として戦っているのかを。

 

「大体は理解した。つまりニャル子達はプレシア

の思惑に勘づきこんな事をしているという訳なのか」

 

「ニャルちゃん、他の皆は?」

 

「はい、ちゃんと皆さん生きてますよ!」

 

「そっか・・ニャル子、エピオンで戦っ・・」

 

翔真、束、ニャル子が話していた時、先程の

会話を聞いて異を唱える者がいた。

 

「・・・・何が第3勢力として戦っただ!」

 

「・・・!」

 

「ニックさん・・・」

 

「例えどんな理由であれテロリストじみた事

をするのは間違ってるだろうが!」

 

「それは・・・・」

 

「そういう理由で戦場に出るな!まだそんな事

しなくても道があったはずだぞ!」

 

「・・・自分勝手な意見ですねニックさん」

 

「翔真・・・・どういう意味だ」

 

「話し合いで済めば戦争なんか起きないんだ

そんな理由で戦場に出るな?ニャル子の方が

完全に正しいと思いますよ俺は!」

 

「なんだと!」

 

「大体テロリストじみた事って言ってますけど

俺達は武力介入をするんです。だから・・・・」

 

 

「はぁ!?そんな話聞いてないぞ!」

 

「だがこれは皆で話し合った結果だ!あんたの

ようなわがままは通りしねぇんだ!」

 

「・・・!」

 

「気に入らないなら出て行けばいいでしょ!」

 

翔真は少しだけ怒りを込めてその場から立ち去る。

 

「ニャルちゃん、今はこっちにおいで」

 

「は、はい」

 

 

「何でこんな!」

 

「ニックさん、この世界を一番よく知っているのは

俺達です。ニックさんの言う事も分かるけどこう

でもしないとダメなんです・・・・今は」

 

「一夏・・・・ち、勝手にしろ!」

 

ニックもその場から立ち去る。一夏ははぁ~と

溜め息を付きながらも自分の部屋へと戻る。

 

 


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