オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」 作:どこかのシャルロッ党
『がっ!やる・・・!けど!』
「がら空きだよ!」
バルバトスルプスはソードメイスをシュルシャガナに振り下ろす――――しかしシュルシャガナは頭部に連結されたティルコンテナをサブアームとして展開し、ルプスを退かすとそのまま月面へと蹴り落とす。
「邪魔をしないでもらえるかな?」
『それは出来ない・・・貴方達がやって来たことは、決して許されることじゃない』
「罰は受けるさ・・・君達を倒した後でね・・・!」
『な、なに!?』
「もっとだ・・・全ての力を叩き込める力を・・・寄越せ、バルバトス!」
赤く煌めくデュアル・・・肩部アーマーから青い炎が吹き出したバルバトスルプスはソードメイスを構えてシュルシャガナに接近――――ソードメイスで打撃を与えて立て続けに腕部に搭載されたロケット砲を至近距離で放つ。
「はああァァ!!!」
『ッ!?阿頼耶識・・・シュルシャガナから伝わる・・・』
「へぇ、あんたも阿頼耶識・・・あるんだね。まあ関係ないけど・・・」
『やられるつもりはない――――Various shul shagana tron――』
聖詠がシュルシャガナから聞こえ、やがて機体は光りに包まれる。各部装甲が分解し再構築されてゆきピンクと漆黒のツートンカラーに染まったシュルシャガナが姿を表し反撃する。
『これで!』
――――α式・百輪廻――――
――――β式・獄糸乱舞―――
シュルシャガナから丸ノコが放たれ、バルバトスルプスはそれを小型メイスで弾いてゆくがシュルシャガナは立て続けに攻撃する。
「シンフォギアシステムか・・・厄介だけど!」
『シュルシャガナ・・・バルバトスをやっつける力を!』
バルバトスルプスとシュルシャガナが対等する中、ナガスミ操るガンダムヴィダールは切歌が操るイガリマを相手にしていた。
「出来れば君みたいな可愛い女の子とは戦いたくないな!」
『な、ナンパデスか!?悪いデスが、私には大切な人がいるデース!』
「よっと!上手くはいかないか!」
『喰らうデース!』
「女の子と戦うのは気が進まないが!」
翔真イズムを大切にするナガスミは出来れば可愛い少女である切歌とは戦いたくないが、切歌は断然やる気満々である。ヴィダールはフロントスカートにマウントされたハンドガンを連射。
『効かないデース!』
イガリマは武装である推進器内蔵鍛造鎌斧"ザババ"を振り回して弾を弾く。ライフルやハンドガンの乱れ撃ちをするもイガリマはザババで弾を全て撃破する。
「・・・近接しかないか」
『ふふーん・・・来れるものなら・・・!』
「仕掛けてやるよ!」
ヴィダールはバーストサーベルでイガリマに突っ込む。一瞬の隙を狙い、ナガスミは腰部バインダーにある替刃を三本を同時に射出するとそのままイガリマに突き刺す!
『キャアァァァァ!?』
「うらぁ!」
『なんて野蛮な!?』
「戦いに野蛮もあるかよ!」
『ならば――――zeios igalima raizen tron―――』
「なに・・・」
各部装甲が再構築され、中破していたイガリマは緑と漆黒のツートンカラーに染まり機体は完全に復元されていた。
「マジかよ!」
『仕返しデース!』
「ちぃ!そんな訳がわからねーねガンダムに負けちゃ、ガンダムパイロットとしてつとらまねぇ!はああ!『PPPPPPPPP!』なんだ!?」
『なんデスか!?』
『なにかが・・・来る!』
「この感じ・・・まさか!?」
バルバトスルプスとヴィダール、シュルシャガナとイガリマは何かを察知する。各機体は赤くデュアルアイを点滅させ硬直する。やがて月面から飛び出したのは――――――――
《――――――!!!!》
「・・・"ハシュマル"」
長い尾を持ち、大きな翼を広げた鳥のようなフォルム・・・それはガンダム・フレームにとって最恐の天敵MA"ハシュマル"。機体は硬直したままでありハシュマルはバルバトス達を捉えると素早い速さで接近する。
「―――来る!避けろ!」
「ちぃ!」
「切ちゃん!」
「くっ!」
4人は自力で機体を動かし、バルバトス達はハシュマルの猛攻を交わす。
《―――――!!!!》
「(まさかMAが・・・それもハシュマルかよ・・・!)」
4機のガンダムフレームはハシュマルを見上げる――――やがてハシュマルの周りに子機 プルーマが次々と出現する。