オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-22「宣戦布告と覚醒する少女」

 

 

フリーダムやウイングガンダムゼロのイギリス急襲の

映像を見た箒や鈴達。彼女達は戸惑っていたがつかの間

次は地球連合軍がザフト及びソレスタルビーイングに

宣戦布告を宣言した。連合軍はこの機会にザフトを

打倒する目標を掲げ敢えてこの宣言をした。

 

 

しかし、宣戦布告を聞いたプレシアは何も動揺せずに

地球連合軍の身勝手さに溜め息を付いていた。そんな

中情報機関からプレシアは連合軍が新たな兵器を開発

したと耳にしていた。その新兵器は連合が所有する

基地、ガルナハン基地あるらしい。プレシアはミネルバ

艦長スコールに基地攻略を提案して箒達をあちらへ

と向かわせる。

 

 

 

 

 

ミネルバのブリッジには箒、千冬、湊、鈴、ラウラが

集められスコールから作戦内容を聞いていた。

 

「良い皆?今回が初めての作戦になるわ。私達が

今から攻めるのは連合ガルナハン基地よ。でも

まずは連合軍の海域を抜けないとならないわ。恐らく

連合も仕掛けて来るわよ」

 

まず問題はミネルバで行くに当たりガルナハン

までは最初に海域を越えないとならない。しかし

基地周辺の海域は守りが固くここを突破しなければ

ならない。

 

 

「箒はフォースインパルス、千冬はセイバーガンダム

で空中を警戒に当たって。鈴とラウラはミネルバの

カタパルトデッキから敵の攻撃を頼むわね。湊は私の

指示があるまでは待機していて。以上よ」

 

「「「「了解」」」」

 

 

「了解だ。スコール、お前の指揮を頼りにしている」

 

「任せてちょうだい。今から少し厳しくなるわよ!

麻子、全速前進よ!」

 

「ラジャー」

 

ミネルバの操舵である冷泉麻子がだるそうに答え

スコールは艦長席のシートに座りミネルバはガルナハン

基地を目指し海域を突き進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三時間後、ミネルバは海域をなんの問題は無く

突き進んでいた。空中では箒のフォースインパルス、

千冬のセイバーガンダムが飛んで警戒に当たっていた。

 

 

 

しかし既にミネルバは連合によって囲まれていた。

 

 

「!・・・十時の方向に連合の艦隊を感知、これは

・・・・連合のデモイン級です!」

 

「確かイージス艦だったわよね、アリシア他には?」

 

「ッ!ミネルバの回りに艦隊が!艦長!」

 

アリシアが慌てたように報告する。

 

「なるほど。私達が来る事を事前に知っていたようね。

優花里、敵のMSは?」

 

「は、はい!敵MSは主にウィンダムばかりであと

一機未確認不明機がいます!」

 

と秋山優花里がスコールに報告する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして外では箒、千冬がウィンダムとの交戦に入る

 

「悪いがやらせてもらうぞ!」

 

フォースインパルスがヴァジュラビームサーベルを

抜きウィンダムの胴体を斬っていき撃墜する。

 

「こんな数を出してくるとはな!」

 

千冬は機体や艦隊の多さにビックリするがすぐに

集中する。セイバーガンダムは高エネルギービーム

ライフルでウィンダムのメインカメラを破壊する。

 

 

「喰らいなさいよ!」

 

ミネルバのカタパルトデッキでは鈴の操るガナーザク

ウォリアーがオルトロス高エネルギー長射程ビーム砲

を放ちミネルバに近付くウィンダムを一掃する。

 

ラウラもシュバルツェアグフで戦う。

 

 

「取り舵10!撃って!」

 

 

ミネルバから多数のミサイルが発射しデモイン級に

複数当たりデモイン級は爆発した。

 

 

 

「退けェェェェェ!!!!」

 

箒は叫びながら敵を倒していく。

 

 

フォースインパルスはビームサーベルを二本構えて

二機同時に撃墜する。

 

 

だがその時、インパルスに接近する機体がいた。

 

「あれはMAか!?だがデカイ!」

 

MAザムザザーがインパルスに攻撃を始める。

 

「チッ!」

 

フォースインパルスはサーベルを一旦収めてビーム

ライフルをザムザザーに向けて放つが陽電子リフレク

タービームシールドで防がれる。

 

「ビームが効かない!サーベルしかないか!」

 

「待て篠ノ之!あまり一人で勝手な行動は・・・・クッ!」

 

千冬はインパルスの元へ向かおうとするがウィンダム

によって阻まれる。

 

 

「デカイからと言っていい気になるなァァァ!」

 

フォースインパルスはザムザザーに近づきビーム

サーベルを降り下ろそうとしたが・・・・・・・

 

ザムザザーのクローに左脚を掴まれる

 

 

「・・・・・!」

 

ザムザザーはそのまま勢いよく海の方へインパルスと

共に落下を始める。

 

 

「うわあァァァァ!!!」

 

 

 

 

ミネルバのブリッジではアリシアが今にも泣きそうな

表情で箒を心配していた。

 

「箒!」

 

 

 

 

 

 

 

ザムザザーは落下寸前でインパルスは海面へと投げ

出され同時に左脚が破壊される。このまま行けば

やられるのはもう目に見えていた。

 

 

 

 

「(結局私は・・・・・・・・・・)」

 

 

箒はゆっくりと目を瞑る。すると今までの思い出が

頭の中で駆け巡る。最後にある場面が過った。

 

 

 

それはアリシアと初めて会った時の事だ。二人で

いろんな場所へ行って二人で泣いて、笑って、時には

喧嘩もするが箒にとって命を賭けてでも守りたい

アリシア・・・・・・・・彼女の心の中に再び闘志が灯り始める。

 

 

 

 

「こんな所で、こんな所で私はァァァァァ!!!」

 

叫んだと同時に箒の中で何かが弾けた。目はハイライト

が消えて赤色一色に染まる。

 

 

 

今、怒れる瞳の少女が反撃を開始する。

 

 

 


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