オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど･･･「本編完結」

PHASE-35「降臨する者」

既に艦隊での砲撃戦が始まっている中、ミネルバの

カタパルトデッキからMSが次々と発進する。

「篠ノ之箒、コアスプレンダー行きます！」

専用のカタパルトからコアスプレンダーが発進し

レッグフライヤー、チェストフライヤー、フォース

シルエットが順番に発進する。

空中でのドッキングを開始して、フォースインパルス

へと変わり箒はペダルを踏み込むと同時に敵艦隊の中に

突っ込む。

「織斑千冬、セイバー出る！」

「イーリス・コーリング、グフ行くぜ！」

「スタニック・デュノア、シュヴァルベ・グレイス

発進する！」

そして箒のインパルスに後を追うかのように

千冬のセイバーガンダム、オレンジ色に塗装された

イーリス専用機のグフイグナイテッド、ニックの

シュヴァルベ・グレイスが出撃する。

敵艦、タケミカズチの司令室。ネオはモニターに

移るミネルバを見詰める。

「やはり厄介だなあの艦は、先端に何か大型

ビーム砲があるかもしれんな。ま、早い所撃沈され

てもらおうか。全MS部隊の発進準備急げ！」

ネオが指示するとタケミカズチからガイア、カオス、

アビスが姿を現す。

「ザフトの奴等、倒す。西住まほ、カオス出るわよ！」

「早い所消えてもらわないとね？霧生つかさ

ガイア出るよ！」

「逸見エリカ、アビス行きます！」

カオス、ガイア、アビスが三機が出撃すると同時に

連合のタラワ級パウエル15隻からMSが複数機出撃する。主にジェットストライカーを装備したウィンダムが

出撃して来る。

「はああああ！！」

箒の操るフォースインパルスはヴァジュラビーム

サーベルを二本両手に持ち攻撃を始めるウィンダム

を斬っていく。

「またお前か！」

「アビス！」

海中からアビスが姿を現しビームランスを構えて

インパルスに近付く。

「･･･！」

しかし、インパルスは後ろの腰部にマウントされた

高エネルギービームライフルを取りアビスを近付け

させまいと乱射する。エリカはビームを避けて再び

海中へと潜る。

「「はっ！」」

別の空中ではウィンダムを海へと落としながら

まほのカオスガンダムと戦う千冬のセイバーガンダム

の姿があった。

「変形機構、厄介な物だが仕留める！」

カオスガンダムは機動兵装ポッドを駆使しながら

セイバーに攻撃を集中させる。

「そんな事で私は落とせん！」

セイバーは砲撃全てを交わし、カオスへと接近する

とヴァジュラビームサーベルを横一閃へと振るう。

だが咄嗟にビームクローを展開したカオスは斬撃を

回避する。

「私が押されているというのか･････あの紅い機体

落とす！」

「攻撃のパターンは全て見えている、今度こそは

返してもらうぞ！」

一方でイーリスはグフイグナイテッドで

ウィンダム数機相手にしていた。

テンペストビームソードを展開してウィンダムを

斬り裂いてゆく。

「私の敵じゃないぜコイツらは！」

「あまり前に出過ぎるなよイーリス！」

シュヴァルベ・グレイスを操りながらコクピット

でイーリスに通信越しで注意するのはニックである。

「心配すんなって、コイツらは私に勝てやしない

んだからさ！」

戦闘が行われている中でミネルバのブリッジでは

スコールが戦闘の様子を伺っていた。

「あれが連合側のタケミカズチという奴ね。麻子、

タンホイザーのエネルギーは？」

「95パーセントチャージ完了、いつでも撃てる」

「分かったわ、タンホイザーを使用するわよ！」

「了解、目標を敵母艦に設定」

ミネルバの先端から巨大なビーム砲タンホイザーが

姿を現し今まさにタケミカズチに向かって放たれよ

うとしていた。

しかし

「ターゲット確認、破壊する！」

飛来した一筋のビームがタンホイザーに貫通する。

タンホイザーは爆発を起こす。ブリッジは爆発の

衝撃で揺れ動く。

「ビーム！？索敵急いで！」

清香、アリシアが一斉に敵を探す、そしてモニターに

映し出された映像にスコールは唖然とした。

「あれは･･････ウイングゼロ！」

映し出されていたのは分離したバスターライフルを

構えるウイングガンダムゼロカスタムの姿だった。