オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-48「束にとっての翔真とは」

 

 

ミッドから帰還した翔真、マルス、ディアーチェ。

しかしバンシィノルンの能力を使いすぎた翔真は

コクピットから降りた途端に疲れから来る疲労感に

襲われて今はメディカルルームのベッドへと寝かさ

れていた。

 

「ツー君、しょう君は大丈夫なんだよね?」

 

「大丈夫ですよ束さん。けどバンシィノルンは

あんまり搭乗するなとは言っておいたはずなんです

けどね・・・・・・」

 

命に別状がない事を知ると束は安心して翔真に

寄り添う。ツバサはデスクに散らばった診断書を

手に片付けをしようとした所マルスが部屋に入って

来た。

 

「ツバサ、今いいかな?」

 

「・・・・・・・何か聞きたいって顔だね。いいよ、コーヒー

入れるから椅子に座って待ってなよ」

 

数分後、ツバサはコーヒーをコップに入れて

一つをマルスに手渡す。ツバサは椅子に腰を掛けて

マルスに視線を移す。

 

「さて、聞きたい事は?」

 

「バンシィノルンについてなんだけど。あの能力は

何なの?普通腕が再生したり、ガンダムへ変化すると

光を放つし・・・・・・・だから僕は不思議に思ってツバサ

に聞こうと思って・・・・」

 

「まあ確かにマルスの言いたい事は分かる。バンシィ

ノルンは元々普通のMSに過ぎなかった。けど翔真が

何回か搭乗する度にチートと言っても過言ではない

能力を手にした」

 

「・・・・・・・・」

 

「あと一つ、バンシィノルンは翔真の悲しみと憎しみを受け止める器でもあるんだよ、つまり僕が言いたいの

は機体自らが進化していったという事さ」

 

「機体自ら・・・・そんな事が有り得るの?」

 

「あくまで推測だよ。それとマルス、バンシィには

近付くなよ?あれは翔真以外の人間が触れると同化

されるからな」

 

「同化・・・・・・」

 

二人が話している中、束がツバサに近付く。

 

「ねぇツー君、もうしょう君をバンシィには乗せないで

・・・・・・・・またしょう君に憎しみでも生まれたら・・・」

 

「翔真には言ってるんですけどね・・・・・・」

 

「?」

 

いまいち話の内容が分からないマルス。

 

「まあ話は終わりにしてマルスは僕と部屋を出よう

か」

 

「ほぇ?」

 

ツバサはマルスと共にメディカルルームを出る。

 

今部屋には束とベッドに寝かされている翔真だけだ。

 

 

「本当にしょう君は無茶ばかり・・・・・・出会った時から

ずっと・・・・・・・」

 

束は翔真の横へと寝転がる。

 

「心配する私達の身にもなってよ。お願いだから

・・・・・・・」

 

徐々に束のつぶらな瞳から涙が溢れ出す。

 

「悪いな、いつも心配ばかり掛けて」

 

「しょう君、起きたの?」

 

「そんな声でお願いされたら起きるぜ誰だって」

 

「いつもはスケベで、バカで、私達のオッパイを

揉む事しか考えていないクセに・・・・・こういう時だけ

格好いいだから」

 

「それが俺だからな」

 

翔真と束、二人はベッドで横になりならがら今まで

IS世界で起きた過去を懐かしむように話した。ちなみに

途中でなのは達が乱入したのは言う間でもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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