オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-61「反乱の業火」

 

 

あの後の話をしよう。束と翼はダブルオーライザー

を起動させてソーナが駆るウイングガンダム(EW)

と共にハルファスガンダムに攻撃を仕掛けて翔真達

を何処にやったのかと問いただそうとしたがあと

僅な所で瞬間移動され姿を眩ましたハルファス

ガンダム。束は艦に帰還した後、ティアーユ、

御門に協力を仰ぎ翔真&フェイト、マルスとノーヴェ

クリスを至急何処の世界に飛ばされたのかと探索を

始める。

 

今トレミーに居るガンダムパイロットは一夏、

ルウェン、リンネ、ツバサ、シャルロットと

シグナム達しか居ない。明久とヤマトはある

任務遂行中の為恋人と共にトレミーには居ない。

さらに言えば匿名からの通信でベルリン付近に

地球連合のMS部隊が接近していると報告があり

一夏達は急いでトレミーをベルリンへと向かわせ

ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレミーにハルファスガンダムが強襲を仕掛けて

来ていた頃、輸送船の司令室でネオは頭を抱えて

いた。この頃ザフト、ソレスタルビーイングに負け

さらには部下であるエリカを失い、まほはある者達

と共に姿を眩ましネオは事実上連合の中で危うい立場

にあった。

 

 

「そろそろ潮時かね、この俺も」

 

 

 

自らの立場が危ういと感じつつも、ネオは立ち上がり

巨大MSが納められたガレージへと向かう。

 

「あのデストロイガンダムならばやれるだろう」

 

 

地球連合が開発した巨大MS兼MA、デストロイガンダム

ネオはつかさを引き連れてベルリンへと向かおうと

していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ミネルバも前回の戦いで中破していたが

今は元に戻り、ザフト本部からの報告によりベルリン

付近に地球連合のMS部隊が接近しているとの報告を

受け向かっていた。艦内で箒はただ一人廊下を歩いて

いた。とくにやる事もないので今はただ一人でふら

ついている。

 

 

「(私ではまだ・・・・・・・・勝てないのか、アイツらに)」

 

前の戦闘で自分はフリーダムやウイングゼロ、つまり

一夏や翔真にも敵わないという事を前の戦いで

痛感させられていた。

 

 

「だが・・・・・やるしかないんだ、それでも・・・・・」

 

「篠ノ之、今いいか?」

 

「織斑教官」

 

後ろから呼び止められた声を聞き振り返ると千冬が

立っていた。

 

「・・・・また今度の戦いで一夏達と戦う事になっても

・・・・・倒さないで欲しいんだ」

 

「ッ!何故です!」

 

「・・・・一夏は私にとって一人しか居ない身内なんだ。

翔真だってそうだ、アイツは私の教え子だ、私は

アイツらと戦う事はもう、嫌なんだ」

 

「・・・・・今更何を言っているんですか・・・・確かに一夏

や翔真は貴方にとって大切な者かもしれません。

けど、戦いの邪魔をするなら私にとって敵でしか

ありません!」

 

 

「違う!」

 

「何が違うんです?アイツらはこれまで幾度となく

戦いの邪魔をして来たじゃありませんか!邪魔

なんかしなければ・・・・・イーリスさんだって死なな

かったはずでしょ・・・・」

 

「・・・・・」

 

「機体を破壊させられた貴方は黙って見ていて

ください」

 

箒は千冬にそう言い放つとその場を後にする。

 

 

悲しい再会まで、あと少し。

 

 

 

 

 

 


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