オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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お待たせしましたァ~!再開ですよ!


PHASE-77「交差する三人」

 

 

突如として現れたマルスの駆るクロスボーン

ガンダムゴースト。グフを庇い攻撃を始める

ゴースト。

 

レジェンドガンダムを操る湊はゴーストを

見た瞬間変な感覚に囚われる。

 

「(おかしい・・・・・何故貴方から綾崎翔真の事を

感じるんでしょうか)」

 

レジェンドは高エネルギービームライフルを

射ち、ゴーストを牽制する。ゴーストの懐に

デスティニーがアロンダイトを構えて斬り掛かる。

 

ゴーストはアロンダイトの攻撃を、交わさずに

阻止する。だが、ゴーストの背後にレジェンドが

迫る。

 

「なるほど、貴方も私と同じ類いですか・・・・

なら仕留める!」

 

天候は悪くなり次第に雨が降り注ぐ。雨が

降る中でもレジェンド、デスティニーの攻撃は

続く。

 

 

ゴーストのコクピットで、操縦桿を握りしめ

二機との戦いに集中するマルスもまた湊の

存在を気にしていた。

 

 

「(な、なんだ・・・・この感覚は?頭に響く・・・・

それに同じ類いってなんだろ・・・・あの機体に

乗っているのは・・・・ッ!)」

 

 

先程からレジェンドを見る度にマルスの中で

白いイナズマが駆け巡る。

 

「(君は・・・・・君は誰なんだ)」

 

[長瀬湊、それが私の名前ですよ・・・・マルス・

レディーレ]

 

通信回線が開かれ、声からして女の子と分かった

マルス。

 

「(僕の名前を知っている・・・・ッ!)」

 

[サーペントテール・・・・・確か貴方の所属して

いた傭兵部隊ですよね?なのに何故こんな所に

居るんです?]

 

「貴方には関係ない」

 

冷たく言い放つマルス。ゴーストはビームサーベル

を抜いてレジェンドに挑む。しかし、光の翼を

広げたデスティニーが立ち塞がる。

 

[ホァシン・リー・・・・・やはり貴様なのか!]

 

「箒さん・・・・」

 

デスティニーガンダムのパイロット、篠ノ之箒。

マルスは一度だけ、変装し偽名である

ホァシン・リーを使って彼女と会った事があった。

 

[やはり貴様も一夏達の・・・・はあァァァァ!!]

 

光の翼を再び広げるデスティニーはアロンダイトを

構えてゴーストに近付く。

 

ゴーストはアロンダイトの剣撃を交わしていく。

しかし、デスティニーは攻撃を交わされながら

も光の残像を残しゴーストを翻弄する。

 

「・・・8!ファントムライト起動!」

 

 

《合点承知!ファントムライト起動!》

 

 

ゴーストの全身から炎が上がる。実際に炎では

なく、これはミノフスキードライブによる

現象であり、そこからゴーストはビームサーベル

を構え直す。

 

「何度来ようと同じだ!」

 

再びSEEDを発動し、箒はデスティニーの力を

引き出す。光の残像はゴーストに翻弄を与える。

 

しかしゴーストも負けじとデスティニーの動きに

付いていく。アロンダイトが降り下ろされる度に

ビームサーベルで受け止めるゴースト。

 

「・・・・ッ!」

 

その一瞬、マルスの瞳が金色に輝くと同時に

ゴーストがビームサーベルでデスティニーの

装甲に斬り込みを入れる。

 

「デスティニー!私とお前なら!」

 

箒の声にデスティニーにはツインアイを光らせ、

パルマフィオキーナを発動し、右の掌をかざし

ゴーストの右腕を粉砕、そしてアロンダイトで

コクピットに斬り込みを入れた。

 

 

「うわああァァァァ!!」

 

最悪、死は免れたがコクピットのコンソール類は

所々小さい爆発を起こす。

 

《マルス!織斑千冬が搭乗するグフがトレミーと

合流したぞ!》

 

「了解。8、粒子グレネードを」

 

《了解!》

 

グレネードを投げて、デスティニーとレジェンド

の周りに煙幕が上がり、辺りを白く染め上げる。

 

「クッ!何処だ!」

 

「・・・・・その際に撤退しましたか。

マルス・レディーレ、議長に報告しないと」

 

 

デスティニーとレジェンドはその場から退散した。

 

 

 

この戦いを通して、湊もまた新たな決意を

固めようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回はソーナ暴走回ですよ、しかもかなりエッチだ!

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