オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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この話は、まだフォンが来る3日前の話です。





PHASE-85「ヘブンズベース」

 

 

 

千冬とスコールを撃墜した箒。未だに彼女は

後悔していた・・・・恩師を殺してしまったという

罪悪感に襲われ、箒は精神が不安定になりかけて

いたが心の休む間もなく、ザフトは今最大の

作戦を開始しようとしていた。

 

 

それは地球連合軍の最高司令部である

ヘブンズベースを攻略する事であった。プレシアは

ここを叩けば地球連合の勢力は弱まると考えて

このよう作戦を立案した。

 

 

さらにこの作戦にはプレシア派と名乗る

反地球連合派の艦隊も集まり、ミネルバは

ヘブンズベースを目指していた。艦長はプレシアが

務める事となった。

 

そして現在、箒、湊はプレシアから作戦の経緯を

聞いていた。鈴やラウラは千冬追撃以来から姿を

見せなくなっていた。(正確には脱走した)

 

「このヘブンズベースは地球連合の最大の

拠点よ。ここを叩けば我々の敵は一つに絞られるわ」

 

「ソレスタルビーイング・・・・・ですか」

 

プレシアの後に、箒はソレスタルビーイングの名を

口にする。

 

「その通りよ箒。まずはヘブンズベース攻略を

考えるのよ。ここさえ叩けば後はどうにでもなるの。

けど、戦力はかなりあるから今度の戦いは気を

抜かないでね」

 

「分かりました議長。ところでインパルスには

一体誰が搭乗するのですか?」

 

「それは私よ」

 

スライドドアが開くなり一人の少女が入って来た。

 

「楯無さん!」

 

「久しぶりね箒ちゃん。自己紹介がまだだったわね、

更識楯無です。本日付けでミネルバに配属されま

した・・・・以後お見知りおきを」

 

楯無の挨拶が終わり、箒達は親しみを込めて

敬礼する。

 

「新しい仲間も加わった事だし、皆はそろそろ

出撃に備えて頂戴」

 

「「「了解!」」」

 

 

 

―ミネルバ・MS格納庫―

 

 

「・・・・・」

 

「大丈夫箒ちゃん?」

 

「え・・・・・まあはい」

 

浮かない顔をしていた箒に、楯無は声を掛けた。

 

「聞いたわよ。千冬さん達を撃墜したらしい

じゃない・・・・」

 

「私だって・・・・・出来るなら討ちたくありません

でしたよ。でも・・・・ッ!」

 

「・・・・・きっと、千冬さん達も訳があったんじゃ

ないのかしら?」

 

「・・・・そうでしょうか?」

 

「私はそう思うわよ。それに・・・・・あの人達なら

多分生きてるわよ」

 

そう言い残すと、楯無はインパルスの方へ

向かった。

 

 

「・・・・そんなはずない」

 

 

そして発進シーケンスに入り、カタパルトデッキが

開く。

 

「長瀬湊、レジェンド発進します」

 

「篠ノ之箒、デスティニー・・・・行きます!」

 

「更識楯無、コアスプレンダー発進しちゃうから!」

 

 

ミネルバからデスティニー、レジェンドが発進し

コアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグ

フライヤー、フォースシルエットはドッキングし

フォースインパルスガンダムが誕生する。

 

三機は先頭に立ち、味方の艦からもグフや

ザクウォーリアー、ウィンダム、ダガーが

発進した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、イギリスにある草原の広場で

ルウェンは空を眺めていた。

 

 

「・・・・」

 

「あ・・・・ルウェン」

 

「ティアーユ」

 

ルウェンの横にティアーユがちょこんと座る。

 

「なにしてたの?」

 

「・・・・・争いはあるのに、空は変わらないな・・・・」

 

「そうだね。ねぇルウェン・・・・・この戦いが

もし終わったらどうするの?」

 

「・・・・分からない。けど最近ある夢を持った」

 

「夢?・・・・・なにかな?」

 

「ティアーユと結婚する事さ」

 

「ッ!け、結婚!?・・・・・ちょっと待てルウェン!

まだ私心の準備が~!」

 

 

 

 

突然のルウェンの発言に、ティアーユはあたふた

していた。

 

 

 

 

 

 

 

 


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