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Episode2
‐零サイド‐
転校してから1週間ようやく新しい環境にも慣れてきたけど慣れるよりもある意味深刻な問題があった、それはブレイン・バーストのことだ。
レベル6になって結構ポイントも貯まったからレベル7になろうかなと思ってたら父さんの都合で
いきなり東京から遠く離れた愛知県まで来てしまった。
最初に名古屋駅に着いた時と転校初日に学校で加速してマッチングリストを見たがやはりバーストリンカーはいなかった。
やっぱり東京以外ではブレイン・バーストは配布されていないみたいだ。
ポイントはまだ余裕があるがいずれはポイントが枯渇してしまい最悪自然消滅してしまう。
上に行ってエネミー狩りしようにもソロでの狩りは危険すぎるし、どうしようかな…
‐悠サイド‐
彼女が転校してきて1週間たった、彼女も最初の頃よりクラスに馴染んで馴染んできたと思うが僕はまだ彼女とは話した事がない、朝の挨拶などの必要最低限しかしていない、というより僕は余り人と話したくないのだが。
そう思いながら日課である放課後の図書室に来ていた。
「さて、今日は世界史にしようかな。」
そう言いながら本棚えむかっていった。
この学校の図書室は本のジャンルが豊富で色々な本が閲覧できるようになっている。
そうして本を探しているとポツポツという音が聞こえてきたので近くの窓を見てみると、雨が降ってきたようだ。
「(今日雨降らないって天気予報言ってたけど・・・外れたか、折りたたみの傘持ってきてるからまあいいや。」)
そう思ってから再び本を選び始めた。
-零サイド-
「困ったなあ、どうしよ・・・」
零は下駄箱の前で一人立ち止っていた。
「(15分位前は降ってなかったけど、運が悪いなボク・・・)」
彼女は放課後授業で分からなかった問題があったので先生に質問しに職員室へ行っていたのだ。
「天気予報今日は雨降らないって言ってたのに色んな意味で運がないな。」
そうぼやきながら雨がやむのを待っているのだが一向にやむ気配はなく既に10分位まっている。
「(父さんは今日も仕事で出かけているから迎えに来てはくれないだろう。)」
零は父親と2り暮らしの為大抵平日は1人で過ごす事が多い。
「しょうがない走って帰ろう!」
そう決心して行こうとしたら・・・
「どうしたの秋山さん?」
そう言われ振り向くと夜神君がいた。
-悠サイド-
「どうしたんだろ?」
雨が本格的に降ってくる前に帰ろうと下駄箱に向かったら秋山さんがいた。
声をかけようかどうしようか迷ったが流石に無視するのはどうかと思い声をかけることにした。
「どうしたの秋山さん?」
声をかけたら一瞬驚いた表情をしたがすぐに返事をしてきた。
「夜神君こそどうしたの? てっきりもう帰ったと思ったけど?」
「僕はいつも図書室で勉強してから帰るからいつもこの時間だよ。それよりどうしたの?」
「傘持ってきて無くて・・・」
うつむきながら答えてきた。
成程そういうことか・・・少し思案したが雨は止みそうもなく濡れて帰って次の日風邪でも引かれたら嫌なので提案してみた。
「なら一緒に帰らない? 僕傘持ってきてるからよかったら送るよ?」
「えっ、でも悪いよ。」
「結構雨降ってるし、そのまま帰ったら風邪ひいちゃうよ。」
「じゃあその・・・よろしく・・・。」
秋山さんは若干顔を赤くなったがどうしたんだろ?。
「うんじゃあ行こうか。」
こうして僕らは一緒に帰る事になった。
-零サイド-
夜神君からの優しいお誘いで一緒に帰る事になったが・・・気まずい、今ボクらは夜神君の傘に一緒に入って歩いるだが・・・沈黙しかないとりあえず何か話題をと気になってる事を聞いてみる事にした。
「そういえばさっき夜神君毎日図書館で勉強しているって言ってたけどどうして?」
「テストで良い点取らないと両親が怒るんだよ。」
「そっそうなんだ・・・(地雷踏んじゃったよ!!)」
いけない話題を変えよう。
「そっそういえばよく空見てるよね授業中も。」
彼はよく授業中なども先生の話を聞かずよく窓の外の景色を見ている事が多い、そのわりに先生に当てられてもちゃんと答えているところが凄い。
そうすると彼はやや苦笑しながら答えてくれた。
「ああ、やっぱり気付いてた? 素直に言うと答えは単純退屈だからさ。」
「退屈?」
「うん、授業も進むペースが遅くてね、一人で勉強した方がよっぽど捗るよ。」
「夜神君頭良いんだね。」
「僕んち親が二人とも医者でねいそがしくてね家に全然帰ってこないんだ、だからいつも家で一人だから暇つぶしにものなんて勉強しかないよ。
それに普段は僕の事ほったらしの癖にテストの結果は送れって言ってくるからね。」
それを最後に再び黙ってしまった。
「(だからあんな目をしてたんだ、ボクと同じ、いやそれ以上の・・・・。)」
「ボクも大抵は1人で家に居るんだ。」
「お母さんは?」
「母さんは2年位前に死んじゃったんだ。」
そう答えると夜神君は直にごめんとあやっまてきたので気にしないでと答えた。
そうして話してるうちにボクの家であるマンションに着いてしっまていた。
「あっこのマンションがボクの家だよ、今日はありがとね!」
そう言うと夜神くんは少し驚いた表情をして訊いてきた。
「ちなみに何階?」
「5階だけどどうして?」
不思議に思って訊いてみると驚いた事に彼もこのマンションに住んでいるとの事だ。ちなみに7階だそうだ。
「そうなんだ凄いご近所さんだね!」
ボクがそう言うと彼は少しうつむいてそうだねとかえしてくれた。
そしてボク等はゲートをくぐり中に入っていく。
エレベーターの前に着きボタンを押しエレベーターの中に入る。
「(もう少ししたらお別れか・・・。」
もう少しお話したいと思いある提案をしてみた。
「よかったら一緒に宿題しない?」
それを聞いた彼は少し悩んだが了承してくれた。
「いいけどなら僕の家でやる?」
「ありがとう何号室?」
「部屋は702号室だよ」
「分かった702号室だね!着替えたらすぐ行くから!」
そう言ってボクはエレベーターが5階に着くと同時にエレベーターを降りて自分の家へむかった。
更新は基本的には週一で投稿していきたいと思います