オリジナルの話は書くのが難しくとても悪戦苦闘してしまいました。
頭の中で構成できていてもいざ文章にすると難しいです。
次話はもっと早く投稿出来きるようにしたいです・・・・
それはそうとお気に入り登録15件、UA2000突破嬉しいです!!
本当に皆さまありがとうございます。
次なる階層に続く階段がある大広間に僕はある物の前に座っている。
それは板場の物がクルクルと回り数字が表示されている。
そして表示された数字が徐々に減っていき5まで減った。
5、4、3、2、1、そして数字はとうとう0になった途端何かがそこから実体化かしたそれは・・・。
「ふっか〜つ!!」
カノンだった。
最初の階層をクリアしてさらに5つの階層をクリアしていったが1つ階層を上がる毎に足軽達も
強くなっておりさらに毎回次の階層に行ける階段のある部屋に着くと最初同様に複数の足軽が出現するのだが数が多くなったり武装のレベルが上がっていたり明らかに足軽とはレベルが違う将軍みたいなエネミーも出現した。
それに対し僕等も奮戦した。
僕は持ち前のスピードとデスサイズによって速攻で足軽たちを瞬殺して保々無傷だったが
将軍型のエネミーに対してはそうもいかなかった。
足軽と比べて格段に強い為苦戦した。
カノンの方は多種多様な銃型強化外装によるの驚異的な銃弾による嵐によりこちらも足軽達は問題無かったが将軍は弾幕を突破して来た為咄嗟に回避出来ずに攻撃を受け少なく無いダメージを受けてしまった。
その後も必死に応戦しなんとか倒す事が出来た。
そして戦いが終わるとカノンの体力ゲージは1割位になりかけていた。
この状態で上層階に行くのは危険と判断したカノンはある行動にでたそれは・・・。
「此処で1回死んで体力回復するね!」
と言う経緯でカノンは蘇生待機状態となった訳でたった今カノンが蘇生した訳だ。
「ごめんね1時間も待たせちゃって、退屈だったでしょ?」
「そんな事ないよ此処はエネミーが出ない安全地帯みたいだから僕も休憩できたし。」
そう此処は最初に出現する足軽以外敵は出現しないなので僕も気を緩めて休む事が出来た。
「これでボクもスカルも体力ゲージはフルの状態に戻ったね。」
「まあ僕の場合戻った訳じゃなくて<アレ>のおかげだからね。」
「確かにスカルの<アレ>は凄すぎだからね。」
そう僕には切り札と言うべき<アレ>がある、カノン曰く死神の力・・・・。
「じゃあ行こうか?」
「オーケー!」
階段を昇り次の階層に着くとそこは今までの階とは姿がと言うより雰囲気が違っていた。
和風な造りは変わらないが壁などが黒くなり明かりは壁の隅に立てかけてあるロウソクだけだった。
この異様の雰囲気と気配に僕もカノンも立ち止り一瞬体が強張ってしまった。
「カノンこれはつまり・・・。」
「恐らく最上階は近いねそして・・・。」
「この先にこの城の主がいるって事だね?」
無言で頷きカノンはこれまで以上に警戒して行こうと言い先に進む。
廊下を進む内に気付いたのだがこの階は下の階よりも廊下の幅が少し狭くなっている様な気がした。
どうしてこんなに広いんだろうと考えてみたがこれと言って思いつかなかった。
おまけに下の階にいた足軽でさえ出て来ない事に一種の不安が過った。
この状況をカノンはどう考えているのだろうかと思い聞いてみようと後ろにいるカノンの方を振り返ると・・・。
「スカル!!」
振り返った途端行き成りカノンに大声で呼ばれおまけに両手に持つマシンガンを此方に向けて・・・。
何故と思う前にカノンから次の言葉が発せられた。
「伏せて!!」
それと同時に背後から何かが降り下ろされる気配がしたのでとっさに伏せると
同時にカノンのマシンガンから銃弾が放たれると銃弾は僕の背後にいた何かに当たった。
マシンガンの音が止み振り返るとそこにいたのは全身黒ずくめの忍者みたいなエネミーだった。
時代劇などに出てくる忍者と姿は同じだったが顔は女性の顔の様な能面を付け腕に鉤爪が付いていた。
忍者エネミーはカノンの銃弾を全弾受けた為倒れると同時にその姿を四散させた。
「こっこれって!?」
「油断したね。」
そう言って手にした銃を降ろすカノン。
「多分スカルはこの状況を不思議に思ってボクに何か聞こうと振り向いたんだと思うけどあってる?」
カノンの問いに対して頷いて返すと話しを続けた。
「ボクもさっきから何も起こらない事が不思議だったからもう少ししたら相談しようと思ってしたらスカルがこっち振り向いたら突然スカルの後ろにさっきのが現れたからビックリしたよ。」
成る程と漸く状況が理解できたので次は先程のエネミーについてだ。
「さっき僕の背後に突然現れたって言ったけど具体的にはどんなふうに?」
「ん〜見た感じ上から降って来たと思うけど・・・。」
「上から!?」
上からと言われ咄嗟に上を見たが天井があるだけで特に変わった事はない。
「恐らくだけどさっきのエネミーの見た目はどう見ても忍者だったよね、
つまりこの階層では足軽は出現せずに代わりにさっきみたいに不意打ちの様な感じで襲ってくる忍者型のエネミーが出現するんだと思う。」
カノンの分析を聞いてみると先程不思議に思っていた事にも説明がつく。
暗いのは忍者の姿を見付け難くする為で廊下が狭くなったのは不意打ちしやすくする為の仕掛けだ。
それを説明するとカノンも同意した。
「ボクもそう思うよ、恐らく他にも何か仕掛けがあるかもしれないから気をつけて。」
「うん、わかった。」
そして再び先に進む。
バタン!!
歩いていると突然真横の壁が回転しそこから今度のは両手にクナイを持ち老人の顔の能面をした忍者が現れた。
とっさにデスサイズでガードし空いてる足で忍者ね腹目掛けて蹴りを放つが忍者はバックジャンプをして避けるが着地した瞬間にカノンがマシンガンを放とうとするが今度はカノンの後ろから別の男性の能面を付けた忍者が現れて手にした刀でそれを妨害する。
カノンも気配で気付き刀を前に転がる形で避け今度は僕がそいつに向かってデスサイズを振るうが刀で防がれてしまった。
今の攻防で僕とカノンの立ち位置が反対になり僕が老面忍者をカノン男面忍者と対峙する形となった。
「気を付けてスカル!」
「分かってる!さっきまでの足軽とは格が違う!!」
この狭い廊下で2体の忍者を相手とした2対2の戦いが始まった。
僕とカノンは互いに背中を合わせる形でア相手の出方を伺っているが忍者達も動く気配は無い。
「どうするスカル?」
「どうするって聞かれてもね・・・こういう場合2体の内どちらか1体に集中的に攻撃して各個撃破するのがセオリーだが相手はこちらの攻撃を素早い動きで回避される為迂闊に攻撃出来ない。
相手は恐らく2体共スピードタイプの近接型対する僕等は僕は問題無いがカノンはそうでは無い。
足軽よりも素早い忍者相手にマシンガンやショットガンでは懐に入られては対応しきれない、そう思っていたが・・・。
「それじゃあ1対1のタイマンといきますか!」
そう言った途端何かピンポン玉位の大きさの物を幾つか投げるが男面忍者は手に持つクナイでそれ目掛けて投げる。
空中でそれらがぶつかるとピンポン玉が割れピンポン玉の中から黒い液体が出てきて液体が面忍者や壁等にかかった。
そしてカノンは何時のまにか呼び出した見た事無い銃を向け引き金を引いた。
そしてそこから放たれたのは銃弾ではなかったそれは・・・。
「ファイヤー!!」
炎だった、つまりあれは火炎放射機。
しかし火炎放射機から放射される炎を難無く避ける忍者、
しかしカノンからは余裕が出ていた何故なら放射された炎が先程ピンポン玉から出た黒い液体に引火してしまい前の廊下に大きな炎の塊りができた。
そしてその炎は忍者に付着していた液体にも引火し瞬く間に忍者は火達磨になってしまった。
その光景を見て唖然としてしまい刀かが振り下ろされる寸前まで目の前のもう1体の忍者の存在を忘れてしまっていた。
とっさに柄の部分でガードする事によってダメージは防いだが体制が悪く上手く力が入らない。
すると後ろから銃声が聞こえ次の瞬間忍者の額に銃弾が命中し相手の体制が崩れたのですかさずデスサイズで首を切断して倒した。
「も〜ダメだよ戦闘中に油断しちゃ。」
「いやいや!その原因作ったのカノンだからね!さっきの何だったの!?」
「引火性液体と火炎放射機だけど?」
勢い良く聞く僕に対してカノンはそれが何か?的な感じで返してきた。
「あっそういう事か・・・。」
漸く気付いてくれたか。
「あの火炎放射機ね射程も炎の持続時間も短くてねそれを補う為にさっきの液体使ってるんだよ。」
そうじゃないよ・・・カノン君は僕よりエグい戦い方だよ・・・。
あの後何体かの忍者による奇襲を受けたがカノンの銃による攻撃により尽く忍者達は返り討ちにあった。
そしてまた階段のある大広間にでた。
「また階段だね今度は忍者達の軍団かな?」
「今までの流れからするとそうだね。
そんな事を話していると何かを引きずる様な音が聞こえた。
何の音だろうと思い音の発信源を探すと音は階段の上から聞こえてきた。
カノンも両手に銃を出し階段の入口に照準を合わせると同時に僕も身構える。
すると階段から現れたのは先程の忍者や足軽とも違う姿だった。
身長は3メートル近くあり怪物だった。
全身が異様に発達した筋肉に腕や足もかなり太くそれだけでも驚異的なパワーを持っているだろうと簡単に想像出来るがさらに驚くべきは腕が2本ではなく6本もある事だ。
おまけに全ての手には怪物と同じ位の長さの大剣が握られていた。
そして唯一この階層に出現する忍者と同じで顔の有る部分に鬼の能面があった。
「喰らえ!!」
怪物が出てきた瞬間バズーカを2つ呼び出しエネミーき向けて放つが6本の大剣を交差させガードしてしまった。
「この!!」
それでも撃つのを止めず撃ちまくるとその内の1発が手に当たった瞬間カンと体力ゲージが減った時に聞こえる音がしたので体力ゲージの有る方を見てると僕とカノン以外の3つ目の体力ゲージが有った。
怪物に当たった瞬間に減ったという事はこれがあの怪物の物なのだろう。
見ると1ドット減っている。
再び視線をカノンの方に向けるとちょうど弾切れになってしまっていた。
「グワアアア!!」
そして弾切れと同時に怪物はカノンに向けて走りだすがやはりあの巨体と大剣でそこまで動きは速くないみたいだ。
カノンは自分に向かって振り下ろされる大剣を落ち着いてかわし新たに装備したマシンガンを怪物に向け至近距離で浴びせようと銃口を向けるが振り下ろされた大剣とは別の大剣がカノンを薙ぎ払った。
「カノン!?」
吹き飛ばされたカノンは空中1回転して着地した。
「ボクは大丈夫だよ、だけどマシンガンが2つも使い物にならなくなっちゃったよ。」
そう言って両手に持っていたマシンガンだった物を捨てた。
どうやら咄嗟にマシンガンを縦代わりにして直撃は免れたようだ。
そして振り下ろされた地面を見てみるとひびわれ凹んでいた。
「一応聞くけどスカルはアレと格闘戦出来る?」
そう聞いてくるが恐らくカノンも答えは判りきってるだろう。
「無理だろうね、あの体格差に6本の腕と大剣、真正面から打ち合ったら5秒もたないよ。
仮にスピードで翻弄しながら首狙って攻撃してもさっきのカノンみたいになるのがオチだよ。」
「なら遠距離から攻めるしかないか。」
「だけど避け方が悪ければ一撃で全部持ってかれるよ。」
カノンは先程マシンガンでガードしたとはいえその衝撃だけで体力ゲージが4割近く減っていた。
「なら今回はスカルにも遠距離戦やってもらおうか?」
それを聞いて溜め息が出てしまった。
「ちょっと何で溜め息つくの!?」
だってね・・・。
「僕カノンみたいに射撃上手くないから。」
そう僕には射撃センスが無い、投剣なら出来るだけどな・・・。
「はいはい文句言わないの、それしか方法無いんだから。」
「しょうがないか。」
そう言ってデスサイズをアイテムストレージに戻しカノンから貰ったアサルトライフルを装備する。
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たるか・・・。」
「昔の人は分かってるね!」
僕の呟きに返事をするカノン。
一見余裕そうだが実際はそうではない。
特にカノンは僕と比べたら移動スピードは速くない為一撃でも喰らえばその時点で即体力ゲージは0になる。
「それじゃあ撃ちまくるとしましょうか!!」
感想、御指摘お待ちしております。