彼は死んだ。
それは神の戯れでも、間違いでもなく――等しく訪れるモノ。

謂わば運命――。

しかし、ただの語り部であった筈の者は、それを善しとはしなかった。
神に逆らうなど有り得ないと、神を心酔すらしている語り部が初めて、神の定めた運命を覆した――覆してしまった。

結果、彼だった者は輪廻を外れ――彼では無くなった。

彼では無くなった彼は、本来その世界で塵芥の如き最後を遂げる――それもまた運命である。
それが彼になったことで、その運命が変わっていくのか……それは今後の彼の歩み方次第。

――小難しい言葉を抜きにしよう。

一言で彼の状況を表現するならば――【今日から神父!!】である。
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