オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど…side:ASTRAY    作:オウガ・Ω

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アイガイオン、悠那自室



「………国家としての力をね……なら一つ聞いていい?火星には希少価値の高い鉱石が採掘されている。ならソレを加工、もしくは基にした工業製品を生み出せる環境はあるかしら?」



「…………ない。日々の生活に追われる火星圏では環境が…」


「………坊やのエクシェスを生み出せたのなら可能なハズでしてよ?…でもまず最初に国家としての力を持つには確固たる経済的基盤を生み出すために食料問題から解決しなさい。話を聞く限りだと水と空気は安定した供給は出来ているのよね?」


「……水と空気は問題ない、だがソレが国家としての力を持つのとどう…」


「ふう~まずは落ちつきなさい…はい、あまり美味しくないかも知れないけど」


諭すように差し出されたコーヒーを受け取るアレス…香しい香り漂う匂いに誘われて口をつけた


「……っ?」


「まだ、坊やには速いかしら。コーヒーの苦さは?…さて少しは落ちついたみたいだから。続けましょうか」






MarsDays:08 参画ー軍神の矢ー《挿絵あり》

深夜未明、ヘルヘイムコロニーメインシャフト

 

 

同コロニー公社、エントランス…昼間は賑わいを見せるが今は人気すらない…薄暗い照明に照らされるソコに一人の少年が歩くのがみえる

 

 

「ここか…たしかエレベーターにコレを…CODE:Mars…」

 

エレベーターホールに辿り着き、ホロモニターをに映るキーを軽く叩き入力していくのは階層ではない…モニターが切り替わり見えたのは静脈認証スキャナに軽く手を置く。光が走りcompleteー認証ー表示。エレベータの階層表示が赤く切り替わり加速。やがて静かに止まり開いた

 

 

「…来たか。時間通りだ」

 

 

「まあな…でドコにいくんだ」

 

薄暗い向こう側から、漆黒の軍服?にみをつつんだ白髪に赤いメッシュが入ったダヴルウルフカットの少年《アレス・ルセディス》にメサイアは開口一番でたずねてきたが

 

 

「…ついてこい…」

 

 

フローティング・ウィンドウを浮かばせ操作する…床が静かに動き出し分厚い扉が幾重にも開き二人は中へと進み、やがて止まると眩い光に包まれキッドは目を覆う、やがて慣れた見えたのは無数の檀上…いや議事堂だと気づいた時、無数のモノリスが浮かび上がった

 

 

《ルセディス同志、彼が我等に参画する有志かね?》

 

《……キッド・ルーファス、火星圏コロニー《アルテァ》出身…》

 

 

《就学経験はジュニアハイスクール止まり、ミストルティンにおいてのMWDとして優秀、先の試験においてタスク・ルーディスについで2番目の高ランク保持者…あまりにも経験が少ないのでは?》

 

 

《ルセディス、君が推す理由を聞かせて貰おうか?出なければ他の五人には処置を施す必要があるがな》

 

 

名前がが刻まれた墓石にも似たモノリスから響くのはキッドの能力。実績を疑うモノばかり

 

 

「…ジェダ同志、彼はここに来るまでの数日間に新たな資源衛星を十も発見し有益な稀少鉱石もな…試算であるが一つあたり五十年は採掘可能だ」

 

 

フローティング・ウィンドウが開き映されたのはキッドたちが見つけだした資源衛星、そして稀少鉱石の詳細なデータがあたりを埋め尽くす…微かなざわめきの声が開きキッドは固唾をのむと、やがて静かになった

 

 

《………なるほど、確かにこれは我が火星圏…貴重な稀少鉱石だ》

 

 

《ソレを先の試験から数日間で見つけだしたとは、僅か六人で……》

 

 

《…参画するには十分な実績とみよう。ルセディス、我々幹部会は本日、キッド・ルーファスの急進派派閥への加入。軍神の矢計画への参画を正式に認める……》

 

 

モノリスが消え、変わりに現れたのは年老いた老人、壮年の女性達が静かに手を叩き、やがて議事堂に響き渡っていく…しかし、キッドいやメサイアはしらなかった

 

 

彼等が企てる軍神の矢計画の恐るべき作戦概要、そして火星圏の人々の地球に対する憎悪、アレス・ルセディスの怒りを

 

 

MarsDays:08 参画ー軍神の矢ー

 

 

ヘルヘイムコロニー。コロニー公社

 

 

最深部急進派派閥議事堂

 

 

「さて、こうして我々と顔をあわせた以上は後戻りは出来ない事は覚悟をして貰おう…キッド・ルーファス、君にコレを見て貰おう」

 

 

老人の一人が手を上げる…議事堂の左側が左右に開き見えたのはハンガー。その中央に厳重にガントリーで固定された灰色のMS。キッド…メサイアはソレを知っていた

 

 

「…こ、これは」

 

 

魔法世界ミッドチルダの魔道技術、ロストロギア《ジュエルシード》を動力源に数多の大量破壊兵器を身に宿し、ファンタジア世界でデビルガンダムを一撃で消滅させたMS…ガンダム・エクシェス

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

「我々。急進派派閥が地球圏への復讐を為すために生み出した自由と叛逆の象徴……ガンダム・エクシェスだ」

 

 

「このガンダム・エクシェスは我々の同志にして軍神の矢計画立案者でもあるアレス・ルセディスが開発した、そして専属操縦者でもある」

 

 

「ち。地球圏へ攻撃?でも一体のMSじゃ、例えガンダムでも…まさか」

 

 

「そうだ、先の稀少鉱石輸送船護衛部隊は地球圏への侵攻部隊選考の為に行われたモノだ。そしてコレからが重要だ………ジェダ同志、作戦概要を」

 

 

「今作戦は我々から永きに渡り資源を搾取し、カデンツヴァナ卿を忙殺した地球圏統一連合政府、彼等に与する月及びコロニーをガンダムエクシェスと専用MAによるガンマ線レーザーによる超長距離砲撃により月にある連合軍基地、コロニーへ攻撃で殲滅。さらに部隊を派遣しコロニージャック、混乱状態の地球へガンダムエクシェス、VS/GS部隊《サーカス》、A-Zを擁する艦隊を降下。政府機能が集中する都市をエクシェス、主要軍事施設をVS/GS、AZは軍需工業施設を完全に破壊、北米を含めた大穀倉地帯を制圧する。これが軍神の矢計画の全容だ………キッド・ルーファス、君には艦隊を偽装するために必要なデブリ。さらには資源衛星を確保して貰う。どうした?怖じ気ついたかね?」

 

 

 

「怖気付いてなんかいない。俺はその覚悟ができている。どんな任務でも全うするだけだ」

 

 

 

「ふむ、これは頼もしいかぎりだ。さて諸君。新たな同志も加わり我々の計画は強固なモノとなった。腰抜けのオーストレル中央議会には根回しは終わっている。計画発動はこれより二週間後とする!」

 

 

「「「「「「「「「「すべては火星圏の為に!ルーディン・イ・マーズ!!」」」」」」」

 

 

気がつけば老人達の背後に老若男女があふれかえり。ルーデ・ィン・マーズ(火星に栄光を!)の声が木霊する…唖然となりながらもキッドは復唱する中、アレスを見てゾクリと冷や汗を流した

 

 

その顔には狂気にも似た笑みが浮かんでいたからだ…そして頭に声が響いた

 

 

ーこれでいい、オレの復讐は止まらない……Gspirits隊、大東貴一、綾崎翔真……お前達に復讐出来る……ガンダム・エクシェスの恐ろしさを身を焼き尽くされながら知るがいい………くくく、アハハッ、アハハハハハハハハハハハ!!ー

 

 

口角を耳元まで裂けるようにつり上げ笑うアレス…かつての戦友の姿はドコにもいない

 

 

いつの間にかキッドは見知らぬ大地に立っている。足下が滑り、目に映るのは無数の死体の山、そこからおびただし血が溢れ。川を作る大地に立つガンダムエクシェス…

 

 

「どうしたキッド?」

 

 

「い、いや…なんでも無い」

 

 

「そうか……コレから忙しくなる。幹部会はお前に期待しているぞ」

 

 

先ほどの邪悪な笑みは消え、無表情で握手を求めるアレスに無言で握り返す仕方なかった。ただこの時メサイアは気付かなかった

 

 

アレスのもう一つの計画《プロジェクト・エデン》も動き出していたことを

 

 

 

軍神の矢計画発動まで14日、プロジェクト《エデン》発動?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




動き出す計画、火星圏の人々の苦しみ、怒り、地球からの支配への叛逆の象徴ーガンダム・エクシェスー


ソレはアレス・ルセディスの復讐を果たす為に必要な力


狂気の計画を阻もうとするメサイア、しかし残された日は短い


その時、彼の前に現れたのは



次回 MarsDays:09 もう一つの………



ソレは戦友の過ち、暴走を止める力なのか?

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