Vivid⭐panic!!
新暦79年、春…鳥もさえずり、暖かな陽気に照らされた通学路を歩く生徒達の中に一人、大きなため息をつく少女がいる。彼女、アインハルト・ストラトスは朝から憂鬱だった
昨日、ある少女と知り合い縁が出来た。先ほど挨拶して別れるまでが唯一の平穏だった…今日も騒がしくなるのだろう諦めの境地にいた
校門をすぎたあたりで、何やらざわめき人だかりが出来てるのが視線に入り、憂鬱な気分と近寄るなと叫ぶ自分の心を落ち着け、人だかりをかき分け視たのは黄色い《KEEPOUT》《DANGER》と貼られた校舎の入り口、ソコには
「……………」
真剣な眼差しに、への字に固く閉じた口元、ざんばら髪に頬にバツ字の切り傷が目立つお馴染みの少年が下足棚を慎重に弄る姿…意を決してアインハルトは声をかけた
「ソウタさん、何してるんですか?」
「ストラトス。トラップ除去だ」
「はい?」
真剣な眼差しを下足棚…自身の靴棚へ向けた何かを貼り付けながら告げる少年。クラスメイトのソウタ・セガールに額を押さえながら訪ねてみることにした
「トラップ除去ですか?でもなんで…そもそもセガールさんにトラップを仕掛ける人なんてウチの学園にはいませんけど」
「現に昨日の帰りにオレは下足棚の隙間に入れていた髪の毛が無くなっている…すべての可能性を考慮した上でトラップが仕掛けられていると断定した…準備完了だ」
「え?何を準備して………」
「…周りにいる生徒は直ぐさま遮蔽物に身を隠し、隠す場所がなければ腹ばい、もしくは耳をふさぎ大きく口を開けしゃがめ!今からトラップを除去する!!」
「え?待って…」
下足棚から伸びた線がついたライターの赤いボタンをカチリとならした。けたたましい轟音、振動で校舎全体か激しく震え、やがて煙りが消えかつて下足棚だったモノの無残な姿…
防爆シールドに護られるも爆風と煤で汚れたアインハルト…その横をセガール・ソウタは何事も無かったかのように歩き、下足棚をみて炭になりかけたな封筒?を手にした
「ウム、どうやら危険物じゃ無かったようだ。みんな安心してくれ。もう安全だ」
「な…」
「どうしたストラトス?」
「なにが危険物じゃない!安全ですか!!1番危ないのはソウタさん、アナタです!!」
ふらりと近寄るや否や、武装形態となり渾身の覇王断空拳が顔面へキレイにはいり、セガールはその勢いでギュルギュルと回転しながら煙りが燻る空へと吸い込まれるように打ち上げられた
Vivid⭐Panic!!
彼女、アインハルト・ストラトスの前に彼は突然現れた…
「ソウタ・セガールだ。今日から君を護衛する。安心しろ…オレはスペシャリストだからな」
「…………帰ってください…護衛なんていりません。そ、それと私の……私の………アナタが伸ばしてつかんでるのを返してください」
「ん?コレか?ずいぶん薄い、防弾性に優れているように見えないが、よく伸びる布だな」
「い、いいから返してください!私の下着を!!」
「ぐあっ!?」
ベランダに現れアインハルトの紐パンを伸ばしながら見る少年…セガール・ソウタから取り返し殴り飛ばす。まさに衝撃的な出会い
この日からアインハルトとヴィヴィオ達を巻き込んだ。セガールとのはちゃめちゃな学園生活が始まる
そして……アインハルトは自身のもう一つの秘密と、彼の本当の姿を知る
ーセガール一等陸曹、展開完了。ラムダドライバー起動ー
《ふも!ふもも、ふっふ、ふも!(了解した……いくぞ!)》
魔法世界に可愛らしい最強の魔法鎧《ぼん太くん》を纏いアインハルトを護る為に戦う姿を刮目せよ!
Vivid⭐Panic!!
『ふ~も、ふも、ふもふも~♪』
近日公開……………
すいません、ウソです