TSフリードの非日常   作:ミスター超合金

20 / 20
今回は設定集と後書きです




life.20 真相

▼メインキャラクターファイル

 

 

 

 

 名前 兵藤一誠

 

 種族 転生悪魔(元人間)

 

 性別 男

 

 好物 購買のカレーパン

 

 宝物 メンバー全員を描いたスケッチ

 

 神器 赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

 

 備考 レイナーレに殺害され悪魔に転生した元人間。元は凄まじくスケベだったが、フリードとの出会いを切っ掛けに素行を改めて思慮深く冷静な性格に変身を遂げる。愛する女性を救う為に堕天使と激闘を繰り広げた、純粋で真っ直ぐな面が目立つ青年。敢えて弱点を挙げるならフリードの事になると冷静さを失ってしまう点。

 

 一言 当初から原型は出来ていました。人の為に熱くなれる性格は変わっていません。描いている内にスケベでは無くなってしまいましたが、これはこれで格好いいと思います。

 

 

 

 

 名前 フリード・セルゼン

 

 種族 転生悪魔(元人間)

 

 性別 女

 

 好物 ケーキ

 

 宝物 一誠にプレゼントされた自分の肖像画

 

 神器 聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)

 

 備考 教会を追放され堕天使に拾われた元シスター。過去故に半ば自暴自棄になっている節があり当初は誰も信じていなかったが、見知らぬ自分を助けた一誠の暖かさに触れて少しずつ変わっていった。終盤でレイナーレの手によって殺されてしまうが、悪魔に転生する事で蘇生。愛する人と結ばれた可憐な美少女。一誠曰く天使な外見に似合わず小悪魔な一面もある模様。

 

 一言 間違いなく原作から変化したキャラクターです。以前、鈴科百合子のイラストを見た時に「もしかしてフリードもTSすればこんな美少女になるのか」と考えた事が発端となり、拙作を執筆しました。内面に関するイメージソースは『のび太と鉄人兵団』のリルルです。

 

 

 

 

 名前 リアス・グレモリー

 

 種族 純血悪魔(グレモリー)

 

 性別 女

 

 好物 紅茶

 

 宝物 修学旅行時に購入した置物

 

 武器 滅びの魔力

 

 備考 駒王町一帯を治めているグレモリー家次期当主にしてオカルト研究部の部長。一誠とフリードの恩人。眷属に対する情愛が深く一誠にあだ名を付けて可愛がっているが、フリードとの仲を見守っている一方でからかう事もある。その為フリードとは睨み合いになる事が多い。一誠の無茶な行動にも眼を瞑る寛大な性格。

 

 一言 余り変わっていないですね。フリードのインパクトが強すぎるせいでしょうか。保護者、纏め役としての面を描けたかなと思います。

 

 

 

 

 名前 レイナーレ

 

 種族 堕天使

 

 性別 女

 

 好物 ホットケーキ

 

 宝物 アザゼルの写真

 

 武器 光の槍

 

 備考 一誠とフリードを殺害した張本人にしてラスボス。告白の返事を躊躇した一誠に激怒する等短気な性格。フリードの神器に眼を付けて暗躍していた。終盤では乗り込んできた一誠と戦うも油断が災いして敗北。部下を全滅させられ絶望した所をリアスに消滅させられた。

 

 一言 挙げるなら命乞いをしなかった事、と言うよりは個人的に命乞いをさせたくありませんでした。苦しませるよりかは、あっさりと死なせてあげたかったのです。

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

▼サブタイトルの由来

 

 

 曙光 記念すべき第一話なので、二人が歩んでいく道を照らす『光』が入っていて、物語の始まりを意味する言葉なので迷いなく決まりました。オレンジ色の夕陽も暗示していたりしています。

 

 無知 一誠はフリードの過去を知らない。同時に、出会ったばかりの二人は互いを全く知らないが故にこれから解り合っていく余地がある、という意味も込めました。

 

 変貌 一誠の変わり様、周囲の評価。崩れていく平穏な日常。何よりも前二話はプロローグであり、此処から非日常の歯車は動き出すぞという宣言です。因みに気付いた読者様も居られるかもしれませんが、劇中で担任教師が話していた殺人事件の犯人はドーナシークです。後の展開に対する伏線でした。

 

 処刑 一誠殺害の様子ですね。残酷で惨たらしい。他の案として『転生』等もありましたが、少し捻って此方にしました。

 

 再現 自分としてはこのサブタイトルが気に入っています。ドーナシークの襲撃が一誠には自分を殺しに来る二人目の刺客、一度目の『再現』に思えたからです。よく思い付いたと我ながら不思議です。

 

 歓声 女子達の黄色い声、非日常の扉を開いた一誠への歓声。前とは打って変わってストレートです。

 

 背中 悪魔の翼が生えた部位であり、レイナーレに刺された部位でもあります。悪魔としての未来、人間としての過去を意味しています。遊び心です。

 

 成立 契約成立。カラワーナとの戦いの成立。塞翁が馬。良い事があると悪い事もあると暗示してのサブタイトルでありますが、悪い事が起きた後は………という一種の伏線です。ほぼ解らないと思います。

 

 鱗 初の一文字のサブタイトル。一誠の腕に生えた龍の鱗と、カラワーナの心情である『目から鱗』を意味していると描いていましたが、最終回のサブタイトルだけが一文字なのも違和感があると感じたからでもあります。

 

 所有 一誠、フリード。二人の共通点は神器を所有している点ですから直球で決まりました。

 

 役割 一誠に与えられた『兵士』を指しています。プロモーションの伏線回です。この頃はストレートにしようと考えていました。

 

 視界 ドーナシークの視界をテーブルで覆う作戦。一誠の眼に映ったはぐれ悪魔の最期。自分もそうなってしまうのかという眼に見えない恐怖。そして、一誠とフリードの視界に映った、最も視界に入って欲しく無い人。本当は『邂逅』や『再会』等の候補もありましたが、それでは内容が丸解りなので少し捻りました。

 

 涙 説明するまでもなく、二人が流した涙の事です。

 

 体温 フリードが感じる一誠の体温。それを感じるという事はつまり抱き締められている………、という暗示です。

 

 兵士 救出に向かう一誠を遠回しに意味しています。

 

 憤怒 木場と一誠、二人の怒りが爆発しました。ドーナシークの死に際に放った木場の言葉は原作六巻の台詞を敢えてそのまま流用しました。劇中ではフリードに対しての台詞だったので、皮肉のつもりで決定しました。

 

 最期 フリードの最期です。キスシーンを独自に描くという乙女脳な作者でした。

 

 祝福 二人が結ばれた事に対して、作者からお祝いとして決めました。このサブタイトルは前々から既に決定していましたので、こうして無事につけられた事に安堵しています。

 

 幕 かくして非日常シリーズの『この物語』は幕を閉じた……、という意味で完結回にふさわしいと思っています。前述の文章は某人が死ぬノート漫画のパロディです。最後に第一話から何時かやろうと温めていた一誠のスケッチを登場させる事が出来ました。引き出しに閉まっていると伏線を描いてから長かったです。トリビアですが最後に名前が判明した一誠のクラスを率いる山田担任は………翡翠の髪で巨乳で眼鏡です。

 

 真相 数々の裏設定を格好よく言い換えました。

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

▼後書き

 

 

 どーも、ミスター超合金です。遂に完結となりました。応援して下さった読者の皆様には深く感謝しています

 さて、本作品を執筆しようと思った理由は、感想にも描きましたがTS一方通行のイラストを見て、フリードもこうなるのかと考えた事が発端です。

 ただフリードは原作一巻が主な活躍ですが、同じ巻にはヒロインのアーシアちゃんも存在しており、どうしても存在が喰われがちになってしまいます。なのでいっそのこと内面をアーシアにしてしまおう、というので徐々にイメージが出来上がりました。精神面の変化については『大長編ドラえもん のび太の鉄人兵団』に登場するリルルもソースです

 

 

 後は一章をどれだけ長く描けるのか、というのもテーマでした。本作品では地の文章を極端に多くして台詞をその中に挟み込む形で展開しています。背景描写が多くなってしまい、その分文章が多くなりましたが、これも実験の一つとしてそのまま続けました。大変読みにくかったと思います。申し訳ございません

 

 

 これからも頑張っていきますので、応援宜しくお願いします

 

 




―真相―

ある物事の本当の姿。この回が裏設定集である事を意味している


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。