どんどん話がヤバい方向に流れてるような気もしなくないですw
「やったのじゃ!!久保!!」
「ああ、木下君、上手くいったね!」
雄二達の感動的(?)な決勝から2時間も経った。
今はグループEの決勝・・・・が終わったところ。
「良かったですね、小暮先輩」
「ええ、久保君とは息が合っててとても良かったです」
「さてと・・・次は僕ですね」
「秀吉君と戦う為にも、勝ってきてくださいね」
「ありがとうございます!じゃ、行ってきます!」
すでに太陽は西の方角に傾きつつある時間帯
具体的に言えば、現在14:30
とうとう出番がやってきた。
「優子!」
「あっ、いた!明久君!!」
「そろそろ出番だし、行こうよ!」
「うん!アタシもそれで探してたから、良かった!」
「よし!じゃあ出陣だ!」
「おー!!」
意気揚々と1回戦に挑んだ
・・・のだけども・・・・
「「試験召喚(サモン)!!」」
「「試験召喚(サモン)!!!!」」
「あれ・・・・?」
出てきた召喚獣は何だかいつも見るものではなかった
全体的に青でオレンジと白が入り交じった鎧、
頑丈そうな鉄仮面、
手にはくの字に湾曲した不思議な形の剣が2本。
・・・何処かで見たような装備だった
「召喚獣の装備が・・・変わってる・・・?」
とりあえず1回戦は突破した。
操作性もちょっと変わって、何だかやりづらい。
何と言ってもこの大空〇ロ君の持ってるペ〇セウ〇みたいな装備が何とも言えない。
ババアは何処から声ネタを引っ張ってきたのだろうか・・・
結局僕たちはグループ決勝行を決めたのだけど・・・
「明久君・・・何だか調子で出てないね」
「・・・ああ、何か出ないんだよね・・・」
「でも決勝に行くんでしょ?こんなとこで躓いてちゃダメよ」
「うん・・・・ゴメン、優子」
いつもならばこんな所で弱気になるはずじゃないが、今は違う。
今度こそは、優子にいい所を見せないと・・・
見せないと・・・
僕は・・・・・・
「さあっ!!長かった予選もいよいよ最後のグループF決勝!!
両者大きな拍手でお迎えください!!」
88888~~
「先に来たのは、またまたと言わんばかりの究極軍団3-Aの2人!
吉井明久君と木下優子さんです!!」
「明久はどうなんだ?」
「何だか見てて、いつもの力が出せていないようじゃったぞ」
「・・・何だか・・・前に見た時と違いますね」
「?どういう事じゃ、葵殿」
「装備ですよ、吉井君の召喚獣」
「そういえば・・・何かアイツの装備違うな・・・」
「操作性が変わったとすれば、吉井君でも苦戦するのでは・・・?」
「ほう・・・・どうする、明久・・・・」
「後から入場は2-Aからの刺客、2年生では四天王と呼ばれる2人
東地青龍君と西海白虎さんです!!」
「初めまして、先輩!俺達通称東西コンビでーし!」
「調子に乗らないの!」
ばごっ
「いてっ!!白虎ぉ、お前真面目すぎっぞ」
「まあまあ、喧嘩はよしなって・・・空気悪くなるから・・・」
「ったく・・・すいませんね、先輩方・・・」
「いいのいいの、じゃあそろそろ始めようか!」
「・・・明久君も切り替え早いわね・・・」
今こそ、僕の力を・・・見せる時だ!!
教科 日本史
「行くぞ優子!!」
「ええ!!」
「「試験召喚(サモン)!!」」
「白虎!ネバギバだ!!」
「何処の言葉よ・・・まぁいっか!」
「「試験召喚(サモン)!!!!」」
3年Aクラス
吉井明久&木下優子
日本史
588点&593点
2年Aクラス
東地青龍&西海白虎
日本史
597点&601点
「あたし、日本史は得意だからね!!」
「覚悟してくださいよ、先輩方!!」
点数的にもキツイし、召喚獣の操作も本調子ではない。
下手したら、すぐにやられてしまいそうだ・・・
・・・?ん・・・?
召喚獣の体と武器が光っている。
・・・な・・・ま・・・まさか・・・アレか・・・!?
「優子!ちょっと下がってくれないか?」
「えっ!?」
「僕を信じてくれ!」
「・・・分かった!」
「先輩1人であたし達は・・・」
「止められない!!!」
召喚獣に向かって、頭に浮かんだ言葉を叫ぶ。
「必殺機能(ひっさつファンクション)!!!」
叫んだ瞬間、召喚獣が屈んで力を溜める。
敵との距離がどんどん縮まる。
1mを切った辺りで召喚獣が大きく飛び上がった。
「!?まさか!?」
召喚獣が大きく剣を振り降ろし、地面に接触した瞬間、衝撃波が放たれた。
衝撃波は2体の召喚獣を飲み込んで、壁に衝突した
「へ・・・・?」
「何が・・・あったの?」
相手の2人は何が起こったのか分からない顔をしている
2年Aクラス
東地青龍&西海白虎
日本史
0点
「・・・・・・明・・・久・・・君・・・?」
「・・・何だ・・・これ・・・」
「何という事だ!!!点数では明らかに上回っていた相手を一撃!!!
一瞬の出来事でしたが、吉井明久君、木下優子さんのペアが決勝進出です!!!」
動揺してあまり分からなかったが、間違いなくあの技は・・・
コス〇スラッシュだ。
「いやぁ~~先輩方おめでとうございます!!完敗ですわ~」
「何があったのか全く分からなかったです・・・」
「アタシも何があったのか分からないし、明久君の1人勝ちって感じね」
皆がそう言う。
ただの偶然に決まっているのに。
「それにしても・・・アッキーさんと優姐って仲良いですね!恋人みたいで!」
「ゆ、優姐!?・・・恋人って・・・///」
「あ・・・・あっきー・・・?・・・恋人・・・!?・・・///」
青龍君の表現は独創的だと思った・・・そして爆弾発言を軽々と言える勇気がすごい・・・w
「青龍・・・調子に乗らないでよ?(何であたしの気持ちには気づかないのよ・・・)」
「分かってるって・・・」
「そっちこそ、喧嘩するほど仲がいいんじゃない?」
それもそうかもしれない。
2人は喧嘩はするけど、仲が悪いようでは無いみたいだし。
むしろ・・・
「青龍君と白虎ちゃんの方が恋人に見えるよ?」
「!?先輩何と大胆な!!?」
「ふぇっ!!!?(この人、何て発言を・・・///)」
素直な考えを言っただけなのに・・・
まあ、人によれば大胆発言と捉える場合もあるかもしれないけど。
「白虎ちゃん?顔・・・赤いわよ・・・?」
「へっ!?ちょ、ちょっと暑くてっ!///」
「ん・・・?」
ふむふむ・・・そういう事か。
「先輩方、ありがとうございました!」
「ええ!またお手合わせ願いたいわ!」
「アッキーさん!また宜しくです!」
「ああ!それと青龍君!」
「はい?」
「良い娘を・・・持ったね・・・!」
「へっ!?それはどういう・・・」
「その内分かるよ!じゃ!」
青龍には・・・白虎ちゃんの気持ちに気付いてほしいと思うな・・・
何はともあれ、これで決勝に進んだ。
すでに日は暮れ始め、決勝の時間は刻一刻と迫る。
強敵ばかりだけど、絶対勝って連覇を成し遂げる!
そしたら僕は・・・優子に・・・
決勝まであと4時間30分
ごめん、秀吉・久保君・・・何か話が浮かばなかった・・・w
とりあえず明久の召喚獣が頭がよくなって変になりました。
いかにもL〇Xらしい・・・装備ですねw
後は、オリキャラの東西コンビは書いてる中では結構お気に入りです。
もしかしたらもしかしたで、このコンビを取り上げるかもしれないですw