僕と逆転とAクラス   作:金細工師

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4話アップです

3話との間隔は5分程度しかありませんw

ストックがありすぎて、逆に困るぐらいなんです・・・


僕と疑惑のAクラス

「明久お前・・・」

「僕には・・・分かんないよ・・・」

あのキスはなんだったんだろう。

 

「姉上がすまんかったのう・・・」

「秀吉は悪くないよ・・・でも・・・」

・・・木下さん・・・僕の事・・・

ガララッ!!

そんな微妙な空気を打開するようなドアの音。

入ってきたのは・・・

 

「Aクラスだなんて・・・頑張って良かったわ!!」

 

どこぞで見たようなポニーテール。

勝気な目とモデル体型。

・・・って・・・!?

 

「美波!?何でここに!?」

「アキ!?あんたこそ何でここに・・・」

 

・・・もうAクラスのレベルを疑いたくなってきたよ・・・。

去年Fクラスだったのが5人も・・・。

姫路さんもおそらく当確だろうし、6人。

これ、本当にAクラスなのかな・・・?

 

その後、姫路さん、久保君、工藤さんなどがやってきた。

姫路さんの驚きっぷりには、正直こちらが驚かされた・・・。

・・・久保君は冷静さをなんとか保ってたけどね・・・w

 

木下さんも何とか無事戻ってきた。

けど、何だか目が合うと恥ずかしい・・・。

 

 

ガララッ

 

しばらくすると、知的な眼鏡をかけた高橋洋子先生が教室に入ってきた。

やっぱり、Aクラスは高橋先生なんだね・・・。

 

「みなさん、進級おめでとうございます」

 

話がどんどん進む、さすがAクラス。

さっさと進んでしまって置いてかれないか心配だ。

 

「では、クラス代表の発表をしたいと思います」

クラス代表かぁ・・・霧島さんが妥当じゃない?

 

「Aクラスの代表は霧島翔子さん・・・」

ほらね、やっぱり。

霧島さんは2年連続のAクラスだいひょ

「の予定だったのですが、学園長の要望で坂本雄二君にお願いすることになりました」

 

!?

 

一瞬、時が止まった。

 

Aクラス代表が、雄二だと・・・?

 

「俺だと!?」

 

当の本人ももちろん驚いている。

 

「では、クラス代表に挨拶してもらいましょうか」

 

「マジか・・・」

 

驚愕の表情が抜けない雄二が中央に立つ。

 

「・・・今でも信じられないが、Aクラスの代表を務めることになった坂本雄二だ。

 さて、俺はこのAクラスの皆に話したい」

 

???

雄二が何か問いたそうで教室内が少しざわついた。

 

「誰でも分かるようにAクラスは学力が最高のクラスだ。

 しかし、学力には優れているが、Aクラスには決定的な弱点がある。

 それは・・・」

 

「行動力だ」

 

行動力・・・。

確かにAクラスは優等生な為か、行動力に欠けているように見えた。

 

「Aクラスは優等生という呪縛に捕らわれている。

 そのせいで行動力に欠けているんだ。

 だから俺は、そういう呪縛に捕らわれない、いわば今までの常識を覆したAクラスを理想にしている」

 

雄二も・・・アドリブのはずなのに、頭がキレてるね・・・

さすが元・神童だ。

 

「学力、行動力共に優れた最強のクラス作りを約束する。

 何はともあれ、衝突することもあるかもしれないが、

 1年間よろしく頼む」

 

雄二のスピーチが終わった瞬間、歓声が沸いた。

 

「坂本もやるわね・・・」

「あれはあれで、雄二らしいのぅ」

「・・・・・・大胆発言だな」

「坂本君には頑張ってほしいですね、翔子ちゃん」

「・・・うん、雄二はAクラスをきっといいクラスにしてくれる」

「坂本君デカいこと言っちゃって大丈夫なのかな~?」

「大丈夫だよ、工藤さん」

「吉井君?」

「雄二なら・・・きっとやってくれるよ」

「ふふ~ん、それなら信用できるカナ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

新生Aクラス、新代表と共に始動。




Aクラス代表はみんな頭良くさせようと思った時に雄二に決めました
つーか、元から代表は雄二でいいかと思ってましたが・・・w

まあ、ここから明久と優子姉さんの妖しい関係がちょっとずつ始まっていきます

妖しいの意味は今後のお話に期待?してくださいw

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