魔法少女リリカルすれいや~ず!   作:タカヒロオー

12 / 115
最初にお詫びです。操作ミスにより、設定そのいちが消えてしまいました。新たな設定は無印編終了時ぐらいにまとめて発表したいと思います。どうも申し訳ありません。
さて、いよいよリナとなのはが本格的に始動します。リナのバリアジャケットは果たして…?


九、突き進め リナとなのはの 初タッグ

SIDE:リナ

 

起動コードを詠唱すると、暗い蒼色の光に包まれ、そして次の瞬間あたしの身体は魔法少女そのものとなった…んだけど…

 

「ふえぇ~!?な、何この格好!」

 

そう、今のあたしの姿はアイドルのステージ衣装そっくり…薄い翠色のフリフリの

ミニスカートで、ポニーテールの髪留めは濃い翠色の大きなリボンに変わってる…

どっかで見たような覚えはあるんだけどなぁ?

 

「ちょっとゼル!この格好は何よ!?もしかしてあんた、こんな趣味してたの!?」「知らん。あくまでお前の深層心理を読み取った結果だ。お前にそんな願望があったとはな…」

「う、嘘…」

ち、ちょっと待って…この格好、どこかで見たような気がすると思ったら、昨日見た歌番組に出てたアイドルの衣装そっくりじゃない!え~と、確か…そうだ、那珂川翔子!!ま、まぁ可愛い衣装だなとは思ったけど…

 

「う~、仕方ない!まぁ動きやすそうだし…」

 

ちなみにゼル(正式名称は長いから短縮!)は短剣になっていた。このぐらいのサイズなら使いやすそうね。

 

「…なのはも凄い魔力だったけど、リナも凄まじい魔力を感じる…これなら何とか

なるかも!それじゃ、魔法の使い方を…」「あ、それなら大丈夫。使い方ならわかるから。」

「えっ…使えるって…」

「そんなことより、肩に乗って!全速力でなのはを追いかけるわよ!」

あたしの言葉に半信半疑ながらも、ユーノは肩に乗ってきた。

 

「久々にいくわよ!翔封界[レイ・ウイング]!」

 

あたしが術を唱えると、身体の周りに風の結界が発生し、空に浮かび上がる。

 

「ユーノ、しっかりつかまってなさいよ!GO!」

 

掛け声と同時に、あたしは高速飛行でなのはの飛んで行った方へ向かう。

 

「リ、リナ、どうして魔法の事を知ってるの?この星には魔法文化はないはずなのに…」

「あ~、ちょっと事情があってね…先に

あの怪物始末して、それから説明するわ。それでいいでしょ?」

「…わかったよ。あ、なのはがいた!

えっ?レイジングハートのあの形状、なのはってあの子…砲撃型!?」

 

ユーノの視線の先を見てみると、なのはが逃げる怪物に向かって砲撃魔法を撃とうとしていた。構えている杖にはトリガーが

付いていて、まるでカノン砲みたい…

 

「封印砲、いっけ~!!」

『ディバインバスター!』

 

なのはの掛け声と同時に、桜色をした4本の直射砲が怪物に襲いかかる。う~ん、

あれはあたしの術の中でも、上位クラスの威力がありそうね…でも!?

 

「外した!?」

 

そう、3匹はヒットして消滅したものの、残る1匹は砲撃を避け、逃亡を続けている。あたしはそれを確認すると、スピードを上げ怪物に急接近すると同時に、術の準備を始める。「なのは、そこ退いて!」

「ふぇ、リ、リナちゃん?その格好は…」「それは後!早く退いて!!」

「は、はぁい!!」

 

あたしの怒鳴り声になのはがあわてて前を開ける。よし、今だ!

 

「吹っ飛べ~!!魔竜烈火咆[ガーヴ・フレア]!!」

 

あたしが呪文を唱えると、手のひらから赤い炎の直射砲が怪物に直撃し、あえなく

怪物は消滅した。そしてその後には…

 

「これは…宝石?」

「そう、これがジュエルシードの本体…

なのは、レイジングハートを宝石にかざして。」

「こ、こう?」

『シリアルナンバー、18・19・20・21、封印します。』

なのはの杖(レイジングハートっていうらしい)に宝石が吸い込まれると同時に、なのはの防護服が解除され、いつもの私服姿に戻る。それじゃ、あたしも…

 

「バリアジャケット、解除。」

 

…これでよし、っと。と思ったらなのはがへたりこんでしまう。まぁ、初めて魔法を使ったんだ、仕方ないか…

 

「大丈夫、なのは?怪我はない?」

「う、うん。わたしは大丈夫…でも、どうしてリナちゃんがここに?」

 

あたしは苦笑いしながらなのはの問に答える。

 

「あたしにも聞こえたのよ、ユーノの声が。」「ユーノ?」

「そのフェレットの名前。それで窓の外を見てみたらなのはが飛び出してくのが見えたから追っかけてきたのよ。」

「そうだったんだ…ありがとう、リナちゃん。」

 

そう言うとなのはは立ち上がる。そこへユーノが話しかけてきた。

 

「2人共ありがとう。おかげでジュエルシードは封印できたよ。ところでリナ、さっきの質問だけど…」

 

うっ、忘れてなかったか…

 

「どうしてリナは、教えてもいない魔法を使えるの?しかも、術式も僕やなのはとは全然違う…これはどういう事なの!?」

「リナちゃん、隠し事は無しだよ…私たち、親友でしょ?」

 

な、なのはまで…

 

「リナ、観念したらどうだ?俺も色々聞きたい事があるしな…」

 

「…え~い、解ったわよ!全部説明するから、この場を離れましょ!人が来たらマズイわ…」

 

やれやれ、とんでもないことになったみたいだわ…

 




…あっ、どうか石をなげないで~!?
ということでリナのバリアジャケットは
『艦これ』の那珂ちゃんの改ニ衣装(色違い)でした。ちなみに那珂川翔子ちゃんは、那珂ちゃんの転生体です。(笑)
那珂ちゃん、夢がかなってよかったですね~。
それでは次回、「十、リナとゼル あんたらどうして こうなった」
「この作品が嫌いになっても、リナちゃんの事は嫌いにならないでください!」
「リ、リナちゃん…(汗)」

(BYリナ&なのは)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。