NO SIDE
リナ、なのはと一緒に魔力測定を受けた
アリサとすずか。高い魔力値と希少なレアスキルがある事がわかり、クロノとリンディからインテリジェントデバイスを提供される事に…
SIDE:リナ
あたし達が待機している応接室(日本庭園)に、時空管理局の制服を着た10代半ばの少女が入ってきた。
「頼まれたデバイスお持ちしました~。」「ありがとうエイミィ。…紹介しておくわ。エイミィ・リミエッタ、このアースラのオペレーターよ。」
「エイミィ・リミエッタです。よろしくね!」
こちらこそよろしく…って持ってきたそれが2人のデバイス?赤い宝石が付いた腕輪と青い宝石の付いた指輪…
「腕輪がアリサさん、指輪がすずかさんのデバイスよ。手にとって力を込めてみて。適正があればデバイスが答えてくれるはずよ。」
「「はい。」」
2人はそれぞれのデバイスを手に取ると、目を閉じて力を込める。
するとデバイスが光り輝き…
『おぅ!嬢ちゃんが俺のマスターかい?!』
『はじめまして。貴女が私のマスターですわね。』
どうやらアリサのが親分肌の男性型、すずかのが令嬢っぽい女性型みたいね。
「よろしく、アリサ・バニングスよ。」
「わたしは月村すずか、よろしくね。
それであなた達の名前は?」
『…実は俺たちには名前がないんだ。』
『ですから、私達に名前を頂けるかしら?』
デバイス達の要望に、アリサとすずかは
首をひねって考えた。いい名前思いついた?
「そうね…決めた!あんたの名前は[フレイムアイズ]よ!!頼りにしてるわよ!」
『フレイムアイズ…炎の瞳か、気に入ったぜ!これからよろしく頼むぜ、アリサ!』
「貴女の名前は…[スノーホワイト]なんてどうかな?私の好きな童話からもらったんだけど…。」
『スノーホワイト…白雪姫からですわね。素敵な名前をありがとう、スズカ。』
はは、早速お互い仲良くなれたようね。
…っと、いけない、もうこんな時間?!
「リンディさん、今日のところはこれで
解散していいですか?」
「あら、もうそんな時間?送るのはあの
倉庫街でいいのかしら?」
はい、自転車をおいているので…アリサ達は?
「わたし達もあそこでいいわよ。鮫島に
待機してもらってるから。」
「それじゃ、こちらで反応があったらすぐ連絡するわ。これからお互い協力して頑張りましょう。」
倉庫街に転送してもらったあたし達は現地で解散する事にした。
「アリサちゃん、すずかちゃん、ごめんね巻き込んで…」
「別にいいわよ。それに何か面白そうじゃない?」
「そうだよなのはちゃん。それに今まで
何も手助け出来なくてもやもやしてたから…」
「2人とも…ありがとね。あ、そうだ!
今度の日曜日、あたし達魔法の特訓するんだけど一緒に…」
「「する!!」」
OK、それじゃジュエルシードの探索に
フェイトの件、色々あるけど頑張っていくぞ~!!
NO SIDE
時は流れて日曜日。アリサとすずかを含めた4人は特訓を始めた。
「まずはじめにセットアップしてみようか?自分の防護服(バリアジャケット)をイメージしながら「セットアップ!」と唱えてみて?」
「ん、わかったわ。いくわよ、フレイムアイズ!」『おうよ!』
「お願い、スノーホワイト!」『いきますわよ!』
「「セットアップ!」」
掛け声と共に2人の身体がそれぞれの魔力光に包まれバリアジャケットを形成する。
アリサは赤を基調としたローブに身を包みその右手には小型の銃剣が握られている。
一方すずかの方は、青を基調としたローブで、手にはめられたグローブには宝珠が
填められている。
「なるほど…アリサのが遊撃タイプで、すずかの方は後方支援タイプみたいだね。
2人とも良く似合ってるよ。」
ユーノが2人をほめると、2人とも頬を赤らめ照れた表情を見せる。
しかしその後ろでリナが不機嫌な顔でにらんでいた事に気づいたのはなのは1人だけだった…
「リ、リナちゃん…?」
「…あん?!」
「ひぃぃ~っ、な、何でもないの…」
「あ、そう…」
『レイジングハート、リナちゃんからどす黒いオーラがでてるの…。』
『マスター、今のリナさんに近付くのは
危険行為です。というか私は今すぐ逃げたいです!』
その後、ユーノがリナから「O・SHI・O・KI」されたのは言うまでもない…。
次回、アリサとすずかが初実戦!さらに
なのはのあの名台詞も?
それでは次回、「十九、海の上 必ず届かす この思い」
それでは…
「リリカル、マジカル、頑張らなくても
わたしが一番よ!ほ~ほっほっほっほっ」(BYプレシアの中の人・白〇の〇ー〇)