ガールズトークがうまく書けたか心配だ…(ドキドキ)
NO SIDE
レヴィ、ユーリ、シュテルに続き王様ことディアーチェも合流。
残るはレヴィの思い人・織斑一夏。しかし初日は見つからず、とりあえず部屋割りを決める事となったのだが…。
SIDE:レヴィ
「…それじゃ、はやての部屋に王様とユーリ、あたしたちの部屋にシュテル、…ってことで。」
うん、ボクはそれでかまわないけど…王様やシュテルんは?
「我は構わん。こちらが世話になるのだからな…ユーリ共々よろしく頼むぞ子鴉?」
「任しとき王様!2人とも着せ替えがいがあるから楽しみやわ~っ。」
「えっ?えぇっ?!」
…どーやら子鴉ちんは王様とユーリでコスプレするみたい。
「…私も問題無いですよ。こちらのなのはと話すのが楽しみです。…確か彼氏がいると聞いているのですが。」
お~、シュテルんはがーるずとーく?
「…にゃはは、まぁ…そっちの世界のわたしは彼氏いないの?」
「…はい、彼氏はいませんが…フェイトという伴侶はいますよ?」
「…はいっ?!」
…にゃのはとへいと、こっちの世界じゃ仲は良いけどイチャイチャはしてないんだよね~、なんか不思議。
「…そっちの世界じゃわたしとなのはが付き合ってるの?」
「はい、それはもうラブラブで…」
…盛り上がってるなぁ…よし、今日はボクもシュテルんとリナリナの部屋に…
ガシッ!
「へっ?」
いきなり肩をつかまれ後ろを振り向いたらそこにはありしあ。
「レヴィはあたしとフェイトの部屋でしょ?!…今夜も寝かさないよ?」
ふ、ふえぇ~っ?!ありしあとぷれしあのおばちゃん、寝かしてくれないもんなぁ…まぁ、お姉ちゃんとお母さんみたいで嬉しいんだけどさ。
「…ごめんねレヴィ、お姉ちゃんと母さんが…」
謝ることはないってへいと?別にやな訳じゃじゃないから。それよりも気になんのは…
「はは~ん、一夏のことが心配なんでしょレヴィ?」
リナリナが察したように声をかけてくる。
「だ、だって…どんだけ一夏のデバイスに通信入れても反応ないなんて、今までなかったし…」
「大丈夫よ、あの一夏があんたや家族をほったらかしにしてどこかに行っちゃうなんてありえないって!」
リナリナ…うん、そうだよね、一夏は必ず帰ってくる!
「うんうん、やっと笑顔がでたわね。まぁ、明日はアリサやすずかも助っ人に来るし、あたしとアメリア、マテリアルズの皆で探しに行こっか?」
「えっ、わたしと良牙くんのデート…?」
「なのはと良牙はデートしながら探してもらうわ。一夏の映像データはデバイスに転送しとくから。」
…さすがリナリナ、抜け目がない。
「…そういえばリナとアメリア、お前らの彼氏をまだ紹介して貰っておらぬな?」
「「?!」」
あ、王様の一言でリナリナとアメリん固まった。
「わ、わたしの彼氏のゼルガディスさんはクロノ提督の副官で…今は遠距離恋愛なんですっ!」
そういうアメリアは何だか寂しそう。でもわかるなぁ…ボクも一夏が1日いないだけで耐えられないもん。
「あ、あたしの彼氏はね、え~っと…」
「やぁリナ、それにみんなもお疲れ様…あれ、リナどうしたの?顔真っ赤にして…」
「…うるさいこのド天然?!…どーしてこのタイミングでくるのよ全く…」
えっ?ま、まさかリナリナのダーリンって…ししょちょーなの?
「なんと。…まさか師匠がリナの彼氏だったとは…驚きです。」
「わたしもビックリですぅ~っ!」
シュテルんもユーリも驚いてる…そりゃそうだよね。
「…しかしあのリナの心を射止めたのがあの優男とはな…。いったいあいつの何処に惚れたんだ?」
王様の疑問に答えたのはリナリナ…じゃなくにゃのは。
「にゃはは…こっちの世界のユーノ君はリナちゃんの前世の旦那様の転生 体なんだよ。ガウリイ・ガブリエフっていって、凄腕の剣士だったんだって。」
へ~っ…でもししょちょーはししょちょーでしょ?
「ところがどっこい!ユーノ君、剣の才能も受け継いだらしくてな、今ではシグナムやフェイトちゃん相手でも互角以上やねんで?」
「うん、特に居合いが得意で気を付けないと一撃だよ。」
マジで?!…そーいや、こないだ別れる時に「次会った時はペアで対戦」って言ってたよーな。
「もう、せっかく内緒にして驚かしてやろうと思ってたのにバレバレじゃないのっ!」
リナリナは色々バレて顔真っ赤。…でも羨ましいなぁ。ボクも早く一夏と会いたいよぉ…どこにいるの、一夏?
NO SIDE
こうして少女たちがガールズトークに花咲かせてる頃、時同じくして学院から少し離れた森の中に1人の少年が倒れていた。…言うまでもなく織斑一夏、その人である。
一夏の側には白い髪の毛の少女・白雪がやはり気を失っていた。そして…
『…やっとみつけた、ご主人たま…でも今のあたしじゃ助けられない…あたしのオリジナルと夜天の管制騎、彼女たちに会わなくちゃ…』
暗闇の中、一夏たちを不安げに見守っていた『何か』は意を決したかのように踵をかえすと、
『…もう少しだけ待っててご主人たま。すぐ助けを呼ぶから!』
そう心に誓い麓へと降りていった…
SIDE:リナ
チュンチュン…
小鳥のさえずりであたしは目を覚ました。
「ふわぁ~っ、よく寝たぁ…ってまだこんな時間?まだ朝の5時じゃない?!」
ふと周りを見渡すと、なのはやシュテルはスースー寝息を立てて眠ってる。
(…まだ起こすのは可哀想だし…仕方ない、散歩にでも行くか。)
あたしは散歩着のトレーナーに着替えるとドアをそっと開け、外に出た。
「はぁ~、たまには早起きもいいもんね。さて、そこいらでも…ん?」
あたしの視線の先には、1匹のキツネ…ってこれ、ハネキツネじゃない?!
…でもナハトとはカラーリングが違う。紫色のナハトに対してこの子は翠色。この子いったい…と思ってたら?
『…やっとみつけた…助けて…あたしのご主人たま…イチカを………』
ハネキツネは念話でそう告げると気を失ってしまった。
「ち、ちょっと?!…ダメだわ、かなり衰弱してる…」
あたしも回復[リカバリー]程度は使えるけど、ここまで弱ってたら逆効果になるかも…
「L様、アメリアとレヴィに回線繋いで!急いで!」
『あいよ!でもこの子…いや、後で話すよ。今は…』
『…ふわあ~、どうしたのよリナ、こんなに朝早く…』
『…ふにゃあ、このカレー辛すぎるよぉ…もっとハチミツかけてぇ…むにゃ…。』
…どんな夢見とんだレヴィ(おまい)は…ま、一発で目覚めさせてあげるから!
『…緊急事態よ。ハネキツネを1匹保護したんだけど、どうやら一夏のことを知ってるみたいなの。だから…』
『…!(ドビュン…ゴチンっ)…痛っ?!なんだよもう~っ!(ドビュ~ン)』
『…行っちゃった…でも何にぶつかったんだろ?』
さあてね?…とにかくアメリア、あんたもすぐにこっちに来て?この子、大分衰弱してるみたいだから復活[リザレクション]かけて欲しいのよ、お願い。」
『わかった、すぐにそっちに向かうから待っ…』
「リナリナぁ~っ!」
のあっ?!レヴィ、もう着いちゃった…いくら何でも速すぎない?
「だって、だって…それより一夏の手がかりって?!」
…まぁ落ち着きなさいっての。まずはこの子が目を覚ましてからね。…でも何か起きそうな予感がするわ。
「いちかぁ~っ?!」
あぁうるさいっ!!
はい、短めの割には色々ありましたね(笑)。
次回はいよいよマテストチームが全員集合?!…さらに謎のハネキツネの正体はっ!…こうご期待ください。
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