魔法少女リリカルすれいや~ず!   作:タカヒロオー

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今回からタグに魔法先生ネギま!がはいります。(ただし、一部設定のみ、キャラは出さない予定。)


五、スパパーン そしていよいよ 学校へ

SIDE:なのは

木刀を構えたお兄ちゃんに対し、神威さんが手に持ったのはまさかのハリセン…

お兄ちゃんは顔真っ赤にして怒ってる。

 

「それでは試合開始!」「うおりゃー!」

お父さんの試合開始の合図と同時に、お兄ちゃんが打ってかかる。でも、神威さんは避けようともせずハリセンで受け止めた?

「なっ?そいつは鉄扇なのか?」

「いいや、普通のハリセンさ。ただ俺が

ちょっと気合いをこめれば…はぁっ!」

 

神威さんがハリセンを構え直し、気合いをこめた瞬間、全身が光った気がしたの。

 

「なんなの、今のは…」「なのは、今のが見えたの!?」

リナちゃんが驚いた様子で聞いてくる。

私は頷くと、疑問をぶつけてみる。

 

「リナちゃん、今のは何なの?神威さんの身体に光が集まっていったように見えたけど…」

「…悪いけど、その話はあとね。でないと勝負が一瞬で終わっちゃうわ。」

 

そう言ってリナちゃんはまた眼前の戦いに目を向ける。私も構える2人の方を見る。

やがて、動くに動けなかったお兄ちゃんがしびれを切らし、神威さんに切り込む。

 

「えぇ~ぃ!」「お、さっきよりいい踏み込みだ。だが、これで終わりにするぜ。くらえ!ハリセン…ストラーッシュ !!」

スパパーン!!

 

次の瞬間、お兄ちゃんは、道場の壁に叩きつけられ、気を失っていた。

「えっ…え~っ!?い、今の何?何が起きたの!?」「だからいったでしょ、一瞬だって。」

 

私とリナちゃんが会話を交わしていると、神威さんは頬をぽりぽり掻きつつ、お父さんに謝っていた。

 

「すまん、ちょっとやり過ぎた。でも流石お前の息子だな。太刀筋なんかよく似てるわ。ま、目を覚ましたら面倒は見てやるって言っといてくれ。」

「あぁ、わかった。しかしお前も相変わらずだな。」

「まぁな。それじゃ俺たち家に帰るわ。

リナ、帰るぞ。」

 

「待って、お父さん。なのはがお父さんに聞きたい事があるんだって。」

「あの…神威さん、さっき気合いをいれたとき、身体が光ったのは何だったんですか?」

神威さんとお父さんはその言葉を聞いて、顔を見合わせる。

 

「なのはちゃん、あれが見えたのかい!?こいつは驚いたな…」

 

神威さんはびっくりした表情で私の質問に答えてくれる。

 

「あれは、咸卦法(かんかほう)っていって簡単に言ってしまえば気力と魔力を合わせて、身体や武器の能力を上げる技なんだ。でも、5歳の子供が見えたのはすごいな…」

 

私は話を聞いて、ある決心を伝える。

 

「神威さん!私にそのかんか…ほう?を

教えて下さい!私、もっと強くなりたいんです。友達や家族を守れるように。」

「なのは、それは…」

 

お父さんは心配そうだ。でもリナちゃんが助け船をだしてくれた。

 

「お父さん、あたしからもお願い。って

いうか、いつになったらあたしに教えて

くれるの?また今度また今度って、もう

だいぶたつよ?」

「……一つだけ約束してくれ。この力は、家族や友達を守る為に使う。決して私利私欲には使わない。約束できるか?」

「「はい!!」」

 

わたしとリナちゃんは神威さんの問いかけに答える。

 

「解ったよ。ただし、まだお前らは小さいから、ジョギングと基礎トレーニングからだ。咸卦法はそれから。いいな?」

「「はい!!」」

 

早速、次の日から早朝ジョギングを始めたの。もちろんリナちゃんも一緒。わたしは運動神経0だから、頑張らなくちゃなの。でも、必ずマスターしてやるの!

 

 

そして月日は流れ…

 

「ほら、なのは、早くしないとバスに遅れるわよ!」

「わ~まってよリナちゃん!」

 

私達は小学生になりました!




はい、今回で幼少期は終わりです。次回から小学生、そして無印&無印編へと進みます。アリサ&すずかも次回で登場!
それじゃ、次回「ツンデレと なのはと2人 大ゲンカ」 次も見てくんないと、暴れちゃうわよ!(BY ア○サ)
リナ「てか、あんた誰?」

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