東方機体伝   作:ライオネル

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 3話目です。

やばい話が進まん
これがやりたかっただけの所まで一体何時になったら進むんだろうか(作者談





零章・博霊神社編
巫女さんとの遭遇


 

 

ーー博麗神社・境内

 

 

 

 

 

魔理沙「ほら、ついたぜ。」

 

千斗「っと、ふぅ・・・ここが。」

 

不馴れな2人乗りから解放され、一息つく。

というのも、目的地に到着した訳で。

 

 一晩霧雨の家でお世話になった俺は、なんやかんやあり、此処『博麗神社』という神社に来ていた。というか、連れて来てもらった。もちろん、霧雨に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

千斗「ごちそうさまでした!」

 

 これは昨日の出来事。

晩御飯に、なんと霧雨が手料理を振る舞ってくれた。いや霧雨の家なんだから当たり前だが。

 

魔理沙「はい、お粗末様でした。」

 

それが美味いなんのって、霧雨という美少女が作ってくれたのも相俟って、もはや店で出しても遜色ないくらいの味だった。

 

魔理沙「それじゃあ、お皿洗うから。」

 

千斗「いや待って、それは流石に俺が……。」

 

魔理沙「いいから、千斗はその辺で寛いでて?」

 

とまあ、新婚さんみたいなやり取りをしながら(意識したら赤面しそうだが)、霧雨は台所に消えていった。てかいつの間にか名前で呼ばれてるし。

 

食事まで用意してくれて、申し訳ない気持ちだが、家主がやるというので、俺が口を挟む権利は無い。手持無沙汰になった俺は、食器洗いをしている霧雨を尻目に、一人椅子に座りボーっとしていた。あまり他人の家をキョロキョロするのも気が引けるので、あえて何もしない事を選んだ訳だが。

 

すると、急激に眠気が襲ってきた。

 

 満腹で牛になってると、当然眠気は襲ってくるものだが。今日は本当に色々とあったから、いつもより余計に眠気を感じる。美少女に色々と世話を焼いてもらい、自分はだらける、なんてシチュエーションも、案外拍車をかけているのかもしれない。それが良くないことであるのは、言うまでもないが。

 

 だからといって、家主を差し置いて寝るわけにはいかないし、俺は椅子に座りつつもこれからの事を思考することにした。この世界に来たばかりで、右も左も分からないことだらけだから当然であるが、やっぱりどうしても考えが纏まらない。

 

自分がどうしてここにいるのか、ここにこれたのか、この世界は何なのか、元の世界とは何だったのか、考えるとキリが無いし、自分だけで答えを出すのは不可能だと、分かってはいるが、どうにも落ち着けないというか・・・いやこれやっぱり霧雨だけに食器洗わせるの不味かったんじゃないか!?

 

 まぁわかってた。本当に落ち着けない原因は何なのかってのは。霧雨に寛いでいてと言われたその時は、彼女の気を損ねないように、といってもこれは無意識の自己防衛ではあるが、無理やり自分を納得させた。

 

 しかし椅子に座り、しばらく心が落ち着いた所で、いざ冷静に振り返ってみると、寝床を世話してもらい、食事を用意してもらい、片付けまでお任せするなんて、良心の呵責を感じずにはいられないではないか。

 

 最初は最もらしく自身の境遇について考えてはみたものの、やはり心のどこかで霧雨の事を考えてしまう。いやもちろん変な意味じゃないよ?

 

 実際のところ思考に耽りつつも、やっぱり手伝いに行こうか、とか、何かやらんと申し訳ねぇ、とか考えたりした。しかし良いよと言われた手前、無理に恩を返さんでも・・・いやしかし世話になりすぎでは・・・。何度か椅子から立ったりもしたが、どうしても足がそこへ向かわなかった。

 

そうこうしているうちに、キッチンから食器が擦り合う音が途絶えた。とうとう踏ん切りが付かず、行動には移せなかったようだ。笑ってくれて構わんよ……。

 

魔理沙「ごめんね、おまたせ。」

 

 全然待ってないよ!と心の中で言っておく。もちろん声には出さない。そんな勇気ないからね。

 

千斗「いや、こっちこそごめん。料理もしてくれたのに洗い物まで……。」

 

魔理沙「いいの。私が好きでやってるから!」

 

 

……天使かな?

めちゃくちゃかわいい。もはやかわいいという言葉では言い表せない。めちゃくちゃ尊い。いい子すぎる。やべぇ語彙力が足りない。

 

そんな現代に舞い降りた天使は、眩しいくらいの笑顔で俺を見てくる。と、思ったら今度はいきなりハッとした表情になると、そのまま俯いてしまった。

 

千斗「ど、どうしたんだ霧雨?」

 

魔理沙「だ、大丈夫……なんでもない・・・だぜ。」

 

ホントに大丈夫なのだろうか?なんかプルプル震えているんだが……。

 

魔理沙「……そ、そんなことより千斗!何か私に聞きたいことはないか!?」

 

千斗「え?なんで?」

 

魔理沙「ほ、ほら、千斗は外来人だろ!?まだ分からないこともあるだろうしな!」

 

と、早口で捲し立てる彼女。

どうやら話題を変えたいらしい。かなり強引な話題転換だが、反発する理由も無いのでそのまま話に乗ることにする。

 

千斗「あぁ、うん。まあそうだね。じゃあ聞いてもいいかな?」

 

魔理沙「あぁ、いいぜ!どんとこい!」

 

さっきまでの清楚な感じはどこへやら、男勝りな口調で喋る彼女に違和感を感じずにはいられないが、変に追求しない方が良いと直感が言っているので、気にしてない振りをする。

 

千斗「えっと、俺って元の世界に帰れるの?」

 

と聞いてはみるが、本当はあまり期待してはいなかった。こういうのは大抵は帰れないのが普通だし、帰るとしても魔王を倒さなきゃいけないとか、そういうのだろうし(偏見)。なんて事を考えていると

 

魔理沙「あぁ、多分帰れるぜ?」

 

と、予想外の返答が来た。これには思わず

 

千斗「……え、帰れるのか!?」

 

驚きと若干の嬉しさに声が大きくなってしまった。

 

魔理沙「あ、あぁ。多分な?」

 

……霧雨も少し引いている。当然である。

我に返った俺は目を瞑り、一呼吸いれると今度は落ち着いて霧雨に問いかける。

 

千斗「えっと、それはどうやって?」

 

 今度は努めて冷静に質問をしたはずだ。すると、霧雨は得意そうに

 

魔理沙「博麗神社に行くんだぜ!」

 

 

 そう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ─────────────────

 

 

 

 

 

 

そして、今に至ると。

 

 まあ、自慢気に神社の巫女の説明をしてる霧雨だったり、此処に来るまでに、いろいろと有ったんだがそれはまた、別のお話で……。

 

 因みに神社まで霧雨に物理的に送ってもらった。

具体的に言うと箒に乗せて貰ったのだ。

流石、魔法使いというだけあって、空を飛ぶのも御手の物らしい。

 

 空を翔ぶにあたって、最初は驚きもしたし怖さもあったが、慣れると自転車の2人乗りの要領で、想像したほどの恐怖は感じなかった。まぁ怖かったのは間違いないんですけどね。

 

霧雨が俺を気遣って、安全運転してくれたのかもしれない。それにしたって、我ながら大分異世界に順応しているようである。

 

 

 神社に到着したのは、箒に乗せてもらってから10分少々といったところ。博麗神社の本堂は随分高いところにあるようで、来る途中にあっためっちゃ長い石段が特徴的だった。まあ自分たちは空を飛んで来てるので関係ないが、あれ歩いて向かうのキツすぎんか?と思ったり。

 

 そうして大きな鳥居を潜ると、ずいぶん遠くに本堂が見えた。200メートルはあるように感じるが、いくらなんでも遠すぎるのでは・・・?

色々と参拝客に優しく無さそうな神社だな。

 

その本堂の外観は、外で見る近所の神社よりは、少し大きいってところか。平均サイズがどれほどなのか良く分からないが、特別大きいって訳でも無さそうだ。見た目も普通の神社みたいだが……。

 

ーーと、ここで霧雨が言ってたことを思い出す。

 

 

魔理沙『あそこの巫女は普通の人間じゃないぜ。』

 

 霧雨はその時、『行けば分かる』と言って詳しくは教えてくれなかったが。

な、なんかゴツい巫女が居るのだろうか……。種族『巫女』ってくらいだしな。

 

 とにかく、百聞は一見にしかず、巫女さんに会ってみよう!

 

 本堂の前まで行くと、ポツンとお賽銭箱が置いてあった。俺はそれに、何だか得体のしれない寂しさか、虚しさか、上手く言葉では表せない、何かを感じた。一体何なんだこの感覚は・・・。

 

魔理沙「おおーい!

    ・

    ・

    ・

霊夢ー! 来たぜー!」

 

 俺が謎の悪寒を感じていると、霧雨は一見誰も居なさそうな母屋?の中へ声を掛ける。

 

・・・しかし返ってきたのは、沈黙。

 

魔理沙「霊夢ー? いないのかー?」

 

?「・・・はいはい、いるわよ。」

 

 と思いきや母屋の中からうんざりしたような表情の女の子が出てきた。

 

ーーあの子が、巫女さん……?

 

 若いな・・・。『巫女さん』と何となく思い込んでいたので率直にそう感じた。

 

 その子の髪は黒み掛かった茶髪で、大きな赤いリボンで後ろに纏めてある。背は霧雨と、同じか少し小さい位か?

あ、でも霧雨のお洒落な黒三角帽分入れると、少し巫女の方が大きいかな?

 

魔理沙「よう!霊夢!」

 

霊夢「ったく。またあんた……?

なに、暇潰しにでも来たの?」

 

魔理沙「いや、今回は違うぜ? 実はだな……。」

 

 と、二人で会話し始めた。処遇、ガールズトークと言う奴だろうか?

別に俺は部外者だから話に入る必要なんて無いが。

 

 いや、別に疎外感感じてる訳じゃないですよ?

女の子二人、しかも一人は全く面識ない人だし、その会話に混ざるトーク力も勇気もないのにどうしろっていうのか。ここは黙ってじっとしているのが一番正解なんだ、そうだ間違いない。

 

 二人が何を話しているのかは断片的にしか聞こえないため良く分からないが、俺のことについて話をしているのは間違いないだろう。

 

 と、思考に耽っていると、おもむろに巫女がこちらに歩いてくる。その目はまっすぐ俺を見据えていて、俺の前に立つと、開口一番にこう言い放った。

 

霊夢「それで、あんたがその外来人ね」

 

千斗「………?」

 

その意表を突く問いに、俺の思考が一瞬フリーズするが、すぐに『外来人』と言う言葉が俺を指していることを察知して

 

千斗「あ、あぁ、なんかそうらしいな。」

 

 と、やや曖昧な返事をした。『外来人』なんて呼ばれ慣れてないので、認識に時間がかかるのも無理は無いのだが。

 

 すると巫女は俺の顔をまじまじと見てくる。

な、なんだ?俺は見つめられるのは苦手だぞ……。

そんな見るほどの価値無いと思うんですけど。

 

 誰かに見つめられることに慣れてない俺は、思わず表情を強張らせながら、目が泳いでしまった。誰だって女の子に見つめられたら、目を合わせ続けるのは難しいと思うが、何が良くないって、この博麗霊夢という巫女。

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 霧雨も大概天使だったが、この子も負けず劣らず、あり得んほど整った顔立ちをしている。

いわば『美少女』と呼ばれるに相応しい容姿をしているのだ。

そんな子にヘタレの俺が見つめられ続けたらどうなるかって?

 

千斗「えっ・・・えっとぉ・・・。」

 

 はい、どもりました。うわきも。我ながらきっしょ。

さっきまで自分ではクールぶっていたつもりだったが、ちょっと動揺するとすぐにこれである。

あほくさ……。

 

霊夢「ふーん……。」

 

 そんな俺の様子に呆れたのか、はたまた自然に出たのか、無機質な声を出す巫女。それだけで絵になるのはホントにズルいと思う。

 

霊夢「私は博霊霊夢。この博麗神社の巫女よ。霊夢でいいわ。」

 

 と、俺の内なる苦心は知らんとばかりに、その無機質な声のまま、彼女は自己紹介をしてきた。

 

千斗「えっと……よろしくな、博霊。」

 

 それに対して俺が出せたのは、『よろしく』という必要最低限の挨拶だけだった。正直これでもいっぱいいっぱいである。よく噛まずに言えたと自分を誉めてやりたい。

 

 たが、俺が『博霊』、と言った瞬間に、あの巫女さんの瞳から、ハイライトが、消えた・・・?

 

霊夢「私は霊夢よ。博霊って呼ばれるのは好きじゃないの。だから・・・霊夢って呼びなさい。」

 

 無表情、確かに彼女は無表情のはず・・・だが、その瞳に光は無く(主観)、このまま訂正しなかったら殺されるんじゃないかと錯覚するほどに凍てついた視線が、俺に突き刺さる。その威圧感たるや、俺のちっぽけな羞恥心を蹴散らすには十分すぎるものだった。

 

千斗「ひっ・・・わ、わかったよ……れ、霊夢……。」

 

 さっきまでの恥ずかしさは何処へやら。

いくら博r・・・霊夢が視線だけで人を殺せるんじゃないか、と思うほどの眼力で凄んできたとはいえ、見た目年下の女の子にここまでビビらされる俺って・・・。

 

 いやでも何て言うか……逆らったら冗談でもなく消すぞ、って感覚が・・・。

 

千斗(種族『巫女』怖すぎる・・・。)

 

 霧雨が言ってた『巫女は普通じゃない』って、こういうことだったんだなって・・・。

そこでふと、霧雨に視線送ると、やや不満そうな表情で俺を見つめ返してきた。なんで……(困惑)

 

霊夢「で、あんたは何て言うのよ?」

 

 そう質問してくる霊夢には、さっきまでの威圧感を既に無く、年相応の女の子といった感じだ。相変わらず声に抑揚は全くないが・・・。

そういえば自己紹介がまだだったな。

 

千斗「俺は矢部、矢部先斗だ。よろしくな。」

 

 嫌な予感がしたので、俺はあえて、名字の方を強調して言った。

 

――が、無駄・・・!

 

霊夢「ん、よろしくね()()。」

 

 知り合ってからほとんど時間たってないのに名前で呼び会うって・・・。ここに来て恥ずかしさが再燃してきた。

 

 ていうかお前より付き合いが長い、まぁ大差ないが、霧雨だって霧雨って呼んでるのに・・・。

 

 ここで、またふと霧雨の方を見てみる。今度は普通に不満顔で俺を見て来た。えぇ・・・。

 

霊夢「で?あんたなに?外の世界に帰りたいの?」

 

 すると霊夢は、飄々と、いきなり核心を突いた質問をしてきた。

 

千斗「ま、まあそれはそうなんだけど……頼めるのか?」

 

 此方としても、やはり帰れるなら帰りたいものである。それは勿論、現代(あっち)に居る家族や友人に会いたい、と言うのもあるし、フルブもエクバ2もやりたいのだ。長らくやってないと腕が落ちてしまうし、出来るだけ早くがいい。ごく当たり前の様に、帰る理由のひとつにゲームが入っている事については、突っ込まないでおく。

 

 すると霊夢は、少し考えたような素振りを見せると

 

霊夢「まあ、出来なくはないわね。」

 

 と、言ってきた。おお、本当か!と心の中で興奮しつつ、表情は冷静にして

 

千斗「出来なくはない?どういう事だ?」

 

 そう疑問をぶつけた。出来なくはない、と言うことは、出来るけれどやりたくはない、だったり、やりずらい、と言うことなのだろう。ヤツの場合は前者っぽいが……。

 

霊夢「いちいち結界を開けて、それを直すのが面倒なのよ……。」

 

 はい前者でした。ですよね。まあ確かに、他人の為に疲れるようなことは、なるたけしたくないだろう。それ相応の対価ってもんが要るよな。そこで俺は霊夢にこう提案してみた。

 

千斗「じゃあ、今何か……して欲しい事とかないか?俺に出来ることなら何でも……霊夢「お賽銭が欲しいっ!」……はい……?」

 

 俺は、ポカーンとなってしまった。いや、だって何でもするって言われて、お賽銭!なんて言う奴がいるか……?

いや目の前にいるけどさ。そう俺が呆れていると

 

霊夢「あんた、出来る事なら何でもするって言ったじゃない……!」

 

 若干頬を赤く染めながら、上目遣い(背の関係でそう見える)で俺を見てくる霊夢に不覚にもドキッとしてしまう。

知り合ってからずっと退屈そうな無表情だったのに、突然の赤面顔である。そのギャップが余計に心臓の音を大きくさせるが、ここはグッと堪えて、その事をなるべく表情に出さないように努めながら霊夢に返事をする。

 

千斗「いや、確かに言ったけどさ……。」

 

霊夢「何よ。」

 

千斗「本当にそれでいいのか?」

 

 もしかしてお賽銭レベルじゃない額のお賽銭を要求するんじゃ無かろうな?てか、現代の金って使えるのか?

 

霊夢「出来れば多い方が……。」ボソボソ

 

千斗「ん?」

 

霊夢「何でもないわよ!そうよ、それでいいわ。」

 

 最初の方何を言ってるのか分からなかったがどうやらそれでいいらしい。それでいいのか巫女さん……。

 

千斗「えっと……現代(こっち)のお金でもいいか?」

 

霊夢「別にいいわ。後で紫に変えて貰うし。」

 

千斗(ゆかり……?誰だろうか……?)

 

 まあ、今はどうでもいいか。取り敢えずお賽銭をすれば帰れるみたいだから、と自分の財布から千円札を取り出す。普通のお賽銭ならこんな額絶対に入れないが、今回は特例だ。奮発しておこう。

 

 そこでまた、ふと霧雨が視界に入る。さっきから霧雨の事チラチラ見すぎだろ俺・・・。

すると霧雨は何か言いたそうに、もじもじしていた。

 

千斗「霧雨、どうかしたのか?」

 

 そう俺が問い掛けたところ、彼女は恐る恐るといった様子でかつ上目遣いになりながら

 

魔理沙「……その……千斗は、帰っちゃう……のか?」

 

 と若干頬を赤く染めて、そう言ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうかはばつぐんだ!

せんとに322のダメージ!

「まだだ、まだ終わらんよ!」

せんとはたおれ……そうだったがなんとかたえた!

 

 

 

 Zの覚醒技を生当てされたような衝撃だった。しかもリスから3秒で。あのときは我が目を疑ったが、耐久ミリの運命を追おうとしたら相方に対して下ろされた大剣がry)……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 とにかく、物凄い衝撃とともに頭に電撃が走って、冗談抜きでくらっとした。マジで心臓に悪い(良い意味で)。

それでも俺は、霧雨の質問(攻撃)を何とかこらえて

 

千斗「大丈夫だ、しばらくしたら、また戻ってくるさ!」

 

と、恥ずかしさを紛らわすようにわざとらしくカッコつけて言った。

 

千斗(・・・いや、戻れるのか?)

 

 

?「それは、不可能ですわ。」

 

俺がそう考えたのと、何処からかその声が聞こえたのは同時だった。

 

 

 

 

 

 






まだまだ導入なので、ガンダムは先ですねぇ。
あと・・・3話くらいかなぁ



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