ゴミ箱   作:ファベーラ@幽霊
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試作品ので、本格連載するなら此方の設定


IS試作品のif


 「良い様だな……」

 屈強な身体をスーツに押し込める、ブロンドの髪をオールバックにする30後半ぐらいの白人の男は、目の前に居る虚ろな目をした少女へサングラス越しに鋭い眼差しを向けていた。
 少女……否、結城綾は何も答えない。否、寧ろ、答えられなかった。
 綾は一糸纏わぬ、産まれたままの姿で、身体中に男の精液がコビリ付いている。そう、彼女は多くの男達からレイプされたばかりであった。
 最後の戦いで敗北した綾は、政府軍のテロリストや政治犯や戦犯等を収監する監獄の地下に囚われた。そして、こうして、無惨な目に会わされている。
 恐らくだが、死ぬまで悪趣味な看守達の性欲を満たす慰み物になるのだろう……

 「我が国の財産(アバローナ)は回収させて貰った。貴様のお陰で多数の実戦データや各国のISのデータが手に入った事には感謝する……その礼とは言っては何だが、トドメは要るかね?」

 だからこそ、ロシア政府の関係者は懐からギュルザピストルを抜き、綾に向けて「楽になるか?」 と、問う。
 しかし、彼女は虚空を向いたまま、答えようとしない。そんな時、男の後ろで扉が開いた。
 部屋に入って来たのは黒い髪の男より10ぐらい歳上であろうスーツの白人女であった。屈強な部下を引き連れ、現れた彼女を見ると男は拳銃を即座にしまうや、踵を揃えてビシッと敬礼する。
 女は右手を上げ、返礼すると綾を見下ろしながら尋ねる。

 「我が国(ロシア)の設計思想が優秀なのか、ISが凄いのか……良く、生きてるものだ」

 呆れた様に綾が生きている事に女が感心していると、AKを手にした部下達は綾を取り囲む様に配置に着き、銃口を向ける。それは何か不審な行動を取れば、即座に射殺する意気に満ちていた。
 女は見下ろしたまま、綾に語りかける。

 「本来なら、ここの連中に貴様が弄ばれる人生で終わらせてやりたい所だが……」

 其処で言葉を切ると、女は懐からシガレットケースを取り出して中から吸い口が金色の黒い煙草(トレジャラー・ブラック)抜き取り、くわえる。すると、さっきの男が恭しく火を差し出した。
 煙草から紫煙を立ち上らせる女は、部下に手配せした。すると、ピストル型の注射器を持った部下が綾の前に赴いて屈む。
 それから程なくして、部下は綾の首筋、動脈に注射器を押し付けてトリガーを引いた。


 「ウッ!?」

 呻き声と共に虚空を見上げていた綾は、死んだように頭を垂れて動かなくなった。それから、直ぐに他の部下達は綾の両手首と足首を戒める枷を外し、担架に載せてストラップで固定すると、外へと運び出した。
 そんな光景を目の当たりにした男は思わず、女に問い掛けてしまう。

 「大佐……アレをどうするつもりですか?」

 「大尉、君は昨日のニュースを見たかね?」

 「いいえ……」

 「昨日、日本でISに適応した青年が現れた。名前はイチカ・オリムラ……かのブリュンヒルデの弟だ」

 それを聞いた大尉は、大佐が言わんとしている事が何となくではあるが、理解する。

 「つまり、世界初の男性適応者がIS学園への潜入要員としてチョールト(ロシア軍の綾への呼び名)を潜入させると?」

 「不服か、大尉?」

 「いいえ。ただ……」

 「ただ?」

 「奴が裏切った際、私の手で殺せぬものかと……」

 「なら、貴様が奴の監視役を兼ねたバックアップに付け」

 「了解しました、大佐殿」




 私が目を醒ますと、あの暗くて臭い地下牢とは正反対の綺麗で清潔な病院の中だった。腕を見ると、注射を打たれた跡や点滴を受けている。
 それでも、股関と尻、それに口が気持ち悪い。まぁ、10人くらい居て、ねちっこく何回もヤりやがった訳だし、当然と言えば当然か……

 「性病の検査なら、陰性だから安心しろ……」

 スーツの中年女。私はこのオバハンをよーく、知ってる。

 「カーミラ・パヴリチェンコ大佐……SVRの大佐殿が何の用で?」

 SVR……ロシア対外情報部。多分、CIAよりヤバい、モサド並みかもしんないロシアの諜報機関、私を追い掛けていたザスローンのキーロフ大尉より、断然スンゴク上のヤバいオバハン。
 ISで女尊男卑の風潮が広まる以前から諜報機関で辣腕を振るっている女帝は、嫌な笑顔を浮かべている。大方、私を虐め散らかす算段を考えているんだろう……

 「貴様の人生を彼処で終わらせるのが、勿体無い。そう、想ってな……利用する事にした」

 「それって、コレと関係ある?」

 目の前に置かれた新聞の切り抜きを手に綾は、カーミラに尋ねる。だが、彼女は静かに見詰めるだけであった。
 そんな様子を不気味に感じながら、綾は切り抜きを読む。

 「へぇー、あの()()()()()がIS起動させたんだ……この分だと、身辺保護と研究兼ねてIS学園に身柄捩じ込むんでしょうね」

 切り抜きから、情報を簡単に分析した綾の言葉に間違いは無かった。
 ロシア政府を含め各国は、IS台頭の切欠となった白騎士事件の主犯はブリュンヒルデ……織村千冬であると判断。更に言うならば、あの事件に使われた機体『白騎士』は、開発者で現在消息不明であるしのの束の手元には無く、日本国内にあると予測されている。
 それは綾も情報として、知っていた。それ故、諜報機関の幹部である目の前に居る女が何をさせたいか?
 それも何となくではあるが、理解出来た。

 「もしかして、私に学生として潜り込めて言わないわよね?」

 「よく解ったな」

 「嫌だ! と、言いたいけど……何か特典ある?」

 「前科や経歴の抹消と綺麗な経歴含む新しい人生でどうだ?」

 忠誠を誓えば自分が死亡したと言う事にして、過去はオサラバ。新たな人生をロシア政府が用意してくれる。
 そんなスパイ映画みたいな報酬は、綾からしたら魅力的な提案であった。

 「何なら、今日からお前を代表候補生として、登録してやるのも悪くない」

 「うわー、真面目に代表目指してる奴が聞いたらキレそう」

 茶化す綾であったが、カーミラは何処吹く風で魔法瓶に注いだ紅茶を飲む。それを見ると、綾は手を伸ばして来た。
 薫り立ち上る紙コップを受け取り、嗅いでから一口飲んだ綾にカーミラは問い掛ける。

 「遣るのか? 遣らないのか?」

 「引き受ければ、クレムリンのアセット……拒否したら?」

 「そうだな……あの監獄より酷い所に送って、()()()()()()()()()て質問され続ける人生が待ってる」

 つまり、引き受けないなら人生は終わり。そう、言われた綾は降参した。
 その答えに満足すると、切り抜きのあった所にファイルが置かれる。

 「そうだ、我が国の財産であるアバローナだが……代表候補生専用機の名目で暫くの間、貸してやる。技術将校に感謝すんだな」



試作品の1で、"お姉ちゃん"来ない、最後の出撃で脱出失敗した場合、現地の政府軍のおもてなし受けてから、礼儀正しい皆様に保護されるルート

ロシア軍ルートになると、大佐指揮下の監視はザスローンの大尉殿で学園に潜入。
基本はワンサマーの監視。ついでに誘拐するなら?の偵察と施設内の調査
でもって、各国の新型専用機のデータ収集。技術将校的に此方を優先して欲しい感だけど、ワンサマーのデータや白騎士探し出せが優先でもあるので悩みまくり

大佐的にISによる女尊男卑はくそ食らえ。女でも実力……運も何もかも引っ括めたソレが有れば、誰でも上に上がれるて考え
ヴィンペルだか、空挺に居た過去あるから余計に

つか、ロシアでの女尊男卑は有ってないもの……ロシアだから。で、基本的にISは軍が管理してて、パイロット=軍人。でもって、若くて20代後半と各国と比べて年上なのはISパイロットになる為には空挺資格とか無いと駄目だから。
なので、ロシアのISパイロットはスペツナズみたいなもので大概がメスゴリラでアマゾネス。
だって、軍の作戦で場合によっては敵後方にHALOしてからのIS展開とか言う不意討ちかます必要あるし、パイロットの生存率や能力向上欠かせぬから