JKが大怪獣バトルの世界に神様転生(?)したら   作:トイキラー

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前回からサブタイはウルトラシリーズのサブタイのパロにしてますw感想とか励みになるんでお願いします。それでは本編どうぞ!


4話 暴走する遺伝子

燃え盛る町。見上げるとウルトラ戦士のような姿のロボットと怪獣型のロボットが対峙している。

「お前はこの宇宙船で逃げろ!」

「嫌だ!僕も戦う!僕が戦うんだ!」

「だめ!メロは逃げるの!逃げて生き延びて!メロなら大丈夫だから・・・」

嫌がる少年を男と少女は宇宙船に押し込み、起動させる。

「お父さん!サナ!うわああああ!」

少年の叫び空しく星は遠くなっていく・・・

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ・・・またこの夢か。」

飛び起きたメロの隣から寝息が聞こえる。

「全く・・・のんきなだなぁ。

待ってろ。必ず力を付けて戻るからな・・・

さてとまだ暗いし寝るか・・・くはぁ!?」

メロの腹にるなの足が乗っかる。

「るなちゃん寝相悪いんだな・・・」

 

 

 

 

 

 

「アレ」から1日後

「るなちゃーん!それ取って。」

「はい、これ?」

「ありがと。」

えー、私はあれから立ち直りました。

「うーんと・・・出来た!」

「おー!で、何コレ?」

「移動出来て泊まれる場所だよ。これからの旅に便利でしょ?」

「確かにね。じゃあ中も見せて?」

「いいよ。ちょっと待ってね・・・」

メロがドアを開けようとしたその時だった。

「見つけたぞ!サロメ星人のレイオニクス!」

「どちらさまかな?」

「わたくしはクール星人ヒッシャー。レイオニクスバトルを挑ませてもらう!」

「へぇ。でも、なんで俺に?」

メロはヒッシャーに背を向けようとした。

「君はレイブラットの後継者を目指している。そう聞いてね。」

その言葉にメロは振り向く。

「待って!横からごめん!この星の人は戦いたいから戦うって感じじゃなかったの?」

「だいたいがそうさ。だが、わたくしやメロ君のように真剣に後継者になろうとしてる者もいるのさ。そういう者どうしなら良いバトルになると思ってね。」

「そこまで言われちゃ仕方ないね。場所を移そう。」

 

 

 

 

 

私達は場所を移した。夕焼けに照らされる荒野に2人の影が伸びる

「お互い全力でいこうかメロ君。行け!ノコギリン!」

「行け!ベムラー!」

メロの怪獣ってベムラーだったの!?ノコギリンがベムラーに突進しながら顎を構える。それに対し、ベムラーは尻尾を打ち付ける。ノコギリンは立ち上がりレーザー光線を連射してきた。そのビームが的確にベムラーの急所に当たっていく。怯んだベムラーにノコギリンはパンチや角でさらに攻め立てる。次第にメロの表情が曇っていく。

 

そして悪夢は起きた。

 

「うああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

メロから紫色のオーラが溢れ、レイブラット星人とニセ・ウルトラセブンを合わせたような赤い姿に変わった。同時にベムラーも真っ赤に変わった。

「なんだその姿は!」

「ハァ・・・ハァ!ペイル熱線!」

「ぐはぁ!馬鹿な!このわたくしとノコギリンが負けるなどおおおお!」

ベムラーの口から放たれた熱線がヒッシャーもろともノコギリンを消し飛ばす。

「メロ・・・?」

メロは私を睨みつけてから夕日の方に向かって行った・・・

 

大怪獣バトルファイル。

「今回の怪獣はこれ。

昆虫怪獣ノコギリン

宇宙から来た昆虫がレーザー光線を浴びて巨大化した姿。角での攻撃とそこから放つレーザーが必殺技。

 

こんなことしてられない。準備していかなきゃ。




はい、唐突のシリアス展開wテコ入れとかじゃなくこういうシナリオなんです。3話までそんな雰囲気なかったのもここで落とすためです。それと大怪獣バトルファイルもキャラやテンションに合わせて多少変化させてます。
メロ達はどうなるのか。次回をお楽しみに!

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