「本日雛見沢ダム建設の凍結が正式に決定したと連絡がありました」
園崎家親族会議、そこに集まった村の重鎮たちは魅音からのその言葉を聞いて喜びの感情を浮かべる。
ほとんど決まっていたことを知っていたとはいえ、正式にダム建設が凍結されたのだ、今までの苦労を思えば喜ぶのは当然だ。
みんな、園崎家の前だから頬を緩めたり、拳を握ったりで喜びを嚙みしめているが、本当は大声で喜びを叫びたいに違いない。
「・・・・しかしあくまでこれは凍結です。再び再開する恐れがある以上、しばらくの間は気を抜かずにおくべきでしょう。鬼ヶ淵死守同盟は数か月の間は継続していきます」
魅音の一言で弛緩していた空気が再び張り詰める。
まだ油断するなと園崎家から命令を受け取ったのだ。
俺としては一刻も早くこの会議の度に感じるプレッシャーから解放されたいのだが。
魅音たちに合わせて数時間以上も真面目な表情を維持するのが地味に辛い。
「これで園崎からの連絡は以上です。他に報告がないようならこれで閉会とします」
「ああ、閉会は待ってくれ魅音ちゃん、わしからも連絡が1つある」
閉会の言葉を告げようと魅音を公由さんが止める。
公由さんの表情を見れば、険しい表情で眉間にしわを寄せている。
これは良い話ではなさそうだ。
魅音もそれを察したのか声のトーンを一段落として公由さんに続きを促す。
「北条家の奴らの件じゃ。あの2人、今日も悟史君と沙都子ちゃんを返せとわしのところに来ておったわ。あんな奴らに悟史君と沙都子ちゃんを渡せるものか!!ダム建設の凍結も決まったんじゃ、いい加減あいつらを村から追い出してやるわ!」
魅音に発言の許可を得た公由さんが忌々しそうに声を荒げながらそう口にする。
内容は予想通り悟史と沙都子の両親の件だったか。
公由さんの言葉を聞いて他の人達も公由さんと同じように顔を歪めながら暴言を口にする。
園崎家ですら北条家の話となると無表情から嫌悪の表情が少し顔に出す。
無言で周囲を伺っているのは梨花ちゃんとその両親たちだ。
梨花ちゃんを見れば目を閉じたまま周囲の声に無言で耳を傾けていた。
「静粛に」
魅音の短い一言で騒ぎになりかけていた大人たちの声がピタリと止まる。
「確かに北条家の対応はしなくてはいけません。公由はどう考えますか?」
「そんなものは決まっとる!奴らを村から叩き出し、悟史君と沙都子ちゃんはこのままわしが面倒をみる!やつらに2人を渡してたまるものか!」
魅音の言葉で静まった部屋が、公由さんの言葉で再度熱を帯びだす。
他の人達も公由さんの言葉に同意するように声を上げる。
「彼らには親権があります。渡さないと口で言うのは簡単ですが、法律の関係上そう簡単にはいきません」
「やつらがそう言いだしたら悟史君と沙都子ちゃんに親に暴力を振るわれたと児童相談所に言ってもらえばいい。そして村にいる奴らの弟の家族に親権を移動させれば、わしのところでそのまま暮らせるわい」
魅音の冷静な言葉に公由さんは間を置かずにそう答える。
魅音の質問にすぐに答えられたところをみるに、すでに公由さんの頭の中では2人を自分が保護する計画を練っているのだろう。
「・・・・」
公由さんの言葉を聞いて魅音は考え込むように無言になる。
その魅音の耳に母である茜さんが静かに耳打ちする。
「あなたの意見はわかりました。そう簡単にいくとは思えませんが、園崎家でそちらのほうは詳しく調べておきます」
「申し訳ない、わしも法律には疎くてね。助かるよ」
茜さんの言葉を代行した魅音に公由さんが頭を下げる。
「この件は次回まで持ち越しとします。ではこれで今回の親族会議は閉廷とします」
魅音が懐から取り出した大きな鈴を鳴らし、一同はそれに合わせて平服する。
会議の終了を知らせる合図だ。
「・・・・」
鈴の美しい音を耳に入れながら頭を巡らせる。
みんな、悟史と沙都子を守ろうと行動してくれている。
2人の頑張りが、村の人達の心を掴んでいるんだ。
村の人達が2人のことを愛してくれている。
それはすごく喜ばしいことなのだけれど、北条家への対応は相変わらずだ。
村の人達と北条家の不仲。
この問題を解決することがどれだけ難しいことなのか、俺は改めて思い知らされることになった。
「お兄ちゃん」
親族会議が終わり、自身の家に帰ろうと園崎家を後にしようとした時に魅音に呼び止められる。
「・・・・今日の公由さんが言っていた悟史君達の両親の件なんだけどお兄ちゃんはどう思った?」
こちらの様子を伺いながら不安そうな表情でそう問いかける魅音。
「・・・・ごめんお兄ちゃん。実はこの前のお泊りの時、お兄ちゃんと梨花ちゃんが悟史君達に今回の件を話してるのを聞いちゃってたんだ」
「ああ、あの日の夜に礼奈から聞いた」
「・・・・ごめん」
申し訳なさそうに頭を下げる魅音。
礼奈にも言ったが聞いてしまったものは仕方がない、ひとまず頭を下げる魅音へ言葉を伝える。
「気にするな。それで今回の件をどう思ったかだったか。俺は正直まだ決めかねてる、公由さんの意見もわかるけど、それが本当に2人のためになるのかわからない」
俺の中での最適解は2人と両親が和解し、さらに2人の両親と村の住民が和解してこの村で住み続けること。
それが俺の中での理想だ。
両親が悟史と沙都子に害を与えているのなら、すぐにでも公由さんの意見に賛同していたが、そうじゃないんだ。
少なくとも俺が知る限りは両親は悟史たちと良好な関係を築こうと努力をしていた。
2人の両親は決して悪人ではない、ただ息子と娘と仲良く暮らしたいだけの一般人だ。
全てのタイミングが悪すぎたんだ。
再婚してから十分な時間があればいずれ沙都子と両親の関係は改善されていたのかもしれない。
俺たちだって協力が出来たし、村の人達も可愛がっている2人のためにできることをしてくれただろう。
しかし、沙都子と両親の中の改善の時間は、雛見沢のダム計画によって奪われてしまった。
ダム計画は全ての人達から余裕を奪い、両親と悟史達の関係改善を阻害した。
そして2人の両親と村の人達の意見は分かれ、それが村の住民と関係だけでなく、悟史達との関係に致命的なまでの溝を作らせてしまった。
悟史たちは村がダムに沈むのを嫌った、しかし両親は村をダムに沈め、それで発生したお金で新たな土地に向かう選択をした。
そして両親は村の代表であるお魎に直接暴言を吐いてしまった。
早期解決が出来たとはいえ、一時期はそれによって悟史たちは村の住民から迫害を受けた。
自分たちは違うのに、両親がダム賛成派だったからという理由で。
それが2人と両親に大きな溝を作ってしまった。
ダム建設さえなければ悟史たちは幸せな家庭を築けていたのかもしれないんだ。
そしてそれはまだ遅くないのかもしれない。
俺はまだその希望を捨てたくはなかった。
あの日、礼奈との会話を思い出す。
礼奈は悟史の本音を聞き出し、俺は沙都子に家族のことをもう一度考えてくれるように説得する。
まずはそれからだ。
「・・・・私は公由さんの意見に賛成。2人はこのまま公由さんのところにいるべきだと思う。法律関係はまだわからないけど、2人がこのまま公由さんのところで暮らせるようにできる限りのことはするつもりだよ」
俺の言葉を聞いた魅音は少し残念そうに眼を伏せた後、真っすぐに俺を見つめて自分の意見を口にした。
あの日、礼奈から魅音の意見は聞いていたが、やはり心変わりはしていなかったか。
「何よりこの前のお泊りで2人はこのまま公由さんの家にいたいって言っていたんだ。私が2人の望みを叶えるのに躊躇う理由なんてどこにもないよ」
じゃあまたねと自分の意見を口にしこの場を去っていた。
俺はその魅音の後ろ姿を何も言えずに見送ることしか出来なかった。
「・・・・そう、魅音は公由の意見に賛同すると言ったのね」
俺の報告を聞いた梨花ちゃんは考え込むように無言で目を閉じる。
考えの整理を終えた梨花ちゃんは目を開けると共に静かに口を開く。
「前にも言ったけど、私は2人はこのまま公由のところで過ごすべきだと思っているわ。つまり魅音の意見に賛成ね。この前のお泊り会で2人の意見を聞いたんだし、私たちも2人の意見を尊重するべきだわ」
「・・・・」
梨花ちゃんの言葉を無言で受け止める。
やはり梨花ちゃんは魅音と同じ意見か。
「沙都子はともかく、悟史に関してはまだ本心を話していないと俺は思う」
「どういうこと?待って、確かにあの時悟史は沙都子の意見を尊重すると言って、自分の意見を言ってはいなかったわね」
俺の言葉に一瞬だけ怪訝な表情を浮かべた後、すぐに思い至ったのか納得の言葉を告げる。
「俺はまだ結論を出すには時期尚早だと思う。悟史の本当の意見を聞いて、2人に両親についてしっかりと考えてもらってからでも遅くはないと思う」
お泊り会の日の礼奈との話の内容を梨花ちゃんに説明する。
もちろん時間がないのはわかっている。
それでもギリギリまで結論は待ちたい。
「・・・・油断してたわ。あの話を礼奈たちが聞いていたなんてね。ちょっと羽入、あんたがしっかり見張りをしていないからよ」
「あうあうあう!?僕のせいなのですか!?」
梨花ちゃんに突然責任を押し付けられて慌てる羽入。
そういえば羽入はあの日何をしていたんだ?
途中までは居たことを知っているが、気が付いたらいなくなっていた。
「村の見回りをしていたのですよ。僕はこの村の守り神なのですから!」
えっへんと胸を張りながらそう告げる羽入。
「肝心な時にいなくてどうすんのよ。本当にまぬけなんだから」
「あう・・・・ごめんなさいなのです」
梨花ちゃんがジト目で言った言葉で落ち込んだように項垂れる羽入。
まぁ礼奈たちに聞かれたのは失敗だったが、結果的によかった。
そのおかげで礼奈と二人について話し合うことが出来たのだから。
「結果オーライだから気にしないでくれ羽入。ああでも、梨花ちゃん達が風呂に入っている時に羽入がいてくれたらな・・・・そうしたらあんな目に遭わずに済んだのに」
羽入があの場にいてくれたら風呂に行こうとする俺を止めてくれていたはずだ。
もちろん悪いのは俺で、羽入はまったく関係ないのだが、そんなもしもの話をつい口にしてしまう。
「ちょっと、私の裸を見ておいて、あんな目に遭わずに済んだですって?普通そこは泣いて喜ぶべきでしょう!」
俺の発言に文句と共に拳を握りこむ梨花ちゃん。
その拳をこちらに向けて振りかぶろうとした時
「梨花、ちょっといいかしら」
タイミングよく梨花ちゃんのお母さんが部屋へとやってきた。
「・・・・ちっ。みぃ?どうかしたのですか?」
こちらに向けて小さく舌打ちをした後に猫をかぶって母の言葉に対応する梨花ちゃん。
おい、舌打ちはやめなさい。一瞬梨花ちゃんのお母さんが怪訝な顔をしてただろうが。
「診療所の入江さんからお電話があってね。なんでも梨花のことで大切なお話があるみたいでこちらに向かっているそうなの。だから灯火ちゃんには悪いのだけれど梨花を少しお借りするわね」
梨花ちゃんのお母さんから説明と共に申し訳なさそうにこちらに謝罪をしてくれる。
俺はそれに問題ないことを丁寧に伝えながら考える。
入江さんが梨花ちゃんに用事?
おいおいそれってまさか。
「(おそらく雛見沢症候群のことね。どうやら私が女王感染者だということが判明したようね)」
俺の推測を肯定するように梨花ちゃんが小声で知らせてくれる。
やっぱりか、そろそろだとは思ってはいたけれど、今回はバラバラ殺人事件が起こっていないことから、もしかしたら発見が遅れるのではと思っていたのだ。
どうやらその考えは杞憂だったようだ。
「(梨花ちゃん、俺も入江さんの話を聞いときたい。お母さんに俺も同席できるように頼んでくれ)」
普通は家庭の話に他所の子を同席はさせてくれないが、古手家とは園崎家に次いで仲が良いし、梨花ちゃんが頼み込めばなんとか同席させてくれるはずだ。
「お母さん、灯火も一緒に話を聞いてほしいのですよ」
俺の願いを聞いてくれた梨花ちゃんが母に頼み込んでくれる。
それを聞いた梨花ちゃんのお母さんは最初は難色を見せていたが、俺からも問題ないことを伝えると、最終的には同席を許可してくれた。
家族の話に入って申し訳ないが、この話は俺も参加しておきたい。
「本日は急に訪問してしまい申し訳ありません」
古出家にやってきた入江さんが申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にしながら頭を下げる。
そして入江さんと一緒にやってきた鷹野さんも同じように無言で頭を下げている。
やっぱり鷹野さんも一緒だったか。
内心で入江さんだけがよかったなと呟く。
入江さんの謝罪の言葉に梨花ちゃんのお父さんが慌てたように口を開く。
「いえいえそんな!入江さんにはいつも診療所でお世話になっているんです。むしろこちらが頭を下げなければならないくらいです」
梨花ちゃんのお父さんの言葉に恐縮ですと口にしながら笑みを浮かべる。
「梨花ちゃんもお久しぶりですね。お会いするのは綿流しのお祭り以来になりますね」
「私もそうね。うふふ、あの時は楽しかったわぁ」
当時の祭りの様子を思い出しながらそう呟く入江さんと鷹野さん。
「みぃ、あの時は2人ともフラフラになってしまってかわいそ、かわいそだったのですよ」
「そ、そうね。あの時は酷い目にあったわ」
梨花ちゃんの言葉に頬を引きつらせる鷹野さん。
鷹野さんの様子を見た梨花ちゃんが暗い笑みを内心で浮かべているのを感じる。
「あうあうあう!僕にはわかるのです。今梨花は心の中で鷹野を見て笑っているのですよ」
俺と同じ考えに至った羽入が隣で梨花を見て顔を青くさせている。
きっと当時の記憶を思い出して震えているのだろう。
俺もあれ以来、酒を見ると当時のことを思い出して少し怖くなるもん。
梨花ちゃんと話を終えた2人は俺へと視線を移した。
「今回は古手の皆さんにお話があってきたのですが、えーと、どうして灯火君がいるんでしょう?」
俺を見て苦笑いを浮かべる入江さん。
まぁ、どう考えても部外者だもんね俺。
「みぃ、灯火にも聞いてほしいと僕からお願いしたのですよ」
「そ、そうだったんですね。しかしこれからするお話は非常に大事なお話になります。なのでご家族以外の方に聞かせるわけにはいきません。なので灯火君、申し訳ありませんが話が終わるまで席を外してくれますか?」
入江さんは梨花ちゃんの言葉を聞いた後に俺に席を外すようにお願いをしてくる。
話の内容は十中八九雛見沢症候群についてだ。
俺らの中に寄生虫がいるなんて話を部外者の俺に話すわけにはいかないのだろう。
この話を知れば村の人たちが知れば恐怖で混乱し、集団発症なんて事態にも繋がりかねない。
だから知る人は最小限にしないといけないのはわかる。
梨花ちゃんは雛見沢症候群の女王感染者であり、村の人達の発症を抑える役割があるとわかったからこそ、入江さん達は梨花ちゃんとその家族だけに話をするのだ。
しかし、今後のことを考えればこの話に参加はしておきたい。
ここで話を聞いていれば自然な形で雛見沢症候群に関して鷹野さんに接触することが出来るのだから。
「(だから梨花ちゃん、うまいこと言って俺の同席を認めさせてくれ!)」
俺が同席の許可をいくら求めようが意味はない。
話の中心である梨花ちゃんが俺の同席を求めることでしか俺の同席の許可は下りない。
「みぃ、僕のことで大切なお話があると聞いて少し怖くなってしまったのです。でも灯火がいれば怖くなくなるのです」
「しかし・・・・」
「灯火が一緒に聞いてくれないなら話は聞きたくないのです」
頬を膨らませながら顔を横に向ける梨花ちゃん。
それを聞いて入江さんは困ったように頬をかく。
さすが梨花ちゃんだ。子供のわがままをうまく使って俺の参加を認めさせようとしてくれる。
「ご家族以外の方にお話をするわけには・・・・」
「梨花!わがまま言わないの!すいません入江さん。灯火ちゃん悪いんだけどやっぱり席を外してくれる?」
入江さんの困った様子を見た梨花ちゃんのお母さんが梨花ちゃんを叱りつける。
そして申し訳なさそうな表情を浮かべながら俺への退席を口にする。
母に叱られた梨花ちゃんはうっと表情を硬くして言葉の勢いを落としてしまう。
まずい、一度認めてくれたから何も言ってこないと油断していた!
このままでは俺は退席する流れになって話に参加することができない!
俺から何か言おうにも、プライベートの話と言われてしまえば参加したいとは言えない。
「灯火!僕に案があるのですよ!」
「(羽入!助かるぜ、この状況をなんとか打開してくれ!)」
「任せるのです!!」
我に妙案ありと自信満々の表情を浮かべる羽入に希望を託す。
俺の言葉を聞いた羽入は梨花ちゃんの耳元に近寄って何やら話し出す。
「(梨花、今から僕が言うことをそのまま口に出してほしいのです)」
「(?ええ、わかったわ)」
「(家族以外にお話するわけにはいかないと入江は言いましたか?)」
「家族以外にお話するわけにはいかないと入江は言いましたか?」
羽入が耳元で呟いた言葉をそのまま口にする梨花ちゃん。
なるほど、羽入が考えた言葉を梨花ちゃんに言わせるつもりなのか。
ていうか別に羽入の声は俺ら以外には聞こえないのだから、わざわざ梨花ちゃんの耳元で小声で話す必要はないと思う。
「ええ、確かにそう言いました。プライベートの問題を他の方にお話するわけにはいきませんから」
「(なら問題ないのです)」
「なら問題ないのです」
「えっと、問題ないとは?」
梨花ちゃんの言葉に意味がわからないと首を傾げる入江さん。
あ、これ羽入がとんでもないこと言うやつだ。
「(だって灯火は僕のお婿さんなのです!だから何も問題ないのですよ!にぱー☆)」
「だって灯火は僕のお婿さんなのです!だから何も問題ないのですよ!にぱー☆」
「「「「「・・・・」」」」」
空気が、死んだ。
羽入「言ってやったのですよ!」(`・∀・´)エッヘン!!
梨花 「・・・・・」
次回 羽入死す! デュエルスタンバイ!