アラガミ転生記〜ザイゴートからの成り上がり〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
ちょ、あの、石を投げないで!!蹴らないで!!
はい。最近立てた新しい小説に浮気してましたぁ.....。
すいませんでしたー.....。
「オカーサン♪オカーサン♪」
あれから3日。
ずーっと引っ付いているぞこの子。
飛んだら背中に引っ付くし、走ったら並走するし。止まったらまた引っ付くし。
引っ付いている時に下ろしたらこの世の終わりみたいな顔するし。
なので、もううちの子にしてやったぜ。
眷属化は効かなかったが、何故か体が褐色になった。
白髪に褐色.......。
正直可愛くて仕方ない。
名前も付けた。
『コハ』だ。
黒くなった体と白い髪を見て、思いついた名前だ。
黒をコクと読み、白をハクと読んでそれぞれの頭文字を繋げた。
我ながら安直極まりない。
まだ3日しか経って無いが、もう立派な家族になっている。
他の2体とも仲良いし、百鬼に乗って走り回ってたりする。
そして俺たちの中で1番足が速い。
マジで速い。5秒ハンデがあってもすぐに抜かれる。
いや、飛べば流石に俺の方が速いんだが。
それに、この子のせいと言うわけじゃないんだが、特訓のことを忘れてた。
それを2体に言ったらハッ!っとした顔になっていた。
なので今日から特訓が始まった。
百鬼は分身数を増やすために限界まで分身を作り出し、マキナは継戦能力を付けるためその分身と戦っている。
俺はと言うと、俺は速い相手が苦手だ。
なのでコハに全速力で俺と戦闘をしてもらった。
これならコハの訓練にもなると思う。
コハに取っては、俺が遊んでくれているようにしか思っていないのか凄く嬉しそうだ。
「オカーサン!!イタダキマス!!」
あれ?やっぱこれ俺を食べようとしてない!?
まぁ、負けないんだけど。
やっぱ別の言葉も覚えさせた方が.....あ、俺も喋れねぇんだった。
声帯をくれぇぇぇぇええ!!!!
さながら神龍に願うように内心で叫んだ。
その日は、3体と1人で泥のように眠った。
コハも俺の上で幸せそうに寝ている。
「オカーサン.....ウマイ.....ウへへ.....。」
危ない夢を見てる気がするが気にしないことにした。
俺も瞼を閉じた。そもそも瞼を開けたことがないがな!!
翌日、我が家(無断占拠)にグボログボロの群れが来ていた........
「オカーサン!!オハヨー!!」
うんオハヨー。
何故か使える言葉が増えてるのは少しスルーするとして、これはコハが1人でやったのか?
「ウン!!コハ、ガンバッタ!!ホメテ!!」
前言撤回、スルーできないくらい言葉が増えてるぞ。
あれか?眷属化はできないけどマキナや百鬼の様にリンクはしたってこと?
とりあえず褒めてご飯にすることにした。
「キュゥゥゥン!!」「グルルルゥ!!」「ワーイ!!」
.....この子には無限の可能性を感じるぞ。
何せ俺の子だからな!!
.....何言ってんだ俺は。
「キュゥ、キュゥゥゥ?」「グ、グルルゥ?」
なんだか不安そうに俺の方を見る2体。
言いたいことは最早顔に出ていた。
大丈夫だって、お前らも立派な俺の子供だよ。
「キュゥン、キュゥゥゥゥゥン!!」「グルルラァァ!!」
2体が文字通り歓喜した。
本当に、俺が居なくなった時大丈夫かな.....。
「ゴチソーサマ!!」
その間に、コハが全部食べてしまっていた。
3体でため息を出した。
訓練の内容は特に変わりなく行った。
俺や他の2体の成長はマチマチだが、コハの成長は著しい物を見せていた。
「オリャー!!」
ガギィン!!と金属音がして俺の足とコハの武器がぶつかる。
昨日までキィン....。程度だったのがガギィン!!だぞ?
それに俺の足も少し削れている。
これは凄い。この子は本当に無限の可能性を秘めているかもしれない。
まぁ、負けないんだけど。
......ん?これ前にも言ったな。
俺もコハが本気(?)を出してくれているおかげで、速い相手への対応も速くなり、目で追うこともできるようになってきた。
1日でこれなのだから、やはりアラガミの体は凄い。
それを改めて知った。
こんな感じで、今日も日が落ちた。
3体と1人で寄り添うようにして眠った。
い、いかがでしたでしょうk((((痛い!!砂を投げないで!!
喋らせて!!お願いします!!!!
(´ρ`*)コホンコホン実はコハちゃんの名前どうしようと迷ってたのも遅くなった理由も一つです。
やっぱりネーミングセンスねぇな作者。そう思いました。