アラガミ転生記〜ザイゴートからの成り上がり〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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タイトル通りです。
想像は付くでしょう?


第7話 極東第一部隊+α

4人のゴッドイーターとガルムの戦闘に乱入してしまった俺。

 

思考が綺麗に吹き飛んだ。

 

『レーダーに反応あり!!サリエル堕天種が乱入して来ました!!』

 

「了解!!俺とエミールはサリエル堕天種を、アリサとエリナはガルムを頼む!!」

 

「「「了解!!」」」

 

そして思考が戻った時には、目の前にハンマーが急接近していた。

 

思わず神機を腕で掴み、青年に酸をぶちまけてしまった。

 

「なっ!?グゥァァァァッァァア゙ア゙ア゙!!!」

 

「エミール!!これは.....酸!?サリエル堕天種とは色が違うと思ったら、こいつ酸を使うのか!?」

 

そう言いながら第一部隊隊長、藤木コウタは回復玉をエミールに使用する。

 

見ると、エミールの神機まで溶けていた。

 

「た、助かったよ、隊長......!?ぼ、僕の神機が!?」

 

これでは本来の力は発揮できないだろう。

 

やっちまったと頭を抱えた。

 

すると、横から熱い何かが頭にぶつかってしまった。

 

......これは、破片?

 

見ると、ガルムがアリサとエリナよりも俺を威嚇していた。

 

頭の一部が、砕けていた。

 

......キレタ、あいつは食う。

 

そう思うよりも速く、俺の体は動いていた。

 

手に持っていた神機を放り出し、突撃した。

 

ガルムに突進し、勢いに乗せて尖った足をガルムの顔面に突き刺す。

 

目のあたりに刺さり、ガルムが苦しそうに叫ぶ。

 

俺は、刺さったままの足を、そのまま振り上げた。

 

「ギエァァァァァ!!!」

 

顔の半分が溶けた様だ。しかし止めてやるものか。

 

後ろから何か話し声が聞こえるが気にしない。今はこいつを殺すことに本気を出そう。

 

そのまま体を捻り、顔を払うように回し蹴りを食らわせる。

 

光弾を発射し、足で蹴るようにして弾き出す。

 

光弾が連続で猛スピードでガルムにめり込み、身体が浮く。

 

ガラ空きの腹を酸を付けた拳で思いっきり突く。

 

皮膚を溶かして突き刺さった。

 

ガルムは絶命していた。

 

そのまま貪る様に食らいつく。

 

.....あれ?なんで俺あんな怒ってたんだ?

 

正気に戻ってみるとなんで怒ってたのかわからない。

 

俺ってこんなに短気じゃ無いはずだが。

 

しかし、考えると納得が行った。

 

部位破壊による活性化、こうとしか言えない。

 

あの時俺はガルムの攻撃の流れ弾で頭が砕けた。

 

それが原因だろう。

 

しかし、正気に戻ると問題がまだあるのを思い出した。

 

......後ろの第一部隊だ。

 

化物揃いの連中がまだ残っていた。

 

ぎこちなく後ろを向くと、臨戦態勢だった。

 

......やるしかないか?

 

そう思っていると、コウタが通信をしていた。

 

「ヒバリさん、さっきの話をもう1度お願いできます?」

 

『はい、わかりました。白い腕を生やしたサリエル種、近接攻撃を主に使う.....ブラッドからの報告と一致します。ザイゴートから進化したと思われるα個体が更に進化したのでは無いでしょうか。』

 

「確か、見つけたら撤退して報告することになってましたよね?」

 

『はい。』

 

「了解。皆、撤退だ!!」

 

「「「わかりました!!」」」

 

どうやら撤退した様だ。手でも振っておこう。

 

まいったな、流石に目を付けられたか。

 

それもそうか、身を守る為とはいえ数え切れないゴッドイーターを退けて来たんだ。殺してはないが。

 

しかし、部位破壊が起きると俺でも理性が吹き飛ぶんだな。

 

これからは気を付けよう。

 

そして、これから先を想像して嫌になった。

 

.....これから戦闘が増えそうだな。

 

「ハア…。」

 

ため息が出た。

 

 

 

 

 

 

 

フェンリルside

 

 

例の変異体が目撃された様だ。

 

報告よりも進化していて、ガルムを簡単に殺してしまった様だ。

 

そして、神機を溶かす程の酸を使っていて、信じられないが映像によると片手には神機を持っていた。

 

夢みたいな話だが、危険度が低いアラガミがこうも進化するとは....いやはや、オラクル細胞は本当に恐ろしいものだ。

 

更に、映像にはこちらに手を振る仕草が映っていた。偶然だろうが、シオちゃんの様に知能があるのだろうか。そうだとしたらこれほど恐ろしい相手は居ないだろう。

 

これ以上手が付けられなくなる前に早急に手を打たなければ。




はい、もう殴り書きなので酷い内容になってしまいました。
もっとダークな要素を入れろとの声もありました。が、やはり控えめには入れますがそんなメインにはしません。
主人公は元人間で、常識人です。同じ人間を殺すなどはほとんどできないでしょう。

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