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推薦作品:あいえす城御前試合 原作:原作:インフィニット・ストラトス
──飛行禁止、重火器禁止。使用できるのは己が武器と磨き上げて来た武術のみ。ISとは兵器であるが故に、その闘いも重火器を使用した空戦となるのは当然のことであろう。だがしかし、高度に兵器が発達した現... (全文表示)
──飛行禁止、重火器禁止。使用できるのは己が武器と磨き上げて来た武術のみ。ISとは兵器であるが故に、その闘いも重火器を使用した空戦となるのは当然のことであろう。だがしかし、高度に兵器が発達した現実においてもボクシングやパンクラチオンといったような競技に人々が熱狂するように、いつだって人々は身一つでの「最強」を求めるものである。そんな世界中の人間の希望に応えるために開かれたのが「あいえす城御前試合」。天才が秀才が怪力無双が武芸者が暗殺者が軍人が、織斑千冬という「最強」に挑み世界に己が最強を示さんとするIS版天下一武闘会、今ここに開幕。──これは女達が文字通り「地上最強」を目指す物語である。▼読む際の注意事項など出てくるキャラクターの大体がオリキャラ、かつ群像劇なのでIS要素がほぼ無かったりISキャラが出てこないことが儘有ります。
推薦:じゅすへる 評価:★ (参考になった:8/ならなかった:1)
推薦作品:星と少年 原作:原作:Infinite Dendrogram
この作品には、原作である<Infinite Dendrogram>に登場するキャラクターが、ほぼ出てこない。 しかし、原作の世界観や雰囲気が完璧に再現され、それゆえに「VRMMOでの異... (全文表示)
この作品には、原作である<Infinite Dendrogram>に登場するキャラクターが、ほぼ出てこない。 しかし、原作の世界観や雰囲気が完璧に再現され、それゆえに「VRMMOでの異能バトル」という原作の趣旨が完全に、もしかすると原作以上に再現されているかもしれない。 「原作と矛盾した設定を出さない」というレギュレーションに沿っているからこそ、非常に純度の高い異能バトルが完成されている。これは、原作がある二次創作にしか出せない魅力である。 オリジナル『エンブリオ』、オリジナル『職業』、オリジナル『特典武具』、オリジナル『UBM』。全て、原作で説明された法則に違和感なく馴染むものであり、チートなどでは決してない。作品の根幹に絡むアイテムである『劣級エンブリオ』ですら、原作に登場する法則で説明がつくものである。 三人称である故に、キャラクターの感情を一歩離れた視点で描写されている。キャラクターと読者との距離の取らせ方が良い意味で非常に狡猾で、それはキャラクター造形にも及んでいる。 主人公の一人、ブラーはMMO廃人で、リア充を見下すロクデナシである。ゲーム内でトップに成り上がりたいという想いのために、NPCを躊躇なく殺す。いやに生々しく、現実にいそうなキャラクター造形であるが、読者はキャラにも文章にも強い嫌悪感を抱くことなく物語に没入できる。それは、肯定も否定もしない三人称からの心理描写が非常に精緻で、「ああ、現実にいたらヤな奴だ」と、軽く思わせる程度にとどめてしまう。しかし、例えば悲劇に対する被害者の心情は、三人称でありつつもキャラクターと距離を若干詰め、「可哀想に」という印象を与えさせる。 また、前述したオリジナル設定も非常にオトコノコ心をそそる魅力的なものだ。中二病患者の妄想とは一線を画する緻密で、ゲームバランスを崩さず、かつロマンを理解する固有名詞と能力の内容をしている。 小説家になろうもしくは書籍でデンドロ本編を読み終わり、同じ雰囲気でもっと異能バトル要素を煮詰めたのが読みたい!と思った方は、是非最初にこの作品を読んでいただきたい。▼読む際の注意事項など 三人称であり、二章以降スポットライトが当たるキャラクターが移り変わるため、三人称群像劇を読みなれていない人は少し集中力を要するかもしれない。
推薦:砂漠谷 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
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