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推薦作品:空挺ウィッチは今日も辛い 原作:ストライクウィッチーズ
この物語は空挺部隊の陸戦ウィッチたちが501統合戦闘航空団がガリア空域を解放した後、ガリアを奪還するという泥臭く血腥い苦難の戦いを描く作品です。アニメで描かれる原作の芳佳たち、ストライクウィッ... (全文表示)
この物語は空挺部隊の陸戦ウィッチたちが501統合戦闘航空団がガリア空域を解放した後、ガリアを奪還するという泥臭く血腥い苦難の戦いを描く作品です。アニメで描かれる原作の芳佳たち、ストライクウィッチーズのメンバーたちが華々しく活躍する物語は、少数の航空ウィッチの中の、その中でもさらに少数なスーパーエースたちの物語です。しかし、それ以上にこの作品に描かれている泥臭く血腥い陸戦ウィッチと呼ばれる陸で戦うウィッチたちの戦場があの世界には無数に存在していたはずです。トップエースたちの華々しい物語の裏に隠れたあまりにも悲しく苦しい陸戦ウィッチたちの物語がそこにはあります。この作品の特に大きな見所は登場人物たちの緻密な心理描写リアルで悲惨な手に汗握る戦場の実態ウィッチたちの死の描写でしょうか。まだ、話数も少ないので未知数な面も多いですが、陸戦ウィッチの戦場の現実、そしてそこで祖国のために、人類のために、戦い苦しみ悶えながら尊い命を散らした名もなき小さなウィッチの少女たち、そうした原作とは違った常に死と隣り合わせの悲惨な戦場での主人公の戦いは一読の価値ありです。彼女たち陸戦ウィッチの苦難な戦いをぜひ一度ご覧ください。この推薦文が皆様がクリックするきっかけになれば幸いです。▼読む際の注意事項など・登場人物は物語の特性上、オリ主人公とオリキャラのみで今のところは原作キャラクターは出てきません・戦場の描写はリアルに描いているためグロ描写がかなり散見されます・陸戦ウィッチたちの悲惨な死の様相が描かれています・航空ウィッチではないので空での戦いではありません
推薦:多治見国繁 評価:☆ (参考になった:0/ならなかった:0)
推薦作品:親子 原作:ダークソウル
不死になり、ロードランへと旅立った大好きな父ジークマイヤー。その父に母が遺した最期の言葉を伝えるという使命を果たすためにロードランへと辿り着いた娘ジークリンデ。道中出会った親切な旅人の助けもあり、無... (全文表示)
不死になり、ロードランへと旅立った大好きな父ジークマイヤー。その父に母が遺した最期の言葉を伝えるという使命を果たすためにロードランへと辿り着いた娘ジークリンデ。道中出会った親切な旅人の助けもあり、無事父と再会し、使命を果たすことが叶った。しかし、それからしばらく後、彼女が灰の湖にて父と再会した時、既に在りし日の優しき父の姿はなく、絶望し正気を失った亡者となっていた。そして、彼女は勇敢な騎士であった父の娘として最後の使命を果たす……。 大らかな性格と英雄にふさわしい勇ましさの二つを持ち合わせた「ダークソウル」における人気キャラクターであるジークマイヤーと、その娘ジークリンデの最終イベントに至る過程を描いた4000字程度の短編作品である。 原作中では主人公がイベントに辿り着く頃には、灰の湖の篝火前で息絶え大の字になったジークマイヤーと、その傍に立ち尽くし悲しみに暮れるジークリンデの姿……という状態であるため、そこに至るまでの過程を想像して書いているのが本作品の特徴だ。実際に原作をプレイしている時はあのジークマイヤーが死んだ、という事実に唖然とさせられた者も多い印象に残るイベントであろう。 題名である「親子」が指す通り、父と娘の親子愛を描いた作品である。原作中ではジークマイヤーとジークリンデの関係についてはあまり深く語られることはないため、二人がどのような親子関係であったかを作者が本作品を通して想像しているのが面白いと感じた。 一方、「もし父が亡者となったのならば娘である自分が責任を持って何度でも殺す」そう固く決意したものの、自身と同じカタリナの鎧を着た父の姿を目にすればその覚悟も揺らぐ。しかし、正気を失った亡者となった父を放っておけば人を襲い傷つける……というジークリンデの葛藤が本文中の描写からも感じ取ることができた。 原作中で武器や防具などのテキスト等からでしか殆ど人物関係というものが語られることがないからこそ自由に物語を想像し、プレイヤー達が生み出していくことができるのだというフロム作品の魅力を教えてくれる作品であるといえる。
推薦:すいか 評価:★ (参考になった:43/ならなかった:7)
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