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推薦作品:【本編完結】時をかけるロンウィーズリー 原作:原作:ハリー・ポッター
本作は、ハリー・ポッターの親友たるロン・ウィーズリーに焦点を当てた作品です。ジャンルとしては逆行ものになるのですが、その料理の仕方が一味違うのが、本作の大きな特徴です。それというのも、ロンが逆行す... (全文表示)
本作は、ハリー・ポッターの親友たるロン・ウィーズリーに焦点を当てた作品です。ジャンルとしては逆行ものになるのですが、その料理の仕方が一味違うのが、本作の大きな特徴です。それというのも、ロンが逆行するのは、決して原作で成し得なかったことを成すためではないのです。原作より酷い道筋をたどる世界を回避するため、逆行しベストを尽くした結果が、原作の展開となるのです。そこに、ロン・ウィーズリーの苦悩があり、勇気がある。一番の見所はそこですが、決して暗いばかりの話ではありません。彼らしい陽気な性格もしっかりと描かれ、場面場面で笑いを誘います。また本作には、いくつもの伏線が張られているため、その意味を考えながら読み進めるというも面白いかもしれません。ダンブルドアの知略や、逆行の真実等、見所の詰まった作品です。よく練られたハリポタSSですので、お好きな方は是非、読んでみて下さい。▼読む際の注意事項など原作(または映画)を全編通して見たことがないという方には、理解し辛い部分があります。原作と同じ流れを追う部分については、描写が省かれるため、ご注意ください。(うろ覚え程度でも覚えているならば、読むのに問題はありません)
推薦:tubuyaki 評価:★ (参考になった:30/ならなかった:3)
推薦作品:水先案内録カイジ:ARIA×賭博黙示録カイジ 原作:原作:ARIA
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既に... (全文表示)
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既におなかいっぱいな人も居るかもしれませんが、このSSはカイジのクロスSSにありがちなクロス先の作品がざわ・・ざわ・・な世界観に飲み込まれてギャグになったり殺伐とした雰囲気になったりといった類の作品ではありません。駄目人間カイジがネオ・ヴェネツィアで生活を送るという日常物、しかも短編ネタ作品などでなく長編作品という仮に思いついても誰もやらないような構想を真面目に書いたのがこの作品です。また時系列的に言うとカイジのネオ・ヴェネツィア入りが灯里のARIAカンパニー入社前になっているので今後原作に忠実に物語が進んでいくとしたらジャンル的には再構成物とも考えられるかもしれません。日常物でARIAのクロスと言ってもカイジが浄化されて良い人に成りすぎてもはや別人なんてことも無く、博打以外の事では基本スタイルの要領の悪さや小市民的発想、いい歳をして照れた時や言い出しにくい事がある際のモジモジした動きなどここで見られるカイジは原作における駄目人間カイジのコメディ的側面そのままの姿です。かと言ってARIA勢の善人っぷりもそのままで、穏やかに送られる日常と共にカイジ視点で見たネオ・ヴェネツィアの生活、またはネオ・ヴェネツィアの住人から見たカイジ、お互いの作品に忠実な何気ない描写が合わさって整合性をとっていくたびに高度なシュールさを生み出していくというかなりの怪作です。随所随所で現れるカイジ的解説(CV:立木文彦)もそれを助長していると言えるでしょう。アリシアさんを天使と信奉するカイジ、藍華に往来で声をかけられ気恥ずかしさでシカトを決め込むカイジ、晃の目の鋭さに威圧されて愛想笑いするカイジなどそれぞれの原作に詳しければ詳しいほど妙なマッチングが癖になる極めてユニークなSSを皆様も読んでみてはいかがでしょうか?▼読む際の注意事項など異色のクロスなのでARIAファンの中にはARIAの世界観が汚された、こんなクロス自体許せない!などと思う方も居るかもしれません。そういう方は読まないほうが良いでしょう。
推薦:blackberry 評価:★ (参考になった:97/ならなかった:6)
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