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推薦作品:蛍火は円(まどか)に舞う 原作:原作:火ノ丸相撲
少年ジャンプに連載されていた「火ノ丸相撲」と言う弱小高校相撲部が仲間を集めて全国優勝を目指す!これはその後のお話。原作の主人公を始めとした主要なメンバーは引退し、大幅に弱体化した相撲部を原作でも登... (全文表示)
少年ジャンプに連載されていた「火ノ丸相撲」と言う弱小高校相撲部が仲間を集めて全国優勝を目指す!これはその後のお話。原作の主人公を始めとした主要なメンバーは引退し、大幅に弱体化した相撲部を原作でも登場し、優勝メンバーの一人でもある蛍が頑張って相撲部を牽引していく高校部活動青春物語。元々ジャンプとしては珍しくリアル寄りで、能力バトル的な描写が最小限の「火ノ丸相撲」を更にリアルの高校相撲を見ているような描写が非常に魅力的。こんな部活動をしたかったな、あるいはあーこんな感じだったなぁと懐かしさを感じられるかもしれない作品です。作中の取り組みの描写も素晴らしく、相撲ファンはその勝負の一瞬さと熱さ、切なさ、怖さを見事に文章で表現できていると肌で感じ取ることが出来、相撲を知らない方でもイメージしやすいよう丁寧に書かれているので是非一読してみて欲しい。▼読む際の注意事項など主人公側はキャラを総入れ替え状態なので原作を知らなくても問題は無いが、他校のライバルたちや関係性はやはり原作を多少知らないと分かりづらいかも知れない。勿論、原作キャラが登場するたびに簡単な説明も入るので必須ではないがやはり原作を読むと理解度がかなり深くなると思われる。
推薦:Mak 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
推薦作品:水先案内録カイジ:ARIA×賭博黙示録カイジ 原作:原作:ARIA
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既に... (全文表示)
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既におなかいっぱいな人も居るかもしれませんが、このSSはカイジのクロスSSにありがちなクロス先の作品がざわ・・ざわ・・な世界観に飲み込まれてギャグになったり殺伐とした雰囲気になったりといった類の作品ではありません。駄目人間カイジがネオ・ヴェネツィアで生活を送るという日常物、しかも短編ネタ作品などでなく長編作品という仮に思いついても誰もやらないような構想を真面目に書いたのがこの作品です。また時系列的に言うとカイジのネオ・ヴェネツィア入りが灯里のARIAカンパニー入社前になっているので今後原作に忠実に物語が進んでいくとしたらジャンル的には再構成物とも考えられるかもしれません。日常物でARIAのクロスと言ってもカイジが浄化されて良い人に成りすぎてもはや別人なんてことも無く、博打以外の事では基本スタイルの要領の悪さや小市民的発想、いい歳をして照れた時や言い出しにくい事がある際のモジモジした動きなどここで見られるカイジは原作における駄目人間カイジのコメディ的側面そのままの姿です。かと言ってARIA勢の善人っぷりもそのままで、穏やかに送られる日常と共にカイジ視点で見たネオ・ヴェネツィアの生活、またはネオ・ヴェネツィアの住人から見たカイジ、お互いの作品に忠実な何気ない描写が合わさって整合性をとっていくたびに高度なシュールさを生み出していくというかなりの怪作です。随所随所で現れるカイジ的解説(CV:立木文彦)もそれを助長していると言えるでしょう。アリシアさんを天使と信奉するカイジ、藍華に往来で声をかけられ気恥ずかしさでシカトを決め込むカイジ、晃の目の鋭さに威圧されて愛想笑いするカイジなどそれぞれの原作に詳しければ詳しいほど妙なマッチングが癖になる極めてユニークなSSを皆様も読んでみてはいかがでしょうか?▼読む際の注意事項など異色のクロスなのでARIAファンの中にはARIAの世界観が汚された、こんなクロス自体許せない!などと思う方も居るかもしれません。そういう方は読まないほうが良いでしょう。
推薦:blackberry 評価:★ (参考になった:97/ならなかった:6)
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