無敗の三冠馬、ディープインパクト。
もしも、この世代に中距離からマイラーを制する
(何故か人間の魂が入り込んだ)最強のライバルがいたら…？
というIFストーリー。
馬視点、馬主視点、調教師＆厩舎スタッ...
(全文表示)

無敗の三冠馬、ディープインパクト。
もしも、この世代に中距離からマイラーを制する
(何故か人間の魂が入り込んだ)最強のライバルがいたら…？
というIFストーリー。
馬視点、馬主視点、調教師＆厩舎スタッフ視点、騎手視点。
様々な視点が入り乱れながら物語は進んでいく。
描写は簡潔ながらも丁寧で、文を読み込む度にその情景が脳裏に浮かび上がるのは自分がウイポ勢だから、というだけではないと思いたい。

▼読む際の注意事項など
視点が細かく変わるために多少読みづらい点があるかもしれないが、そこはなんとか少しずつ読み進めることで対処することをお薦めしたい。

ヴィラン側になった少女が、そこでぬくもりを得て、そこでヴィランなりに過ごしつつ幸福を得る話。


奇をてらわない紹介文通りの、想像した通りの読後感を与えてくれる作品。


特徴として人物の外観描写が一...
(全文表示)

ヴィラン側になった少女が、そこでぬくもりを得て、そこでヴィランなりに過ごしつつ幸福を得る話。


奇をてらわない紹介文通りの、想像した通りの読後感を与えてくれる作品。


特徴として人物の外観描写が一切ない。つまり、「作者の考えたキャラクター」を描写するのではなく、あくまで物語の描写に終始してくれている。話の内容が頭に非常にスッキリと入ってきて読みやすい。　感情描写も無駄に鬱屈としたシーンを長引かせることなく、物語として必要なところに要点を絞りつつ描いてくれている。

完結済みかつ読みやすいので一気読みをお勧めします。