・全話一括表示 ・PDF/EPUB ・感想ページへ (2件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:あいりすペドフィリア 原作:あいりすミスティリア
魂の輪廻転生を司る世界樹が炎上し、滅びゆく世界。最大主教である聖樹教会の誣告によりその主犯とされた冥王ハデスに一目惚れして教会を出奔してしまった上級神官クリスティン=ケトラは、彼の世界樹再生の旅に同... (全文表示)
魂の輪廻転生を司る世界樹が炎上し、滅びゆく世界。最大主教である聖樹教会の誣告によりその主犯とされた冥王ハデスに一目惚れして教会を出奔してしまった上級神官クリスティン=ケトラは、彼の世界樹再生の旅に同道する中で一人の邪教の巫女に出会う。冥王を崇めていたが故に過熱した異端審問の標的とされ、一族を滅ぼされた少女。共に冥王の配下〈アイリス〉として戦う中で、信仰を捨てないクリスは祈りによって全てを奪われた彼女を前に己の在り方を深く葛藤する。幼き孤児の糾弾にクリスが返す答えは、果たして………
推薦:ラムコーク 評価:★ (参考になった:5/ならなかった:0)
推薦作品:粗い魚竜の尾の下で見た夢 原作:モンスターハンター
モンスターハンター二次創作短編。MHXXにおける、とある伝説的G級クエストをベースとした読み切り作品になります。海辺に佇む、小さな村。平和と平穏を絵に描いたようなその村に、一人の男とその愛娘が暮らし... (全文表示)
モンスターハンター二次創作短編。MHXXにおける、とある伝説的G級クエストをベースとした読み切り作品になります。海辺に佇む、小さな村。平和と平穏を絵に描いたようなその村に、一人の男とその愛娘が暮らしていました。軽口をたたき合えるほど仲の良い父子でしたが、父親である男が仕事で村を離れた際、ハンターである娘メタリアは村に漂着したという一人の老人に出会います。「ガノトトスの尾に叩かれてここに来た」と告げる老人は、村に迫りつつある恐るべき危機をメタリアに告げるのですが……その出会いは必然か、運命か。未来と約束を屠られた老人と、臆病者と呼ばれ続けた女ハンター。二人の孤独にして苛烈なる闘いは、こうして幕を開けるのでした。もはや公式からもネタとして認められてしまった(?)『亜空間アタック』。「魚竜種ガノトトスのタックル」という一見シンプルな体当たり攻撃は、謎すぎる当たり判定に数多のハンターが沈められ、うなされてきました。今作はその亜空間アタックをキーとしてピックアップ。主人公メタリアさんと老人が邂逅するきっかけとして、ネタとしてではなく「不可解な異質な力」として、創作上極めて重要な役割を果たしています。悲哀と絶望を前面に押し出された件のクエストについて掘り下げただけでなく、これまでネタとしてしか語られてこなかった亜空間アタックを見事に二次創作作品に落とし込み、確かな説得力を与える技量、文章力。コミカルなシーンとシリアスなシーンが交錯し、テンポよく軽快に読み進んでいくうちに行きつく恐るべき危機の全容。その温度差、緩急差もまたこの作品の大きな魅力となっています。メタネタと世界観の掘り下げを同時進行させた作品ともいえるでしょう。私自身、そうした「ネタ」を二次創作内に活かそうと思ったこと・閃いたことは一度もなかったため、かなりの衝撃を受けた作品でした。▼読む際の注意事項など女性主人公、一人称視点になります。冒頭のコミカルで微笑ましい日常から後半は一転、人間の身では敵わないと思い知らされる恐るべき超大型モンスターとの対峙は、前半部とのギャップに驚かされるばかりでした。既出のように「メタネタ」がキーとして含まれますので、苦手な方は注意が必要かもしれません。しかし本命はやはりあのG級クエストそのもの。彼のクエストテキストに衝撃を受けたハンターさん方には、是非お目通し頂きたい作品です。
推薦:裏庭の爬虫類 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
同原作推薦一覧