推薦作品:【ネタ】もしISの篠ノ之箒が〝文学少女〟を読んだら 原作:原作:インフィニット・ストラトス
簡単に言えば、恋愛小説を読んで思春期の少女らしくなっていく箒さんのお話。乱暴に言えば、幼馴染・剣道娘・黒髪ポニテの三種の神器を持つ箒が、文系少女の儚さを追加して最高に可愛い箒さんになっていくお話。... (全文表示)
簡単に言えば、恋愛小説を読んで思春期の少女らしくなっていく箒さんのお話。乱暴に言えば、幼馴染・剣道娘・黒髪ポニテの三種の神器を持つ箒が、文系少女の儚さを追加して最高に可愛い箒さんになっていくお話。全四話の完結済み、ISできちんと恋愛してるという珍しい作品です。あらすじとしては、原作初頭、篠ノ之箒は、ある日の晩、一冊の小説を拾う。その小説を読むことにした箒は、時には謎に首を傾げ、時には作中の恋模様を羨み、時に心痛めたりしながら読み進める。物語は箒の一人称視点で進み、箒が本を読み、そこから様々な影響を受けて、精神的に成長していく過程が描かれています。小学生がお気に入りを力ずくで取り合うような、ハーレムものにありがちな幼い恋愛観から、思春期らしい戸惑ったり傷ついたりする恋愛観を持つに至る。満開には程遠く、でも蕾でもない、花開き始めたばかり。そういうちょっぴり大人になった・なっていく少女、そんな箒さんが読めますよ!▼読む際の注意事項など全体の三割~四割が、「文学少女シリーズ」を箒が読んでいるシーンで構成されています。自分はこのシリーズを読んだことがあったため違和感なく読み進められましたが、読んだことがない人にはもしかしたら読みづらい・分からない部分があるかもしれません。
推薦:南無傘 評価:★ (参考になった:147/ならなかった:10)
推薦作品:犬吠埼樹(憑依)は勇者である 原作:原作:結城友奈は勇者である
原作においては一見控えめながらも芯の強い女の子だった犬吠埼樹。幼い頃の彼女にある男性の魂が憑依したことから、原作とは違う展開を見せる「勇者である」シリーズ世界を描いた作品です。 主人公の憑依樹ち... (全文表示)
原作においては一見控えめながらも芯の強い女の子だった犬吠埼樹。幼い頃の彼女にある男性の魂が憑依したことから、原作とは違う展開を見せる「勇者である」シリーズ世界を描いた作品です。 主人公の憑依樹ちゃんは男性的人格を保ちながらも芯は弱く、周囲に依存しやすいTS少女。何度も挫けそうになりながらも温かい姉や友人達に励まされ、少しずつ前に進んでいきます。大事な人たちとの暖かな交流を描くほのぼのパートと、周囲の大人達の思惑や四国結界の外から襲い来る怪物「バーテックス」達による影響を描くシリアスパートの落差がはっきりしており、緩急のついた展開で物語が牽引されていきます。TSモノとしては憑依樹ちゃんががなかなか男性的自意識を喪失せず、女の子同士のふれあいに相応に恥ずかしがる姿を見せるなど、TSモノとしての「おいしい」シーンも散見されます。初々しいTS少女が好きな方、温かな日常と厳しい状況の板ばさみを楽しみたい方にオススメです。▼読む際の注意事項など 作者様が「エ○ァのシン○を参考にした」と感想欄で仰るとおり、主人公は決して毅然と困難に立ち向かえる「強い」人ではありません。むしろ悩み、ネガティブな感情に何度も挫けそうになりながらも温かな日常と居場所を与えてくれる人たちに「繋ぎとめられている」少女です。なのでそういった後ろ向きな面を見せる主人公が苦手な方にはオススメはできません。が、「それでも前に進もうとするのが良い」「むしろTS少女がそうやって悶えるの可愛くね?」な方には大変良い作品となっています。興味があれば是非ご一読下さい!
推薦:八河 野蕪 評価:★ (参考になった:16/ならなかった:3)
同原作推薦一覧