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推薦作品:1940年ローマオリンピック 原作:オリジナル:歴史/戦記
作者によれば、僅かな違いをどれだけ大きなムーブメントにできるか、という挑戦であるとのこと。少々地味な文体ではあるが、あるいはあの谷甲州の長寿シリーズ『覇者の戦塵』のような。史実に即して現実的に描写... (全文表示)
作者によれば、僅かな違いをどれだけ大きなムーブメントにできるか、という挑戦であるとのこと。少々地味な文体ではあるが、あるいはあの谷甲州の長寿シリーズ『覇者の戦塵』のような。史実に即して現実的に描写し、しかも転生者等ファンタジー要素は一切無し。リアリスト気味の自分からするとかなり嬉しい。まだたった4話ではあるが、大いに今後が期待できるものだと思う。▼読む際の注意事項など「内政なんかどうでもええ!俺はただ戦争して勝利する爽快感溢れる話が読みたいんだ!」という方には向かないかもしれません。
推薦:C6N2 評価:★ (参考になった:10/ならなかった:1)
推薦作品:私、メリーさん。47日後に逢いに行きます 原作:オリジナル:現代/ホラー
都市伝説でお馴染みメリーさんを取り扱った創作は数多くあり、こちらの作品もタイトル通りメリーさんを扱った作品といえます。またこういった創作物のメリーさんといえば元ネタ通り恐ろしい存在だったり普通の女... (全文表示)
都市伝説でお馴染みメリーさんを取り扱った創作は数多くあり、こちらの作品もタイトル通りメリーさんを扱った作品といえます。またこういった創作物のメリーさんといえば元ネタ通り恐ろしい存在だったり普通の女の子だったりチョロインだったりポンコツだったりと幅広く存在します。今回紹介させていただくこちらの作品もなかなか変わった性格をしたメリーさんが登場します。なんと、電話口の向こう側の相手に対して、日本各所の観光スポットを紹介するというDJ風メリーさんという奇抜なキャラクターとなっているのですが・・・この作品のキモはそういったキャラクターの個性ではなく、ひとつの物語としての構成の上手さなのでしょうね。一人の男とDJ風メリーさんの、電話越しのコミカルな会話から始まり、徐々にヒモ解かれていくメリーさんの真意や、別れの挨拶の意味。細かなところに散らばった伏線など、完成度が高い。この作品のタグにも書いてあることなのですが、全文一万字程度の文章量なので直ぐに読み切ることが出来るにも関わらず起承転結がしっかりしており、文章自体も読みやすい印象を受けました。読もうと思えば10分で読み切れるし、もう一度読み返せばなた新しい発見もあるやもしれません。心にそっと寄り添ってくれるような余韻の残る、おすすめの一篇です。▼読む際の注意事項など
推薦:ロスタイマー 評価:★ (参考になった:122/ならなかった:4)
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