舞台はアインクラッドが100層まで攻略された後の、ifの世界。SAOとフロム・ソフトウェアのクロスオーバーです。ただのクロスオーバーではなく、深いバックグラウンドのあるオリ主、ゲームの登場人物として...
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　舞台はアインクラッドが100層まで攻略された後の、ifの世界。SAOとフロム・ソフトウェアのクロスオーバーです。ただのクロスオーバーではなく、深いバックグラウンドのあるオリ主、ゲームの登場人物として出てくるフロムのキャラ、ifの世界線上で悩み苦しみながら戦うSAOのキャラがブレンドされて、退廃的ながらもどこか美しい作品です。

　加えて物凄いのは作者の文章力。文学小説ばりの美しい表現も、シリアスもコメディーも幅広く味わえます。また、伏線も至るところにあり、文章量が多いですが、読んでいてとても面白いです。

　裏切り、死、絶望、拷問は多く出てくるものの、だからこそ、人の尊さとは何か、人間である意味、等を考えさせられます。

▼読む際の注意事項など
　グロい描写や、思わず顔を覆ってしまうような展開が多いです。また、特にSAOキャラは性格に作者の解釈が加わっていたり、結構ひどい目に会うことが多々あります。そういう感じの物が苦手な人は、避ける...といっても読んで欲しいので...覚悟して読むことをお勧めします。ある程度まで来ると慣れますし、伏線が明らかになっていくのが面白くなって、気にならなくなるかもしれません。
　また、後半につれて、原作・オリジナル関わらず、キャラがめちゃくちゃ増えます。

今作は、PSVita専用ソフト《ソードアート・オンライン ホロウ・フラグメント》を元にした二次創作です。
分岐点は、75層。キリトとヒースクリフのラストバトルは、 相打ちという結果に終わってしまう。...
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今作は、PSVita専用ソフト《ソードアート・オンライン ホロウ・フラグメント》を元にした二次創作です。
分岐点は、75層。キリトとヒースクリフのラストバトルは、 相打ちという結果に終わってしまう。キリトを失った上、ゲームもクリアされない。困惑する彼らの待ち受けていたのは、無慈悲にも開かれた次の層への道だった。キリトの死によって変わるアスナの行動そんな彼女を心配するリズベット達、英雄や指揮する者を失った攻略組。
ゲームクリアは絶望的でも、それを誰も口にはしない。
そんな中攻略組に現れたのは、アスナ達が驚愕する程に、キリトの面影を感じる、黒い装備の少年だった。攻略組に喧嘩を売り、周りを見下し、現実を突き付ける。けど、そんな中にあるのは、この世界のプレイヤー全てを助けようとする、彼なりの優しさだった。
そんな彼のカーソルの隣りには、三日月に座る黒猫のマークがあったのだ。彼が抱えるものとは。守りたい、『約束』とは。

今作品は、戦闘描写よりも、心理描写に魅力を感じるところが多い。オリ主をはじめ、原作のキャラクター達にもそれぞれの葛藤があり、思いがあり、選ぶべき道があって。とても惹かれる部分が多いです。感情移入しやすいと思います。

▼読む際の注意事項など

『キリトがいないから読まない』とか、『どうせキリト2号の二番煎じものだろ』と言った理由で嫌うのは損だと思いますので、まず読んでみましょう。
キリトの活躍なら、原作で見れます。この作品では、オリジナルの主人公と、周りのキャラクター達の成長物語として読んでいただけたらと思います。
アニメやラノベとは違う、別の物語です。是非オススメしたい。