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推薦作品:ネオドミノのテッペンに立ちたくて 原作:原作:遊戯王
主人公、相川雄二は平々凡々とした男であった。程々の学校を出て、程々の企業に入り、学生時代から比べ熱量は落ちたが、たまの趣味として遊戯王を愛する男であった。センチュリオンを召喚し、「赤き竜」を繰り出... (全文表示)
主人公、相川雄二は平々凡々とした男であった。程々の学校を出て、程々の企業に入り、学生時代から比べ熱量は落ちたが、たまの趣味として遊戯王を愛する男であった。センチュリオンを召喚し、「赤き竜」を繰り出し、相手ターンに(規制前の)「レッドデーモンズカラミティ」を繰り出すという先行ロックデッキを愛用する極々平凡な男であった。相川雄二という男はセンチュリオンのイラストに魅入られ、何気ない日々を繰り返す、自他ともに認める「画面外モブ」のような人生を過ごしていた。 しかし、ある日、そんな日常は一転する。目が覚めるとそこはネオドミノシティ!彼はデュエルアカデミア高等部に通う「相川雄二」として5d’sの世界に転生(?)していたのだ!そして、転生と共に手の中にあった物は10年先に生まれるはずのウルトラパワーカード満載の愛用デッキ!「後攻なら手札誘発を持ってない方が悪い」といわれるほどの魔境の未来世界のデッキを携え、圧倒的パワーカードによる俺TUEEEEストーリーが、今 始まらなかった!!! そもそも赤き竜やらカラミティ&その関連カードは5d’sの物語の根幹!!なのでデッキのほとんどのカードは転生と同時に消失!センチュリオン関連以外歯抜けのデッキを補おうにも転生先の自分が使っていたデッキは罠魔法オンリーという尖がりに尖ったデッキ!しかも転生と共についてきたカードの精霊達によってパックを剥けども剥けどもモンスターは一向に出てこない!デッキの中のモンスターはプリメラ、トゥルーデア、エメトⅦの3枚と騎士皇レガーティアのみ!!! されどめげない!折れない!決闘者として生まれ変わったからには、その本能のままに、この世界において「テッペン」を目指す! この物語は、画面外モブだったある一人の男がネオドミノのテッペンを目指す物語。 マスターデュエル2周年という節目で、遊戯王というコンテンツに触れる多くの方が多くいらっしゃると思いますが、本作品は「アニメ遊戯王5d’s」、「遊戯王タッグフォース」、「マスターデュエル」という3つのコンテンツをクロスオーバーさせた作品です。(「マスターデュエル」の要素は初期ではセンチュリオンカードのみとなっています) この作品の主軸となっているセンチュリオンのカテゴリーですが(カテゴリ単体では)決してハチャメチャなぶっ壊れというわけではなく、「アニメとかで出てくるオリカ」として考えられるくらいのパワーバランスで、また上記あらすじの通りの制限により、ただの俺TUEEEでは終わらない深みのあるストーリーを読むことができ、どのようにでデュエルが進むのかを楽しく読み進めることができます。 肝心となるデュエルのシーンはカードの効果説明を文章の羅列のみで済ませず、キャラの会話と地の文のバランスがとれた内容で解説し、非常に読みやすい内容となっており、巧みなストーリー展開で、なぜデュエルをするのかという理由づけも納得できるものになっています。 タッグフォースの魅力的なキャラとアカデミアという舞台での活躍、遊星やチーム5d’sとの絡みや物語への介入、センチュリオン達、精霊との絆等々見どころも多く、本作品は「遊戯王の小説を読みたい!」という方に自信をもってお勧めできる作品です。▼読む際の注意事項など 本作はオリ主介入ものであり、露骨なアンチ要素はありませんが、未来カードによる無双展開も一部あるためそのような展開を好まない方にはあまりおすすめできないものとなっています。 また、アニメ5d’s本編のネタバレが随所にあるため、本編の視聴をおすすめいたします。
推薦:ウルテラ 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
推薦作品:遊戯王Wings「神に見放された決闘者」 原作:原作:遊戯王
今まで、なろう、ハーメルン、カクヨムに多大なる時間をかけて来た廃人だが、ここまで熱い作品はなかなか無いと断言できる。遊戯王の2次創作は描写が難しく、カード効果などをいちいち書いていると、その度に... (全文表示)
今まで、なろう、ハーメルン、カクヨムに多大なる時間をかけて来た廃人だが、ここまで熱い作品はなかなか無いと断言できる。遊戯王の2次創作は描写が難しく、カード効果などをいちいち書いていると、その度にストーリーが一時停止してしまう。だが、この作品にはそれが無い。アニメ版のように分かりやすく、簡潔なカード効果はストーリーに滑らかさを与えている。そしてこの作品で特に素晴らしいのはストーリーだ。アニメの遊戯王は無印、GX、5Dsと見てきたが、そのどれとも違う全く新しいストーリーが綴られている。主人公はいわゆる「持たざる者」。実力はあるが、認められず、燻っている。その主人公が迷い、悩み、苦しみ、そして最後に勝利を掴む。こんな熱いストーリーは他には無いだろう。バトル展開も圧倒的だ。追い詰められ、逆転したかと思えばまた崖っ淵まで追い込まれる。その一進一退の攻防は目が離せない。それらの要素を支えるキャラクターも遊戯王らしくて良い。遊戯王らしいヒロイン、親友、敵。だが彼らは深い何かを抱えている。それこそがキャラクターに厚みを持たせるのだ。▼読む際の注意事項など面白すぎてハマり過ぎないように、注意すべきだ。
推薦:ヤッカン 評価:★ (参考になった:45/ならなかった:13)
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