これはある少年のお話。神を喰らい人を救い続けた救世主のお話。その果てに何を得たのか誰にもわからない英雄のお話。　▼　時は2072年、極東支部初の新型神機適合者が発見されてから少しの時が経った頃。主人公の少年が住む極東支部に、本部からの視察団が到着した所から物語は始まる。極東支部の外部居住区に住む少年は興味本意で視察団に会いに行こうとするのだが、そんな時に外部居住区に異変が起こる。▼　少年の捩じれていく命運、「砂時計」はここから流れ出し…

あの日以来、俺は理不尽な死亡に囚われてしまった。それを回避するための方法を考えつつ、もう別に良いんじゃないかなと半分諦めながらも（死にながら）生き抜いていく物語である。