推薦作品:底辺キング 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
とある理由で、選抜レース最下位のウマ娘ばかりを引き受けるトレーナー。当然全く勝てず、たまに未勝利戦に勝てるのみ。底辺呼ばわりされるのは自分のせいだけではないのに、担当ウマ娘の才能を信じ、一勝でももぎ... (全文表示)
とある理由で、選抜レース最下位のウマ娘ばかりを引き受けるトレーナー。当然全く勝てず、たまに未勝利戦に勝てるのみ。底辺呼ばわりされるのは自分のせいだけではないのに、担当ウマ娘の才能を信じ、一勝でももぎ取ろうとしていました。自身の心を犠牲にして。 そんなギリギリの状態の中、選抜レースに破れたキングヘイローとであいました。キングの負けても折れない不屈の心に感化され、トレーナーが失いつつあった「心」に火を付けてくれました。 そうしてキングとトレーナーが、共に励まし合い、共に慰め合い、辛く険しい道を突き進んでいきます。 キングとトレーナーの関係性が本当にすばらしく、思わず没頭して読みきってしまいました。何度か泣いてしまいました……良すぎます。 また、オリジナルウマ娘との関係性もすばらしいです。 無口で一見何を考えているのか分からない「カレンモエ」やトレーナーに堂々と「一勝できたからどうでもいい」とトレーニングをサボり、週末どこかにいってしまう「ダイアナヘイロー」、癖ウマ娘が揃っています。 トレーナーはウマ娘たち一人ひとりを尊重し、彼女たちの力になるよう、寄り添っていきます。このトレーナー、本当に神すぎないですか……?甘やかしてるわけでは全くなく、言動も厳しいんですが、真の教育者とは彼のことを言うのだと思います。 そしてこれだけ有能で素晴らしいトレーナーなのに「なぜ最下位のウマ娘ばかり引き受けているのか」 ……涙あり感動あり、最高の作品に仕上がっています。ぜひ読んでみて、トレーナーの軌跡を確認してください。
推薦:愉悦部出身 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
推薦作品:ギースにガンプラ 原作:原作:ガンダムビルドファイターズトライ
▼始めにこの作品はギース様が転生される物語ではありません。▼あらすじガンプラバトルのフィールドに突如現れた「悪夢」…その「悪夢」は大地より烈風を放ち、攻撃を捌き投げ飛ばし、MSを倒してしまった... (全文表示)
▼始めにこの作品はギース様が転生される物語ではありません。▼あらすじガンプラバトルのフィールドに突如現れた「悪夢」…その「悪夢」は大地より烈風を放ち、攻撃を捌き投げ飛ばし、MSを倒してしまった。それを見たある者は呻く。「ガンプラバトル……、じゃねえ!?」これはサウスタウンの帝王をガンプラバトルで再現するという、とち狂った夢を持ってしまった男(32歳)の物語である。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など「ガンダムビルドファイターズトライ」の本編終了後の世界を舞台として、オリ主が「ガンプラバトル」でSNKの格闘ゲームに登場するキャラクター、サウスタウンの帝王「ギース・ハワード」の再現に挑む物語です。本編完結しております。この作品の面白いところは3つ、1つ目は疑問点に対する説得力です。「なぜ主人公は再現が可能と思ったのか」「技の数々をどう再現するのか」「そもそもMSと混ざって参加して大丈夫なのか」…話が進むにつれ次々と出てくる、疑問に対する解答が見事なんです。双方の作品に存在するネタが組み合わさることで生まれた独自設定には、アニメ本編に採用されてもいいのではと思ってしまうほどの説得力が生まれております。2つ目は作中に出てくる数々の小ネタにあります。ギース・ハワードが絡むSNKの格闘ゲーム作品の大小様々な、ゲームに留まらず漫画版のディープなネタまで飛び出します。そしてガンダム作品に関するネタも負けてはおらず、何かしらでクスリとすること請け合いです。そして3つ目、作品全体の印象として明るく、熱い作品だということです。先に挙げた小ネタが各所に散らばっているためにシリアス風な場面でもどこかしらで笑えて、展開の速さでダレることなく話が進みます。主人公の馬鹿げた夢に邁進する熱さと勢いで、自分はストレスを感じることなく読めました。トライの世界観を知っていて、かつて硬貨や財布片手にゲーセンへ行ったことのある人にはおすすめできる作品だと思います。▼読む際の注意事項など面白い点に挙げた小ネタについて、どちらかと言えばSNK作品の知識が多く問われます。その内容も結構多岐にわたるので、分かりづらいネタも多いかと思います。雰囲気についてもツッコみたくなるシーンがありますが、いずれもやんわり受けとめた方が楽しめます。
推薦:dhuran 評価:★ (参考になった:57/ならなかった:6)
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