推薦作品:ソウル・オブ・ゼファー 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
最近ウマ娘の二次創作が増えています。純粋にウマ娘化されているキャラの作品を書く者。架空の馬を作り上げ、それをウマ娘化し、作品を書く者。そして、実在した馬から設定を作り上げ、ウマ娘化し、作品を書く者。... (全文表示)
最近ウマ娘の二次創作が増えています。純粋にウマ娘化されているキャラの作品を書く者。架空の馬を作り上げ、それをウマ娘化し、作品を書く者。そして、実在した馬から設定を作り上げ、ウマ娘化し、作品を書く者。この作品は「実在した馬から設定を作り上げ、ウマ娘化して書いている」という作品です。少し、史実の話をしましょう。馬はヤマニンゼファー。父にニホンピロウイナー。シンボリルドルフの時代にて、シンボリルドルフが中・長距離の皇帝であるならば、ニホンピロウイナーはマイルの皇帝。あの七冠馬にして皇帝と呼ばれるシンボリルドルフが唯一、後塵を拝する馬、ニホンピロウイナー。そんな彼がヤマニンゼファーの父です。では、ヤマニンゼファーはどうか、と言いますと、こちらも当時伝説を残した馬です。流石に多くを語ると、今後の執筆活動に支障が出ると思いますので少なめにしますが、親子揃って同じG1の冠をかぶっていますし、同一G1連覇、そして父が成し遂げることが出来なかったとあるレースまで勝利しました。その活躍を持って、そよ風(ゼファー)というには強烈過ぎた、という言葉をJRAから送られております。因みに、ウマ娘化されている馬で戦ったことのある馬には、有名なレースでは、サクラバクシンオー、ニシノフラワーという名馬がいます。いずれ、どこかで出てくるかもしれません。又、タイトルの「ソウル・オブ・ゼファー」は直仔と母父ヤマニンゼファーの産駒が出る競争においてほぼ必ずと言ってもいいほど掲げられた「ゼファー魂」という横断幕からかもしれません。タイトルからも愛が溢れるこの作品、良ければ一緒に読んでいきませんか?以上、ウマ娘から入った新米競馬ファンの推薦でした。▼読む際の注意事項など最初はオリジナルのウマ娘が出てきますので、その辺りはご了承を。
推薦:桜花(仮) 評価:★ (参考になった:8/ならなかった:0)
推薦作品:ハルオ「動けメカゴジラ」 原作:原作:ゴジラ
本編では要塞のままゴジラに葬られたメカゴジラですが、この作品では本来のメカゴジラの姿で真っ向からゴジラと激突します。タイトルに反して内容は非常に濃厚で、両怪獣が繰り広げる死闘は思わず息することを忘れ... (全文表示)
本編では要塞のままゴジラに葬られたメカゴジラですが、この作品では本来のメカゴジラの姿で真っ向からゴジラと激突します。タイトルに反して内容は非常に濃厚で、両怪獣が繰り広げる死闘は思わず息することを忘れてしまう程までに熱く、手に汗を握ってしまいます。設定で示唆されていた武装を使ってゴジラを攻め、更には互角以上の肉弾戦でゴジラを追い詰めていく姿は、映画公開前の予告や宣伝から多くの人がイメージしたであろうメカゴジラそのままです。更に本作は、単純にゴジラとメカゴジラとの怪獣プロレスを組み込むだけでなく、物語の前半で主人公であるハルオ達周辺の意識や考え方、行動にも手が加えられています。その為、本編にあった人間とビルサルドの価値観の違いによるズレや強引な展開などが、ある程度納得できる形、或いは無くなっていたりと「再構成」ならではの問題点解消や物語の改変が施されている。他にも本編の随所に、小説版の前日譚によく見られた「歴代ゴジラ映画に出てきた台詞」が散りばめられています。オマージュ要素もありますが、作品内でその台詞が発せられる場面も相俟って、ゴジラを良く知る人だけでなく、良く知らない人でも不思議なくらいピッタリと物語にハマります。映画本編では見ることができなかった「ゴジラの姿」を模ったメカゴジラの雄姿と映画以上に荒ぶるゴジラとの激闘。これだけでも十分なのですが、オリジナルの流れなのに本編でも考えられそうな締め方なのがまた、短編でありながら思わず続きを期待してしまいます。2018年12月23日、本作世界観での「星を喰う者」の再構成である「地球を継ぐもの」が投稿されました。本作世界観からの続きである為、最初から映画とは大きく異なる展開ですが、この話でも「再構成」ならではの改変や新たな解釈が大胆且つ緻密に描かれています。圧倒的な強さを誇るギドラに対してゴジラ、そしてハルオ達とフツアの民は持てる力と地球に残された力全てを尽くして、地球の未来を賭けた最終決戦を挑みます。▼読む際の注意事項など・作者は本編を知らない人が読むことを考えて、前書き含めて解説を書いていますが、それでも映画本編を見ていた方がより理解しやすいと思います。・小説版を意識しているのか、改行が少ないため、人によっては読みにくいかもしれない。
推薦:冴龍 評価:★ (参考になった:25/ならなかった:1)
同原作推薦一覧