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推薦作品:からかい上手の高木さん~Extra stories~ 原作:原作:からかい上手の高木さん
消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると想いが実る...。もしも西片が見たのが、高木さんの消しゴムの「ろうかみろ」の文字ではなく「西片」の文字だったら——。原作「からかい上手の高木さん」の「... (全文表示)
消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると想いが実る...。もしも西片が見たのが、高木さんの消しゴムの「ろうかみろ」の文字ではなく「西片」の文字だったら——。原作「からかい上手の高木さん」の「もしもあの時〇〇していたら」が盛り沢山に盛り込まれた良作。読者目から見ても何を考えているかわかりにくい高木さんの心理描写のレベルも高度なもので、この作品を読んでから原作に立ち返ってみるとまた違った楽しみ方が出来る。「からかう」。この西片と高木さんを繋ぐ行為を軸に、切なく、中学生らしい稚拙で素敵な恋愛を目にしたあなたまでもが、その甘酸っぱさに心が温まるでしょう。▼読む際の注意事項などもちろん原作既読推奨。というか読んでないと高木さんというキャラの持つ愛らしさ、西片というキャラの持ついじらしさが伝わりにくい可能性もあるので本当に本当に原作既読推奨。
推薦:魚の骨は喉に刺さると危ない 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:1)
推薦作品:斯く想う故我在り 原作:オリジナル:現代/冒険・バトル
主人公はヒロインの生き方に憧れ、ヒロインは主人公の生き方に憧れる。それだけ聞くと普通のラブストーリーにでも発展しそうではあるのだが、そうは問屋が卸さないのが柳之助クォリティである。「こんな自分の生... (全文表示)
主人公はヒロインの生き方に憧れ、ヒロインは主人公の生き方に憧れる。それだけ聞くと普通のラブストーリーにでも発展しそうではあるのだが、そうは問屋が卸さないのが柳之助クォリティである。「こんな自分の生き方に、憧れの彼(彼女)が憧れているなんて許せない」そんな理由で主人公とヒロインが本気で殺し合う、それが殺し愛、即ち柳之助クオリティ。基本的に柳之助さんの作品全部に言えることだが、台詞回しが絶妙で、かっこいい。最高のタイミングで、最高にカッコいいことを言ってくれる主人公、ヒロイン、その他で、その度に読者の心は揺さぶられっぱなしである。また日常と非日常の書き分けが綺麗で、上手く切り替えているし、自然に導入されていて、先ほどまでの日常的シーンと、急に起こる非日常のシーンのつなぎに違和感を覚えない。そして何より、設定とキャラが上手くかみ合っていて、キャラクターの魅力を最大限に生かしていると思う。この設定だからこそ、このキャラはこう動く、と言うのが非常にわかりやすい。メインキャラクターだけでなく、敵側の心情描写まであるので、ぽっとでのやられキャラと言うのは居らず、敵味方区別なく感情移入することができる。そしてだからこそ、お互いの想いをぶつけ合う戦闘は最高に盛り上がるのだと思う。
推薦:水代 評価:★ (参考になった:15/ならなかった:4)
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