推薦作品:バッドランド・サガ 原作:オリジナル:ファンタジー/日常
オリジナル。主人公のスキルやカリスマmax以外は、よくある立身出世もの。スキルについての掘り込みもさほどなく、RPG感も薄い、古い伝記ものを読まさられている気分にさせられる。しかし葬送のフリーレンのよ... (全文表示)
オリジナル。主人公のスキルやカリスマmax以外は、よくある立身出世もの。スキルについての掘り込みもさほどなく、RPG感も薄い、古い伝記ものを読まさられている気分にさせられる。しかし葬送のフリーレンのような、という枕詞をつければ今の人でも手に取ってもらえるのではないか。非ライトノベル的な丁寧な話の進め方は、逆に今からいくらでも世界を広げられる期待や、キャラクターたちのさらなる魅力的な一面を今か今かと楽しみになるもので、好ましい。連載がこのまま続くなら追って損ない作品だと思う。▼読む際の注意事項などいわゆるボーイミーツガールものではない感じなのでイチャラブメインや戦闘メインで見たい人には向かないかも。領地経営や開発パート多め。
推薦:pop181 評価:★ (参考になった:3/ならなかった:2)
推薦作品:甲子園の空は、ただ蒼く。 原作:オリジナル:現代/スポーツ
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160km... (全文表示)
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160kmの直球も、天高く舞い上がるホームランの描写も一切ない球児の目に見えない泥くさい努力にスポットを当てるニッチな魅力が溢れている作品です。このような作品が生まれるところにWeb創作の力を感じました。本作を読むと、2019年イチロー引退会見の「MLBは頭を使わない野球になってしまっている」「日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい」という言葉が思い浮かびます。確かに最近の現代野球の流れとして名作マネーボールに始まった野球の数値化により、単純に球速とスピンレートの向上を追い求めていく投手と、統計理論によるスタンドを超える打球だけを追求した効率的なバッティングの、只管に理論的な「空振りかホームラン」の動かない野球が目に見えるようになった。そんな現代野球で「データには一切現れない」技を駆使していく、本作の主人公たちはとても新鮮で自分に野球の魅力を再認識させてくれました。1シーンに切り取った作中に、WARでは表すことが出来ない野球人の生き様が描かれます。(同じ紹介を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:4/ならなかった:1)
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