まず最初に、主人公は何の力も持ってはいません。鬼殺隊の一員でも、無惨から血を分けてもらった鬼の一人でもなく、単なる一般人です。
　そんな一般人の主人公が愛したのは、とある鬼でした。

　彼は本編で...
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　まず最初に、主人公は何の力も持ってはいません。鬼殺隊の一員でも、無惨から血を分けてもらった鬼の一人でもなく、単なる一般人です。
　そんな一般人の主人公が愛したのは、とある鬼でした。

　彼は本編でとある女性と出会うこととなります。皆さんご存知、無惨様です。最初の頃は思わずニヤッとしてしまう描写も多いのです。初々しい無惨様、カワイイ！
　――しかし、回を追うごとに、段々と雲行きが怪しくなってきます。ネタバレになってしまいますが、無惨様は最終的には死んでしまいます。
　しかし、彼女は鬼殺隊に頸を斬られたのではありません。彼女は、愛に死んだ、いや、愛に死ねたのです。

　死んだしまった最愛の彼女を想い、主人公はとある決断をします。その行為は無惨様がもっとも嫌う男の『変化』です。それについては、本編を参照してくださるとありがたいです。


▼読む際の注意事項など

こういうとヒジョーにダメなのですが……まあ、ぶっちゃけ言うと文面が少しお粗末な部分があります。最初の方でそれに挫けてしまう方も多いかもしれませんが、どうか読んでくださるとありがたいです。

あらすじより
　海と暮らす少女が、ある事件をきっかけに鬼殺の道を歩み始める。これは、（主にかまぼこ隊の）仲間たちとの絆と、殺意の物語。

　オリジナルの主人公、大海原汐を原作のストーリーに交えながら...
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あらすじより
　海と暮らす少女が、ある事件をきっかけに鬼殺の道を歩み始める。これは、（主にかまぼこ隊の）仲間たちとの絆と、殺意の物語。

　オリジナルの主人公、大海原汐を原作のストーリーに交えながら話が進んでいく作品です。
　魅力なのが「こんなキャラクター、原作にいそう」「こういう場面は原作でもありそう」と思わせるようなオリジナルのキャラクターの描写や場面展開があること。
　原作にはいないキャラのはずなのに、読んでいてそのキャラがそこにいるのが自然に感じさせられるところがすごいところです。
　文章も丁寧なので読みにくいということは無いと思います。

　鬼滅の刃という作品独特の雰囲気を読んでいて違和感なく感じられる二次創作です。

　個人的に好きなところは、オリキャラの心理描写をしっかりと描きつつも、それと対比するように原作キャラの魅力を引き出しているところですね。

　原作の空気感・雰囲気が好きな人におすすめの作品です。


▼読む際の注意事項など
　原作にいても違和感のないオリキャラが魅力的な一方で、序盤の数話はオリキャラのバックボーンを語るための話になっています。そのため、早く原作に絡んだ話が読みたいという人にはじれったく感じるかもしれません。
　また、女性主人公で、原作主人公の炭治郎との軽い恋愛描写が今後展開されると予想されるので、苦手な方は注意が必要かと。